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第2章 矢作、村を出る?!
本気の矢作は、止まりません?!
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深い森は人を拒み続けていた。
深い深い森の奥深くその大穴は突然現れた。
草木ひとつ無い、抉れたような大穴。
底を暗闇が覆っていて、その中は伺いしれない。
しかし、それを見るものは今までいなかった。
そう、今まで。
『やはりだ。間違いないな。』
嚮導の声が響く。
『召喚の跡に違いない。そしてそれはある意味成功して、ある意味失敗したな。』
魄の声は苦々しさを漂わせていた。
『。。そうだな。だとすれば草薙はその影響で落ちたのか?』
生き物の気配のない場所には、2匹の姿しかいない。だが、それをそっと覗いている者がいるのに2匹は気づいていない。
『違うな。矢作さんの力が影響してこの召喚自体が狂ったのだ。だから召喚者も無事では居られまい。
奴はどうなったやら。』
暫く沈黙が続いた後、突如2人の姿が消えた。まるで最初からいなかったように…。
***矢作視点***
『印刷技術です。』
俺の言葉にキョトンとするコルバ。印刷という言葉自体存在しないのかもしれない。
だが、ゴーラン商会を叩き潰すためにはこの戦いは絶対に引くことが出来ない。
そのためには、絶対【印刷技術】は外せないのだ。
(もう二度とやらない)女装で得た情報から、目玉商品は決まった。
薬草と石鹸だ。
試作品も完成していた。
もちろん、石鹸は跳馬亭で使ったアレだ。
そして薬草はもちろん、高尾のお出柄だ。
コルバ達の作った家の中央部分の畑はそれはそれは驚くべきで出来栄えだった。
珍しい薬草だけじゃない。奇跡の薬草と言われるモノも数種類あった。
高尾に尋ねたら
『土の中に眠っていたから、声掛けたら芽を出してくれた。』と。
うーむ。高尾は本当に天才だ。
うちの子、凄いだろ!!と草薙に自慢したら『はいはい。またはしまった。』とあしらわれた。
悔しかったから『始まった、だ。濁点がいつもオカシイぞ!!』と指摘しておいた。
最近、指摘する度に徹夜を恐れてビクッとなる姿が入社当時を思い出して少し笑える。
奇跡の薬草を売りに出す訳にはいかない。
普通の薬草で良いのだ。
売りたい相手に合わせて商品作りをする。
それは商売の基本だ。
だとすれば、誰でも手が出せるそんな価格帯にしたい。
種類は【傷薬】【熱冷まし】【下痢止め】の3種類の薬草だ。そして薬草だけでなく、薬として製薬したモノも用意した。
こちらは少し価格が高い。だが、製薬するのは高尾だ。出来栄えを見せたら、ラッセルさんが腰を抜かしてたから大丈夫だろう。ラッセル商店の自信作だ。
しかし、目玉商品のみではゴーラン商会を叩き潰せない。
徹底的にやるためには印刷技術が欠かせないのだ。
「先輩!!まずは印刷技術の説明しなきゃダメですよ。この世界の人に【木版印刷】とか言っても理解出来ないから。
そうだ!!あれを見せれば一発かも」
だいぶ上達した言語はどうした?
草薙は俺と話す時は、すぐに日本語になる。こいつのサボり癖かと思っていたが最近、何か違う気がしてきた。
召喚の違い。
キョウが言っていた言葉がふと甦る。
少し気になる。そう思って草薙の顔色を伺っていたら…。
『先輩、自信もて、やれる、できるよー』
。。。大丈夫だな。
能天気な草薙の声に考え事をやめた。
やっぱり気の所為だな。
『コルバ、草薙の言う通りコレを見てくれ。百聞は一見にしかずだな。』
木版印刷は、木彫りにインクをぬって紙をおいて擦るやり方。
学校の図工の時間にやった記憶がある。
俺が取り出してテーブルに置いたのは、昨日作った木彫り。
薬売りに必要なのは取り扱い説明書。
信頼こそ商売。
なのに、この世界にはトリセツがない。
まさかの薬売りでもだ!!
有り得ない…。間違えば薬は毒にもなる。
だから、薬の取り扱いは慎重でなければならない。
そこで考えたのが【絵で分かるトリセツ】だ。この世界の識字率は低い。子供でも分かる…ココがポイントだ。
1日1回 ご飯の後 1つ飲む。
それを絵にしてみた。
元々、絵を描くのは得意な方だ。その絵を彫刻にして木彫りの完成だ。
ただ、これにはコルバの作ってくれた彫刻刀がなければ不可能だった。
さすが作り師だな。
みんなの反応は、どうだ??
あれ、分かりにくかったかな。
反応がない。。
後はインクや印刷技術の説明をするだけと
思ってたのに、俺の絵ダメか。
『おい、草薙。やっぱり俺の絵じゃ分からないのかな。』と尋ねたら、肩を竦めた草薙が態とらしくため息をついた。
『はぁぁ、やっば先輩、ぱかですね。みなさん固まってます。先輩のきほりのうまさ責任です』
腹立たしいけど、まあ励ましてくれたのか。お世辞とは珍しいなぁ。
でも作戦はまだまだあるんだ。
もうソロソロ、固まるのヤメテくれないかなぁ。。
***ジル視点***
はぁ。
朝からため息ばかりだ。
この所、いや矢作さんとであってからため息の出る事態が続いている。
無論、嬉しい悲鳴という奴だ。
南地区の爆発は上手くやったはずだ。
まあ、後はキセが何とかするだろうからこちらは心配ない。
ラッセル殿の拉致もルフが偶然助けた事で解決した。した…はずだったのに。
全てはココから始まったのだ。
そう、矢作さんを本気で怒らせたのだ。
本気の彼は、暴れ馬も真っ青だ。
そもそも我々と別行動になった途端、跳馬亭の大改造から始まって(勝手に跳馬亭に行ってたのには驚いたが…)北区の大改造までしたのだ。スラム街の住人で矢作さんの事知らない人間は居ない。北区の救い主。(そんなあだ名はまだ良い方だ。)
続いては、彼がコルバ達に頼んで作った拠点が、またもや大変な騒ぎになっている。
【漆喰の壁】
【福建土楼】
聞いた事のない技術の巨大な家が、突然街の中に現れたのだ。騒ぎにならない方がどうかしてる。
とうとう我が家【仁】からも、問い合わせの嵐だ。
しかし、もし彼らが中を見る機会があったら、考えるのも恐ろしい(あの…高尾殿の畑はもう論外だ。)
近頃、矢作さんへの五家の圧力は更に強まり各家へ取り込む為の刺客の数は3倍になっている。
更には王からの招集は強権発動が、起きる可能性が高まったっている。
あぁ、考えただけで頭が痛い。
その巨大な拠点のたった一つの入口は
【ラッセル商店】だ。
ラッセルさんを主人とした店構えは、この首都で最大となった。
中に入れば、更には驚きは続く。
豪華な商品棚はあの作り師のコルバ殿が担当した(彼はこの世界随一の鍛冶屋だ。)
この見慣れない陳列は、見やすさ抜群だ。
奥にはソファや机があり、商談スペースという名の客間がある。
こんなモノ見た事も聞いた事もない。
品揃えはあの高尾殿手作り、価格は庶民価格、更には大問題の【取り扱い説明書】付きときた。
はぁぁ。ため息くらい許させるだろう。
あの矢作さんの書かれた【絵】のレベルは
もう驚き過ぎて誰も反応出来なかった。
一目で分かる
誰でも理解出来る
その上、画家の様なレベルの絵が。。
まさかの無料!!!!
新技術、印刷技術で作ったのに。
もう一度言いたい。
無料なんて有り得ない!!!!
『矢作さん、あまりにも安すぎませんか?』
驚きのあまり尋ねれば。
『利益率は計算済みですが、目的はそれではありません。
大切なのはゴーラン商会に圧倒的勝利するとこ。
本当はそう言いたいですが、実は違います。
この首都を歩き回りました。庶民の暮らしは大変厳しい。僅かな傷も高熱もただ只管寝てるしかない。俺はそんな優しくない世界は嫌なのです。
小さな子供たちが安心して暮らせる世界が良い。その手伝いをしたい。微力でも。』
。。。
私にも見えていた。
道端に寝転ぶ子供たちの姿が。
僅かな傷が命取りになり、親のない子供が溢れたこの街の現実を。
胸の中がいっぱいになり言葉が出ない。
何か、言わなければ。でも見て見ぬふりをしてきた自分に嫌気が差して言葉にならないのだ。
その時。
『矢作さん、私のやる事をください!!』
何か決意した目をしたルフさんが立ち上がり叫んだのをみて、ベンもコルバ達も高尾も、そして私も立ち上がって叫んだ。
『私も、私も何でもやります。』と。
でも、矢作さんは更に斜め上へと行く気だったようだ。
『もちろん、ご協力お願いします。
次の作戦は…』
深い深い森の奥深くその大穴は突然現れた。
草木ひとつ無い、抉れたような大穴。
底を暗闇が覆っていて、その中は伺いしれない。
しかし、それを見るものは今までいなかった。
そう、今まで。
『やはりだ。間違いないな。』
嚮導の声が響く。
『召喚の跡に違いない。そしてそれはある意味成功して、ある意味失敗したな。』
魄の声は苦々しさを漂わせていた。
『。。そうだな。だとすれば草薙はその影響で落ちたのか?』
生き物の気配のない場所には、2匹の姿しかいない。だが、それをそっと覗いている者がいるのに2匹は気づいていない。
『違うな。矢作さんの力が影響してこの召喚自体が狂ったのだ。だから召喚者も無事では居られまい。
奴はどうなったやら。』
暫く沈黙が続いた後、突如2人の姿が消えた。まるで最初からいなかったように…。
***矢作視点***
『印刷技術です。』
俺の言葉にキョトンとするコルバ。印刷という言葉自体存在しないのかもしれない。
だが、ゴーラン商会を叩き潰すためにはこの戦いは絶対に引くことが出来ない。
そのためには、絶対【印刷技術】は外せないのだ。
(もう二度とやらない)女装で得た情報から、目玉商品は決まった。
薬草と石鹸だ。
試作品も完成していた。
もちろん、石鹸は跳馬亭で使ったアレだ。
そして薬草はもちろん、高尾のお出柄だ。
コルバ達の作った家の中央部分の畑はそれはそれは驚くべきで出来栄えだった。
珍しい薬草だけじゃない。奇跡の薬草と言われるモノも数種類あった。
高尾に尋ねたら
『土の中に眠っていたから、声掛けたら芽を出してくれた。』と。
うーむ。高尾は本当に天才だ。
うちの子、凄いだろ!!と草薙に自慢したら『はいはい。またはしまった。』とあしらわれた。
悔しかったから『始まった、だ。濁点がいつもオカシイぞ!!』と指摘しておいた。
最近、指摘する度に徹夜を恐れてビクッとなる姿が入社当時を思い出して少し笑える。
奇跡の薬草を売りに出す訳にはいかない。
普通の薬草で良いのだ。
売りたい相手に合わせて商品作りをする。
それは商売の基本だ。
だとすれば、誰でも手が出せるそんな価格帯にしたい。
種類は【傷薬】【熱冷まし】【下痢止め】の3種類の薬草だ。そして薬草だけでなく、薬として製薬したモノも用意した。
こちらは少し価格が高い。だが、製薬するのは高尾だ。出来栄えを見せたら、ラッセルさんが腰を抜かしてたから大丈夫だろう。ラッセル商店の自信作だ。
しかし、目玉商品のみではゴーラン商会を叩き潰せない。
徹底的にやるためには印刷技術が欠かせないのだ。
「先輩!!まずは印刷技術の説明しなきゃダメですよ。この世界の人に【木版印刷】とか言っても理解出来ないから。
そうだ!!あれを見せれば一発かも」
だいぶ上達した言語はどうした?
草薙は俺と話す時は、すぐに日本語になる。こいつのサボり癖かと思っていたが最近、何か違う気がしてきた。
召喚の違い。
キョウが言っていた言葉がふと甦る。
少し気になる。そう思って草薙の顔色を伺っていたら…。
『先輩、自信もて、やれる、できるよー』
。。。大丈夫だな。
能天気な草薙の声に考え事をやめた。
やっぱり気の所為だな。
『コルバ、草薙の言う通りコレを見てくれ。百聞は一見にしかずだな。』
木版印刷は、木彫りにインクをぬって紙をおいて擦るやり方。
学校の図工の時間にやった記憶がある。
俺が取り出してテーブルに置いたのは、昨日作った木彫り。
薬売りに必要なのは取り扱い説明書。
信頼こそ商売。
なのに、この世界にはトリセツがない。
まさかの薬売りでもだ!!
有り得ない…。間違えば薬は毒にもなる。
だから、薬の取り扱いは慎重でなければならない。
そこで考えたのが【絵で分かるトリセツ】だ。この世界の識字率は低い。子供でも分かる…ココがポイントだ。
1日1回 ご飯の後 1つ飲む。
それを絵にしてみた。
元々、絵を描くのは得意な方だ。その絵を彫刻にして木彫りの完成だ。
ただ、これにはコルバの作ってくれた彫刻刀がなければ不可能だった。
さすが作り師だな。
みんなの反応は、どうだ??
あれ、分かりにくかったかな。
反応がない。。
後はインクや印刷技術の説明をするだけと
思ってたのに、俺の絵ダメか。
『おい、草薙。やっぱり俺の絵じゃ分からないのかな。』と尋ねたら、肩を竦めた草薙が態とらしくため息をついた。
『はぁぁ、やっば先輩、ぱかですね。みなさん固まってます。先輩のきほりのうまさ責任です』
腹立たしいけど、まあ励ましてくれたのか。お世辞とは珍しいなぁ。
でも作戦はまだまだあるんだ。
もうソロソロ、固まるのヤメテくれないかなぁ。。
***ジル視点***
はぁ。
朝からため息ばかりだ。
この所、いや矢作さんとであってからため息の出る事態が続いている。
無論、嬉しい悲鳴という奴だ。
南地区の爆発は上手くやったはずだ。
まあ、後はキセが何とかするだろうからこちらは心配ない。
ラッセル殿の拉致もルフが偶然助けた事で解決した。した…はずだったのに。
全てはココから始まったのだ。
そう、矢作さんを本気で怒らせたのだ。
本気の彼は、暴れ馬も真っ青だ。
そもそも我々と別行動になった途端、跳馬亭の大改造から始まって(勝手に跳馬亭に行ってたのには驚いたが…)北区の大改造までしたのだ。スラム街の住人で矢作さんの事知らない人間は居ない。北区の救い主。(そんなあだ名はまだ良い方だ。)
続いては、彼がコルバ達に頼んで作った拠点が、またもや大変な騒ぎになっている。
【漆喰の壁】
【福建土楼】
聞いた事のない技術の巨大な家が、突然街の中に現れたのだ。騒ぎにならない方がどうかしてる。
とうとう我が家【仁】からも、問い合わせの嵐だ。
しかし、もし彼らが中を見る機会があったら、考えるのも恐ろしい(あの…高尾殿の畑はもう論外だ。)
近頃、矢作さんへの五家の圧力は更に強まり各家へ取り込む為の刺客の数は3倍になっている。
更には王からの招集は強権発動が、起きる可能性が高まったっている。
あぁ、考えただけで頭が痛い。
その巨大な拠点のたった一つの入口は
【ラッセル商店】だ。
ラッセルさんを主人とした店構えは、この首都で最大となった。
中に入れば、更には驚きは続く。
豪華な商品棚はあの作り師のコルバ殿が担当した(彼はこの世界随一の鍛冶屋だ。)
この見慣れない陳列は、見やすさ抜群だ。
奥にはソファや机があり、商談スペースという名の客間がある。
こんなモノ見た事も聞いた事もない。
品揃えはあの高尾殿手作り、価格は庶民価格、更には大問題の【取り扱い説明書】付きときた。
はぁぁ。ため息くらい許させるだろう。
あの矢作さんの書かれた【絵】のレベルは
もう驚き過ぎて誰も反応出来なかった。
一目で分かる
誰でも理解出来る
その上、画家の様なレベルの絵が。。
まさかの無料!!!!
新技術、印刷技術で作ったのに。
もう一度言いたい。
無料なんて有り得ない!!!!
『矢作さん、あまりにも安すぎませんか?』
驚きのあまり尋ねれば。
『利益率は計算済みですが、目的はそれではありません。
大切なのはゴーラン商会に圧倒的勝利するとこ。
本当はそう言いたいですが、実は違います。
この首都を歩き回りました。庶民の暮らしは大変厳しい。僅かな傷も高熱もただ只管寝てるしかない。俺はそんな優しくない世界は嫌なのです。
小さな子供たちが安心して暮らせる世界が良い。その手伝いをしたい。微力でも。』
。。。
私にも見えていた。
道端に寝転ぶ子供たちの姿が。
僅かな傷が命取りになり、親のない子供が溢れたこの街の現実を。
胸の中がいっぱいになり言葉が出ない。
何か、言わなければ。でも見て見ぬふりをしてきた自分に嫌気が差して言葉にならないのだ。
その時。
『矢作さん、私のやる事をください!!』
何か決意した目をしたルフさんが立ち上がり叫んだのをみて、ベンもコルバ達も高尾も、そして私も立ち上がって叫んだ。
『私も、私も何でもやります。』と。
でも、矢作さんは更に斜め上へと行く気だったようだ。
『もちろん、ご協力お願いします。
次の作戦は…』
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