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第1章 ココどこですか?
行商人の正体を探れ!!
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商売とは、信頼の上に成り立つものだ。
例え売り物が沢山あったとしても、それを急いで売りたい気持ちが満載でも(後払いを早く終えたい…)それは変わらない。
では、この事態はどうすれば良いのか。
俺にしては珍しく迷いの中にある。
『何を躊躇う。さっさと売り払ってその金で色々やるべき事があるだろう。』
キョウは通常運転だ。
こんな風に単純に生きれたら楽だろうな。
『むっ!!お前またもや失礼な事を考えていただろう。しかし、何を迷うやら。
相手はこんなに殊勝な態度なのに。』
はぁ。
この悩みは村長ともキョウとも相容れない。でも、こんな風に下出に出る人間を
俺は警戒してきた。
それはここでも変わらない。
『ラッセルさん。貴方の仰る事は分かりました。でも、少しだけ時間を下さい。』
『勿論ですとも。我々は貴方のような取引相手様に出会えて大変幸運です。何時まででもお待ちします。』
決定打だ。
ラッセルさんが席を外すのを待ってため息をつく。こんな圧倒的資材不足にいつまでも待つと簡単に言うなんて。
彼は信用出来ない。
今1度村長を呼んで、話を聞かなければ。
いや、待てよ。
それよりも強い味方がいるではないか。
彼らを頼れば…。
新しい家が建つのはまだ先だ。
でも、なるべく早く支払いを済ませて引越ししたい。
考え込む俺の元に駆け寄る影が3つ。
村長の子供たちだ。
村長の家に居候して、人生で初めて子供と友人になった。
異世界に来て良かったよ。
村長の家の子供たちは3人いる。
長男 ベノン 12歳
長女 ララ 8歳
次男 ソノン 5歳
ベノンは父親似のしっかり者で、少し頑固だ。ララはフィーリングが1番の感性派で頭は一番良い。ソノンはまだ幼く甘えん坊だ。だが、どうやら能力が1番あるらしい。
どんな能力かは知らないが。(秘密らしい)
隠している事を暴くのはご法度だ。
俺の経験からの信念だ。
良い所に来てくれた。3人に頼みたい事があったのだ。
『ベノン、ララ、ソノン美味しいお菓子があるから部屋まで来てくれないか?』
この間、台所を借りて作ったクッキーモドキ。発売前に試食を頼む相手はいつもこの3人だ。
何故なら3人は最も正直で辛辣な顧客なのだ。大人達は色々思惑があって当てにならない。
子供の舌は侮れないのだ。
3人には何度も頼んでいるので、慣れた様子で俺の部屋に来て、すぐさまクッキーを夢中で頬張る。
笑顔満面の様子だ。
よしよし、今回も好評のようだな。
『美味しい』『もっと!!』『少し甘すぎる気がしますが癖になります』
ララ、ソノン、ベノンの順に答えてくれたが、それぞれの個性がそのまま出ている。
3人とたわいも無い話をしながらお菓子を食べていたら…
やっと、部屋の外の気配は居なくなったので肩の力を抜いた。
俺がラッセルさんとの交渉が終わってから誰かに付けられていたからな。
いや、もしかするともっと前からか。
情報収集は商人の基本だ。
だが、これはマイナス点しかつかない。草薙君なら反省文5枚だな。
気配が無くなったのを確認して、話題を振った。
『今日来てたラッセルさんて、甘い物好きかな。いつも来てるんだろ?』
『うん!おじさんは甘い物だーい好きだよ。
それにいつもおっきな声で凄くうるさいの。』ソノンが口の中をいっぱいにしながら言えば。
『ラッセルさんはいつもは、お酒の方が好きかもしれません。でも、お母さんが作るお菓子も昔は食べてたけど。』
ベノンの情報はいつも確かだ。
『ええーー。お母さんがお菓子作ってくれた事なんて無いじゃない!!なんでお客様にしか作ってくれないの!!』
ララは別方向にご立腹中だ。
『だって、今はそれどころじゃないから。
でも、矢作のおじさんが来てくれたから、こんなに美味しいもの食べれるんだから他の村よりずっと幸せなんだよ。』
お兄ちゃん振りを発揮するベノンの言葉に胸がチクリと痛む。
圧倒的資材不足はこんな所にも影を落としているんだな。
やっぱり取引はどうしてもしたい。
近隣の村にも物資が行き渡るようにしたい。
今までの3人の情報をまとめると、
【お酒好き甘い物好きで大声で話す】だな。
これは、今会ったラッセルさんと全く重ならない。まさか変装した別人なのか?
『お菓子を用意したのだけど、食べなかったんだよ。元気なかったのかな?』
そう、俺は交渉のテーブルに見かけないタイプのお菓子を用意した。勿論、それも次の一手のつもりだったのに目もくれなかったのだ。
『だって、一緒に居た人が怖いからよ。
ラッセルさんはいつも1人で来たから。』
!!!
そうか。監視役が一緒だったのか。
もしかすると、お菓子を食べなかったのは、ラッセルさんなりに何かを知らせる合図だったのかもしれない。
と、なれば一緒の人物を探らなければならない。一見、温厚そうな青年だったのに。
(熊の村長見て少し怯んでたから、思えばその時から怪しかったのか。)
どうすれば良いのだろう。
黙り込む俺に子供たちが名案を授けてくれた。
『ラッセルさんが1人になる時に話せばいいんじゃないの?』
『ララ、そんな簡単には』
『でも、おじさんだっておトイレくらい1人で行くわ。』
ララとベノンの言い合いは続いていたが、名案を思いついた。
この作戦ならば、ラッセルさんをおびきだせるだろう。
よし!!
それにしても子供たちには感謝しかない。
『お菓子の感想をいつもありがとう。今日は色々話せて楽しかったよ。お礼にクッキーを1袋づつあげよう。ただし!!』
目の前にクッキーの袋を3つ取り出してテーブルに置いた。
クッキーの袋から目が離せない3人に話を続けた。
『今夜は早く寝るように。』
3人はちょっと不服そうに、でも手にはしっかりとクッキーを持って部屋から出ていった。
『おい、矢作。ラッセルを1人にする方法なんて本当にあるのか?』
キョウの質問には笑みで返した。
後は今夜のお楽しみだ。
『いや、だからお前の笑みは既に1つの攻撃スキルに近くてな。、おい!!話をきいているのか?』
通常運転の賑やかなキョウは放っておいて、今夜の仕込みをしなければ。
見つけてから約3ヶ月。
アレがそろそろ完成する頃合だからな。
*** 転移後72時間後の日本***
『だから、神木先輩は無断欠勤するような人ではありません。会社として捜索願いを出した方が良いです。』
『草薙。お前はアホか。
アイツのやってた案件は、今日決済やで。
それをビシッと決めるのが上司の勤めだろ。』
『青木課長!!安否確認より案件ですか?
神木先輩は身寄りがないんです。
会社が動かなければ。』
『あああ、煩い!!アイツが何かあるようなタマか!!それより草薙。お前の抱えてる案件をさっさとまとめろ!』
ビルの屋上に上がった草薙は、壊れかけの柵を揺らして物置小屋の中に入る。
雑然と様々な道具が並んだ隅にあるプランターにヤカンで水をかける。
水が跳ねて、草薙のスーツのズボンを濡らしていたが全く気にする様子はなかった。
『神木先輩。先輩の大切にしているプランターのプチトマトと大葉はちゃんと水遣りしています。だから、早く帰ってきてください。
今なら反省文10枚でも書きますから。。』
最後は少しかすれ声になっていたけれど、誰も聞いている者はいなかった。
例え売り物が沢山あったとしても、それを急いで売りたい気持ちが満載でも(後払いを早く終えたい…)それは変わらない。
では、この事態はどうすれば良いのか。
俺にしては珍しく迷いの中にある。
『何を躊躇う。さっさと売り払ってその金で色々やるべき事があるだろう。』
キョウは通常運転だ。
こんな風に単純に生きれたら楽だろうな。
『むっ!!お前またもや失礼な事を考えていただろう。しかし、何を迷うやら。
相手はこんなに殊勝な態度なのに。』
はぁ。
この悩みは村長ともキョウとも相容れない。でも、こんな風に下出に出る人間を
俺は警戒してきた。
それはここでも変わらない。
『ラッセルさん。貴方の仰る事は分かりました。でも、少しだけ時間を下さい。』
『勿論ですとも。我々は貴方のような取引相手様に出会えて大変幸運です。何時まででもお待ちします。』
決定打だ。
ラッセルさんが席を外すのを待ってため息をつく。こんな圧倒的資材不足にいつまでも待つと簡単に言うなんて。
彼は信用出来ない。
今1度村長を呼んで、話を聞かなければ。
いや、待てよ。
それよりも強い味方がいるではないか。
彼らを頼れば…。
新しい家が建つのはまだ先だ。
でも、なるべく早く支払いを済ませて引越ししたい。
考え込む俺の元に駆け寄る影が3つ。
村長の子供たちだ。
村長の家に居候して、人生で初めて子供と友人になった。
異世界に来て良かったよ。
村長の家の子供たちは3人いる。
長男 ベノン 12歳
長女 ララ 8歳
次男 ソノン 5歳
ベノンは父親似のしっかり者で、少し頑固だ。ララはフィーリングが1番の感性派で頭は一番良い。ソノンはまだ幼く甘えん坊だ。だが、どうやら能力が1番あるらしい。
どんな能力かは知らないが。(秘密らしい)
隠している事を暴くのはご法度だ。
俺の経験からの信念だ。
良い所に来てくれた。3人に頼みたい事があったのだ。
『ベノン、ララ、ソノン美味しいお菓子があるから部屋まで来てくれないか?』
この間、台所を借りて作ったクッキーモドキ。発売前に試食を頼む相手はいつもこの3人だ。
何故なら3人は最も正直で辛辣な顧客なのだ。大人達は色々思惑があって当てにならない。
子供の舌は侮れないのだ。
3人には何度も頼んでいるので、慣れた様子で俺の部屋に来て、すぐさまクッキーを夢中で頬張る。
笑顔満面の様子だ。
よしよし、今回も好評のようだな。
『美味しい』『もっと!!』『少し甘すぎる気がしますが癖になります』
ララ、ソノン、ベノンの順に答えてくれたが、それぞれの個性がそのまま出ている。
3人とたわいも無い話をしながらお菓子を食べていたら…
やっと、部屋の外の気配は居なくなったので肩の力を抜いた。
俺がラッセルさんとの交渉が終わってから誰かに付けられていたからな。
いや、もしかするともっと前からか。
情報収集は商人の基本だ。
だが、これはマイナス点しかつかない。草薙君なら反省文5枚だな。
気配が無くなったのを確認して、話題を振った。
『今日来てたラッセルさんて、甘い物好きかな。いつも来てるんだろ?』
『うん!おじさんは甘い物だーい好きだよ。
それにいつもおっきな声で凄くうるさいの。』ソノンが口の中をいっぱいにしながら言えば。
『ラッセルさんはいつもは、お酒の方が好きかもしれません。でも、お母さんが作るお菓子も昔は食べてたけど。』
ベノンの情報はいつも確かだ。
『ええーー。お母さんがお菓子作ってくれた事なんて無いじゃない!!なんでお客様にしか作ってくれないの!!』
ララは別方向にご立腹中だ。
『だって、今はそれどころじゃないから。
でも、矢作のおじさんが来てくれたから、こんなに美味しいもの食べれるんだから他の村よりずっと幸せなんだよ。』
お兄ちゃん振りを発揮するベノンの言葉に胸がチクリと痛む。
圧倒的資材不足はこんな所にも影を落としているんだな。
やっぱり取引はどうしてもしたい。
近隣の村にも物資が行き渡るようにしたい。
今までの3人の情報をまとめると、
【お酒好き甘い物好きで大声で話す】だな。
これは、今会ったラッセルさんと全く重ならない。まさか変装した別人なのか?
『お菓子を用意したのだけど、食べなかったんだよ。元気なかったのかな?』
そう、俺は交渉のテーブルに見かけないタイプのお菓子を用意した。勿論、それも次の一手のつもりだったのに目もくれなかったのだ。
『だって、一緒に居た人が怖いからよ。
ラッセルさんはいつも1人で来たから。』
!!!
そうか。監視役が一緒だったのか。
もしかすると、お菓子を食べなかったのは、ラッセルさんなりに何かを知らせる合図だったのかもしれない。
と、なれば一緒の人物を探らなければならない。一見、温厚そうな青年だったのに。
(熊の村長見て少し怯んでたから、思えばその時から怪しかったのか。)
どうすれば良いのだろう。
黙り込む俺に子供たちが名案を授けてくれた。
『ラッセルさんが1人になる時に話せばいいんじゃないの?』
『ララ、そんな簡単には』
『でも、おじさんだっておトイレくらい1人で行くわ。』
ララとベノンの言い合いは続いていたが、名案を思いついた。
この作戦ならば、ラッセルさんをおびきだせるだろう。
よし!!
それにしても子供たちには感謝しかない。
『お菓子の感想をいつもありがとう。今日は色々話せて楽しかったよ。お礼にクッキーを1袋づつあげよう。ただし!!』
目の前にクッキーの袋を3つ取り出してテーブルに置いた。
クッキーの袋から目が離せない3人に話を続けた。
『今夜は早く寝るように。』
3人はちょっと不服そうに、でも手にはしっかりとクッキーを持って部屋から出ていった。
『おい、矢作。ラッセルを1人にする方法なんて本当にあるのか?』
キョウの質問には笑みで返した。
後は今夜のお楽しみだ。
『いや、だからお前の笑みは既に1つの攻撃スキルに近くてな。、おい!!話をきいているのか?』
通常運転の賑やかなキョウは放っておいて、今夜の仕込みをしなければ。
見つけてから約3ヶ月。
アレがそろそろ完成する頃合だからな。
*** 転移後72時間後の日本***
『だから、神木先輩は無断欠勤するような人ではありません。会社として捜索願いを出した方が良いです。』
『草薙。お前はアホか。
アイツのやってた案件は、今日決済やで。
それをビシッと決めるのが上司の勤めだろ。』
『青木課長!!安否確認より案件ですか?
神木先輩は身寄りがないんです。
会社が動かなければ。』
『あああ、煩い!!アイツが何かあるようなタマか!!それより草薙。お前の抱えてる案件をさっさとまとめろ!』
ビルの屋上に上がった草薙は、壊れかけの柵を揺らして物置小屋の中に入る。
雑然と様々な道具が並んだ隅にあるプランターにヤカンで水をかける。
水が跳ねて、草薙のスーツのズボンを濡らしていたが全く気にする様子はなかった。
『神木先輩。先輩の大切にしているプランターのプチトマトと大葉はちゃんと水遣りしています。だから、早く帰ってきてください。
今なら反省文10枚でも書きますから。。』
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