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第1章 ココどこですか?
情報の収集は笑顔から…のはずだ!!
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熊はいい家に住んでいた。
憧れの【ログハウス】だ。しかも、かなり大きいログハウスは地下一階三階建ての立派なものだ。
キョウは相変わらず煩いが、
第一村人となれば、交流は大切だ。
泡を吹いていたのに、すっかり元気そうなのだ。
と、なれば聞きたい事は沢山ある。
『はい。仰せのままに何事もご下命ください。』
時代劇のような喋り方がこの村のやり方なのか。
『村長でおられる方とお知り合いになれて本当に幸運でした。是非とも色々ご教授願いたい。』
ん?
握手のつもりで差し出した手を握って額を付けるとは。
これはプロポーズとかに使用する方法だった気がするが。ウィンドリアでは違うのか?
『はぁ、ここまでくると既に喜劇だな。矢作は馬鹿と紙一重の天才か。』
キョウの癖にお世辞まで言うとは。
耳の中から動けなくて、困っているな。
(はぁぁ。。何で私がコヤツの所に行く様に選ばれたかわかったわ。こんなに明後日の方向に進むヤツは私程に神狼でなくてはな。)
キョウよりも今は熊だ。
熊からの重要情報を纏めると
この村は【守り人の村】であり、彼は村長。
森は入口付近以外は、侵入禁止。
そして、大切なのはココからだ。
『この森の素材はこの世界において貴重な品々ばかりです。』
これぞ、チャンス到来だ。
『では、こちらの品物なら村長はお幾らでお買い求め下さりますか?』
収納庫OPEN
俺の取り出したのは。。
食べれる草木(美味なもの三種類)
各種の薬草(初期レベルのもの)数種類
苦労して作った茶器・皿等
堆肥(乾燥してあるモノのみ)
何より苦労した【紙】
草木から作れると知ったのは、総務部主催のセミナーからだ。
これはかなり苦労した自信作だ。
机の上のみならず、床に広げた品々は
こちらでは幾らの値がつくのだろうか?
バナナっぽいモノから、かなりの匂いが広がっている。
ん?
扉から小さな頭がこちらを覗いていた。
まさか。。の人間の子供?!!
『く、熊じゃない。生態系が混沌か。』
『いや、お前ほどの混沌はないよ。』
キョウのツッコミを答えられない程のショックだ。
まさかの人間の子供たちとは。、
人間が大人になると熊になるのか?!!
混乱する俺は家の周りが大変な事になっているのに気づかなかった。
*** ベン視点(熊??の名前)***
目が覚めて再び失神しそうな状況に、予感が広がる。
〚目覚め〛
必死の思いで起き上がるも疑問と不安に押し潰されそうだ。
何故、我が家に?
何故、森から無事に帰れたのか?
何故、御使い様がココに?
何故、私を見てにこやかに笑っておられるのか?(笑顔なのに冷や汗が出る理由も知りたい。。本当に怖い)
『熊殿、気絶されていたのでご自宅へお届けに上がったのだ。体調はいかがかな?』
『も、申し訳ありません。お助け下さったのにお礼が遅れました。体調は既に全快しております。御使い様、わざわざ我が家までお越しくださり幸甚の極みです。』
慌ててベットから降りて平伏するも、肩を叩かれて。
『そんなにお礼を言われる程の事はありません。少しばかり世情の疎くて色々ご教授願いたいのですが。』
そこからの怒涛の質問攻めに必死に答えていただけなのに。
何故この様な事になったのだろうか?
床に無造作に置かれた
神様の食べ物と言われる高価な品物
伝承でしか知らない貴重すぎる薬草達
何で作られたか予想出来ない器達
そして
極めつけが【ドレン】
広がる芳香に家の周りに村人全てだけではなく
森から大型獣が我が家の周りに集っていた。森の奥深くに住むと言われる伝承の獣の姿もある。
【ドレン】
芳香だけで30年の寿命を伸ばす
1口食べればどんな病や怪我も治す
1000年誰も見た者がない伝説の食べ物
伝承の獣の好物と言われる(但し真実かは疑問が残る)
真実でした…
再び失神しかけたベンの苦労はまだ始まったばかりだ。
憧れの【ログハウス】だ。しかも、かなり大きいログハウスは地下一階三階建ての立派なものだ。
キョウは相変わらず煩いが、
第一村人となれば、交流は大切だ。
泡を吹いていたのに、すっかり元気そうなのだ。
と、なれば聞きたい事は沢山ある。
『はい。仰せのままに何事もご下命ください。』
時代劇のような喋り方がこの村のやり方なのか。
『村長でおられる方とお知り合いになれて本当に幸運でした。是非とも色々ご教授願いたい。』
ん?
握手のつもりで差し出した手を握って額を付けるとは。
これはプロポーズとかに使用する方法だった気がするが。ウィンドリアでは違うのか?
『はぁ、ここまでくると既に喜劇だな。矢作は馬鹿と紙一重の天才か。』
キョウの癖にお世辞まで言うとは。
耳の中から動けなくて、困っているな。
(はぁぁ。。何で私がコヤツの所に行く様に選ばれたかわかったわ。こんなに明後日の方向に進むヤツは私程に神狼でなくてはな。)
キョウよりも今は熊だ。
熊からの重要情報を纏めると
この村は【守り人の村】であり、彼は村長。
森は入口付近以外は、侵入禁止。
そして、大切なのはココからだ。
『この森の素材はこの世界において貴重な品々ばかりです。』
これぞ、チャンス到来だ。
『では、こちらの品物なら村長はお幾らでお買い求め下さりますか?』
収納庫OPEN
俺の取り出したのは。。
食べれる草木(美味なもの三種類)
各種の薬草(初期レベルのもの)数種類
苦労して作った茶器・皿等
堆肥(乾燥してあるモノのみ)
何より苦労した【紙】
草木から作れると知ったのは、総務部主催のセミナーからだ。
これはかなり苦労した自信作だ。
机の上のみならず、床に広げた品々は
こちらでは幾らの値がつくのだろうか?
バナナっぽいモノから、かなりの匂いが広がっている。
ん?
扉から小さな頭がこちらを覗いていた。
まさか。。の人間の子供?!!
『く、熊じゃない。生態系が混沌か。』
『いや、お前ほどの混沌はないよ。』
キョウのツッコミを答えられない程のショックだ。
まさかの人間の子供たちとは。、
人間が大人になると熊になるのか?!!
混乱する俺は家の周りが大変な事になっているのに気づかなかった。
*** ベン視点(熊??の名前)***
目が覚めて再び失神しそうな状況に、予感が広がる。
〚目覚め〛
必死の思いで起き上がるも疑問と不安に押し潰されそうだ。
何故、我が家に?
何故、森から無事に帰れたのか?
何故、御使い様がココに?
何故、私を見てにこやかに笑っておられるのか?(笑顔なのに冷や汗が出る理由も知りたい。。本当に怖い)
『熊殿、気絶されていたのでご自宅へお届けに上がったのだ。体調はいかがかな?』
『も、申し訳ありません。お助け下さったのにお礼が遅れました。体調は既に全快しております。御使い様、わざわざ我が家までお越しくださり幸甚の極みです。』
慌ててベットから降りて平伏するも、肩を叩かれて。
『そんなにお礼を言われる程の事はありません。少しばかり世情の疎くて色々ご教授願いたいのですが。』
そこからの怒涛の質問攻めに必死に答えていただけなのに。
何故この様な事になったのだろうか?
床に無造作に置かれた
神様の食べ物と言われる高価な品物
伝承でしか知らない貴重すぎる薬草達
何で作られたか予想出来ない器達
そして
極めつけが【ドレン】
広がる芳香に家の周りに村人全てだけではなく
森から大型獣が我が家の周りに集っていた。森の奥深くに住むと言われる伝承の獣の姿もある。
【ドレン】
芳香だけで30年の寿命を伸ばす
1口食べればどんな病や怪我も治す
1000年誰も見た者がない伝説の食べ物
伝承の獣の好物と言われる(但し真実かは疑問が残る)
真実でした…
再び失神しかけたベンの苦労はまだ始まったばかりだ。
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