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第2章 矢作、村を出る?!
目玉の登場?!
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ひとつのイベントを盛り上げるには。
コツは色々あるだろうけれど、俺のはひとつだけだ。
驚きとお得感‼️
【まずは主婦の心を掴め】それは新入社員当時に聞いた社長の言葉。
お財布の紐は全て主婦が握っている。
そして、主婦ほど紐の硬い財布の持ち主は居ないらしい。
その主婦を落とすのだ。それが全て。
今回のプレゼンはもちろん、主婦向けじゃない。
出来れば全ての首都の人達、いや首都の周りの近隣の人達も巻き込んだムーブメントにしたい。
この世界の衛生環境はかなり酷い。それで病気になる人は後を絶たない。
温泉ひとつで何をと、言うかもしれないが
とにかく水源が必要なのだ。
効用だってバカに出来ない。
清潔と効用。
2つが今回の1番大切なものだ。
非常に大切なモノを2つも持つ温泉だが、それでも主婦を釣るにはまだ足りない。
紐の硬い主婦ですらホイホイしてくれる何かが必要なのだ。
そこでコレだ!!
『ぴぃぃぃぃぃーーー。』
合図の口笛を吹くと、空がにわかに暗くなった。
しめしめ、みんな驚いているぞ。
やっぱりインパクトは大切だ。
1番大きな温泉に降りてきた1匹は羽を畳むとそのまま温泉に浸かった。
『クルルルル。』
喉を鳴らす姿に、日本で懐いていた雀を思い出して少し胸がギュッとした。ふふ、らしくないか。
『さあ、皆さん。これでこの温泉の効用が格段に上がりました。』
空から舞い降りてきたのは、竜!!なら良かったのだが現実ってそう上手くはいかない。雀が精一杯だ。
旅をしている時に、俺が鳥を捕まえようとした米(っぽい穀物、でも米と呼びたい)を撒いて罠を仕掛けていたら雀を捕まえた。食べるには小さいから逃がしたが、餌が美味かったらしくそれから、餌目的で懐かれた。
俺が怖くないのか?疑問に色々思うがまあ、雀だしな。
それから、度々来る雀をこっそり餌付けした。更には餌を色々と工夫していたら雀が何故かグレードアップしたのだ。
やたらと体もデカくなった。
「先輩!!これって雀じゃないですか?でも、大きさならもう恐竜サイズですよ!!やっぱり先輩は非常識だな。でも、もしかして異世界仕様なのかな。」
『草薙さん、仰ってる事は分かりませんがこのススメの大きさは、この世界でも大変な異常事態です。
何故ススメがこんな大きく…。矢作さん、危なくはないのですか?』
うーん、村長も草薙もこの可愛さが分からなとは。唯一、懐いた懐かしの鳥なのに。
異世界でも懐いたから、少し嬉しがっていたら高尾が良い事を教えてくれた。
(うちの子は優しくて賢い。ふふふ。
あ、待てよ。これでは父の私が負けるではないか。それは不味い…かな…いや、我が子が1番!!それで良い!!)
『矢作さん、この鳥は精霊に進化しました。その上、新たな能力まで開花しました。』
その時、高尾が続けて話してくれた能力とは【目を良くする】というモノ。
雀に近づくと、遠くまで見える目にする、と言う能力だ。
すげーじゃん。
『ぴぃぃ。』
しかも餌のおかげか俺にゾッコンなのだ。
(正確には俺の作った飯に…だけど)
この世界は危険が多い。その際に遠目が出来れば助かる命は増えるはず!!
浸かっただけでそんな効用のある温泉なら、大繁盛間違いなしだ。
何せ主婦とは【値引き】と【オマケ】が大好きなのだ。
この目玉の温泉を毎週1日だけ、お安くする。
そう言う作戦だ。
かなり嬉しそうに温泉に入る雀に、話しかけた。
『入るのは良いけど、お湯減らすなよ。』
一瞬、困ったような仕草をした雀が突然羽をバタバタを激しく羽ばたかせる。
おいおい。注意聞いてたか?
このままだと、効用があってもお湯なしになるよ。
参ったな。落ち着かせる為に餌をやるしか…ん?
あれは何だ?!
空の向こうから、何か凄いスピードで飛んでくる。
ええっ?
まさかの本物の竜!!
爆弾スピードの竜がそのまま温泉に突っ込んだ。
辺り一面に温泉の水が吹き飛んで、更に水が減った途端。
ぴゅぅぅぅ。
まるで間欠泉のように、水が空高く吹き出して温泉の中へと。
あ、溢れてみんなが溺れる!!
慌てた俺が温泉へと駆け寄ろうとして、濡れた足元にうっかりツルっと足を滑らした。
ぶつかる。。あれ、俺。。。
いつの間にか何故かジルが抱えていた。
やめろよ、俺は大人だぞ。と暴れたら。
『落ち着いてください。ススメと水神様で温泉の水量を調整されたようです。温泉は無事です。』ジルの柔らかな声にハッとした。
温泉には小さくなって普通のサイズになった雀と凄ーく小さくなった竜(雀と同じ大きさ)が浸かっていた。
胸を撫で下ろした俺はようやく回りを見るゆとりができた。
招待した人や、聞きつけて参加した近所の人達も皆、にこやかに笑っている。
更には女性の皆さんのハートを小さくなった2匹がグッと掴んだようで皆、顔を緩めてニコニコしていた。
『矢作さん、おかげ様で温泉の効用は更に増しました。いえ、それよりも伝説になったと言った方が良いでしょう。これで温泉は絶対に大人気となります。』
ラッセルさんの嬉しそうな声が後ろから聞こえてきた。
「先輩の目玉はめちゃくちゃです。でも、やっぱり凄いや。」と草薙もニヤニヤと雀達を眺めていた。そう言えば、小さい子がハマるようなキャラクターのキーホルダー持ってたな。草薙の目がハートだしな。
『さすが矢作さん。これで商会の悪評は完全に払拭されたと思います。水神様までお招きした場所にケチをつける事はこの世界では完全なるタブーですから。』
ジルさんにも笑顔が見える。
ふう、やれやれ。
目玉作戦は成功か。これでラッセル商会は磐石な地盤を得たということだな。
肩から力が抜けた。
これでルカサ語に集中して…あれ?
草薙??
陽気に笑っていた草薙が、急に自分の手を見つめたまま固まった。
「どうしたんだ。何をそんなに…」
そこまで話して俺も固まった。
何で草薙の手の先が透明になってるんだ?しかも顔色が真っ青で。
『『『草薙さん!!!』』』
皆の声がくぐもって聞こえる。
『早く運べ!!』
『医師を呼べ!!』
皆の素早い行動も目に入っているが、身体が動かない。
『矢作様、矢作様しっかりして下さい。草薙さんを助けられるのは貴方だけですよ!!』ジルの声が側からするが、頭に入らない。
草薙が、キエル?
草薙が…。
コツは色々あるだろうけれど、俺のはひとつだけだ。
驚きとお得感‼️
【まずは主婦の心を掴め】それは新入社員当時に聞いた社長の言葉。
お財布の紐は全て主婦が握っている。
そして、主婦ほど紐の硬い財布の持ち主は居ないらしい。
その主婦を落とすのだ。それが全て。
今回のプレゼンはもちろん、主婦向けじゃない。
出来れば全ての首都の人達、いや首都の周りの近隣の人達も巻き込んだムーブメントにしたい。
この世界の衛生環境はかなり酷い。それで病気になる人は後を絶たない。
温泉ひとつで何をと、言うかもしれないが
とにかく水源が必要なのだ。
効用だってバカに出来ない。
清潔と効用。
2つが今回の1番大切なものだ。
非常に大切なモノを2つも持つ温泉だが、それでも主婦を釣るにはまだ足りない。
紐の硬い主婦ですらホイホイしてくれる何かが必要なのだ。
そこでコレだ!!
『ぴぃぃぃぃぃーーー。』
合図の口笛を吹くと、空がにわかに暗くなった。
しめしめ、みんな驚いているぞ。
やっぱりインパクトは大切だ。
1番大きな温泉に降りてきた1匹は羽を畳むとそのまま温泉に浸かった。
『クルルルル。』
喉を鳴らす姿に、日本で懐いていた雀を思い出して少し胸がギュッとした。ふふ、らしくないか。
『さあ、皆さん。これでこの温泉の効用が格段に上がりました。』
空から舞い降りてきたのは、竜!!なら良かったのだが現実ってそう上手くはいかない。雀が精一杯だ。
旅をしている時に、俺が鳥を捕まえようとした米(っぽい穀物、でも米と呼びたい)を撒いて罠を仕掛けていたら雀を捕まえた。食べるには小さいから逃がしたが、餌が美味かったらしくそれから、餌目的で懐かれた。
俺が怖くないのか?疑問に色々思うがまあ、雀だしな。
それから、度々来る雀をこっそり餌付けした。更には餌を色々と工夫していたら雀が何故かグレードアップしたのだ。
やたらと体もデカくなった。
「先輩!!これって雀じゃないですか?でも、大きさならもう恐竜サイズですよ!!やっぱり先輩は非常識だな。でも、もしかして異世界仕様なのかな。」
『草薙さん、仰ってる事は分かりませんがこのススメの大きさは、この世界でも大変な異常事態です。
何故ススメがこんな大きく…。矢作さん、危なくはないのですか?』
うーん、村長も草薙もこの可愛さが分からなとは。唯一、懐いた懐かしの鳥なのに。
異世界でも懐いたから、少し嬉しがっていたら高尾が良い事を教えてくれた。
(うちの子は優しくて賢い。ふふふ。
あ、待てよ。これでは父の私が負けるではないか。それは不味い…かな…いや、我が子が1番!!それで良い!!)
『矢作さん、この鳥は精霊に進化しました。その上、新たな能力まで開花しました。』
その時、高尾が続けて話してくれた能力とは【目を良くする】というモノ。
雀に近づくと、遠くまで見える目にする、と言う能力だ。
すげーじゃん。
『ぴぃぃ。』
しかも餌のおかげか俺にゾッコンなのだ。
(正確には俺の作った飯に…だけど)
この世界は危険が多い。その際に遠目が出来れば助かる命は増えるはず!!
浸かっただけでそんな効用のある温泉なら、大繁盛間違いなしだ。
何せ主婦とは【値引き】と【オマケ】が大好きなのだ。
この目玉の温泉を毎週1日だけ、お安くする。
そう言う作戦だ。
かなり嬉しそうに温泉に入る雀に、話しかけた。
『入るのは良いけど、お湯減らすなよ。』
一瞬、困ったような仕草をした雀が突然羽をバタバタを激しく羽ばたかせる。
おいおい。注意聞いてたか?
このままだと、効用があってもお湯なしになるよ。
参ったな。落ち着かせる為に餌をやるしか…ん?
あれは何だ?!
空の向こうから、何か凄いスピードで飛んでくる。
ええっ?
まさかの本物の竜!!
爆弾スピードの竜がそのまま温泉に突っ込んだ。
辺り一面に温泉の水が吹き飛んで、更に水が減った途端。
ぴゅぅぅぅ。
まるで間欠泉のように、水が空高く吹き出して温泉の中へと。
あ、溢れてみんなが溺れる!!
慌てた俺が温泉へと駆け寄ろうとして、濡れた足元にうっかりツルっと足を滑らした。
ぶつかる。。あれ、俺。。。
いつの間にか何故かジルが抱えていた。
やめろよ、俺は大人だぞ。と暴れたら。
『落ち着いてください。ススメと水神様で温泉の水量を調整されたようです。温泉は無事です。』ジルの柔らかな声にハッとした。
温泉には小さくなって普通のサイズになった雀と凄ーく小さくなった竜(雀と同じ大きさ)が浸かっていた。
胸を撫で下ろした俺はようやく回りを見るゆとりができた。
招待した人や、聞きつけて参加した近所の人達も皆、にこやかに笑っている。
更には女性の皆さんのハートを小さくなった2匹がグッと掴んだようで皆、顔を緩めてニコニコしていた。
『矢作さん、おかげ様で温泉の効用は更に増しました。いえ、それよりも伝説になったと言った方が良いでしょう。これで温泉は絶対に大人気となります。』
ラッセルさんの嬉しそうな声が後ろから聞こえてきた。
「先輩の目玉はめちゃくちゃです。でも、やっぱり凄いや。」と草薙もニヤニヤと雀達を眺めていた。そう言えば、小さい子がハマるようなキャラクターのキーホルダー持ってたな。草薙の目がハートだしな。
『さすが矢作さん。これで商会の悪評は完全に払拭されたと思います。水神様までお招きした場所にケチをつける事はこの世界では完全なるタブーですから。』
ジルさんにも笑顔が見える。
ふう、やれやれ。
目玉作戦は成功か。これでラッセル商会は磐石な地盤を得たということだな。
肩から力が抜けた。
これでルカサ語に集中して…あれ?
草薙??
陽気に笑っていた草薙が、急に自分の手を見つめたまま固まった。
「どうしたんだ。何をそんなに…」
そこまで話して俺も固まった。
何で草薙の手の先が透明になってるんだ?しかも顔色が真っ青で。
『『『草薙さん!!!』』』
皆の声がくぐもって聞こえる。
『早く運べ!!』
『医師を呼べ!!』
皆の素早い行動も目に入っているが、身体が動かない。
『矢作様、矢作様しっかりして下さい。草薙さんを助けられるのは貴方だけですよ!!』ジルの声が側からするが、頭に入らない。
草薙が、キエル?
草薙が…。
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