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ライダ様との出会いから現在まで
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「どうやってこの屋敷に入ったのです? そして、何故私の部屋に?」
「ああ。僕を見るなりすぐに門衛が通したさ」
流石に王族にお引き取りくださいとは言えなかったのだろう。
だけれど、うちの使用人は許可を出さないだろう。
「そうですか。それで、何をしに来られたんですか?」
「相変わらず冷たいなぁ君は。僕から足を運んであげているのにその態度とは、心底生意気な娘だ」
自らの地位しか誇れる能がないのだろうか。
心底生意気な男だ。
「はやく質問に答えてもらってもよろしいですか?」
「この間の話の続きだよ。僕の婚約者になってくれ」
「またその話ですか」
「僕は君の父のことも尊敬しているし、何より君を初めて見たときに惚れてしまったんだよ」
そんな嘘に騙される人がいるのだろうか。
最初から私たちの領地目当ての癖に。
そもそも言っていることの矛盾も多い。
この間はそんなこと言ってすらいなかった。
「どうしたんですかお姉様」
この声は……
「チェルシー、どうしてきたの」
話に夢中で全然気がつかなかった。
「やあ、チェルシー」
「どうも、ライダ様」
ちょっと待って……。
どうしてチェルシーがこの男のことを知っているの。
「ああ。僕を見るなりすぐに門衛が通したさ」
流石に王族にお引き取りくださいとは言えなかったのだろう。
だけれど、うちの使用人は許可を出さないだろう。
「そうですか。それで、何をしに来られたんですか?」
「相変わらず冷たいなぁ君は。僕から足を運んであげているのにその態度とは、心底生意気な娘だ」
自らの地位しか誇れる能がないのだろうか。
心底生意気な男だ。
「はやく質問に答えてもらってもよろしいですか?」
「この間の話の続きだよ。僕の婚約者になってくれ」
「またその話ですか」
「僕は君の父のことも尊敬しているし、何より君を初めて見たときに惚れてしまったんだよ」
そんな嘘に騙される人がいるのだろうか。
最初から私たちの領地目当ての癖に。
そもそも言っていることの矛盾も多い。
この間はそんなこと言ってすらいなかった。
「どうしたんですかお姉様」
この声は……
「チェルシー、どうしてきたの」
話に夢中で全然気がつかなかった。
「やあ、チェルシー」
「どうも、ライダ様」
ちょっと待って……。
どうしてチェルシーがこの男のことを知っているの。
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