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お泊まり温泉旅行 編
客室露天風呂
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ロビーでは、優しい笑顔の女性スタッフがチェックインの対応をしてくれた。いちおう芸能人(?)の私たちに配慮してくれたのだろうか、通路から少し死角になる白いテーブルへ案内される。
宿泊者の名前を記入する欄に私とかっきーのフルネームがあるのを見ると、本当に2人で泊まることを実感して、嬉しさと恥ずかしさがこみ上げてきた。
先に支払いを済ませると、2人分のカードキーを受け取った。
さくら「はい、これかっきーの分だよ」
遥香「ありがと。なんか、ほんとにお泊まりに来ちゃったって感じだね?」
さくら「ふふっ…私も同じこと考えてた」
微笑み合った後、私とかっきーは通路の本棚を眺めながら2階の部屋へ向かった。
私たちのお部屋は、大きいベッドが2つ並んだ木の床のお部屋。
ずいぶん広く感じると思ったら、この部屋にはテレビや電話が置かれていなかった。
本に囲まれたホテルというだけあって、読書に集中できるように配慮されているんだろう。
そして、部屋からは緑の山々が見えて、最高の眺めだった。
マウンテンビュー、という名前の部屋を付けられているのも納得だ。
2人でベランダに出ると、調べていた通り客室露天風呂があった。
遥香「すごーい!お風呂からの眺めも良さそうだね~」
お風呂を見てテンションが上がっているかっきー。
ヒノキの香りがする露天風呂の蓋を開けると、湯気がのぼってきた。
手を入れてみると、既にちょうど良い湯加減になっていた。
さくら「あ~、ここでのんびり温泉に入ったら気持ちよさそうだなぁ…」
湯加減を確かめた後、私はお風呂の大きさを確認していた。
そこまで大きい湯舟ではないけど、1人で入るなら十分の広さ。
2人だと、どうだろう。
(これなら、かっきーと2人でも入れそう、かな…?)
かっきーと2人並んで、肩が触れるか触れないかくらいの距離でお風呂に入るところを妄想していると、かっきーと目が合った。
遥香「ん?どうしたの?」
きれいな歯がよく見える、いつもの爽やかな笑顔を向けてくれるかっきー。
なんだか私1人だけいけない妄想をしてるみたいで急に恥ずかしくなった。
さくら「な、なんでもないよ…」
遥香「そう?ふふっ、さくちゃん、先にお風呂入っていいよ?」
客室露天風呂のことをずっと楽しみにしていた私たち。
そういえば、部屋に付いたらまず1回お風呂に入ろうと決めていたのだった。
付き合って4ヶ月以上になる私たちだけど、一緒にお風呂に入ったことはなかった。
だから、お互いの裸を見たこともなく、着替えも覗かないというのが暗黙のルールになっている。
部屋には脱衣所があるわけでもないので、ベランダへ出る手前のガラス張りのシャワールームを使うことにした。
部屋のカーテンを少し引いて、シャワールームを隠して衣服を脱いだ。
ベランダには柵もあるので、誰からも覗かれることはなさそうだった。
(客室露天風呂だから、そのへんは大丈夫だろうけど…それでもなぁ…)
今は、夕方には少し早い時間。
外が明るいうちから裸で外に出るのは少し抵抗があった。
部屋にいるかっきーに見られちゃうのも、恥ずかしいし。
なので、タオルで体を隠してお風呂のあるベランダへ出た。
木の桶でお湯を汲んで、肩からかける。
裸でいるにはほんの少しだけ肌寒い今日には、ちょうど良い湯加減だった。
足先からゆっくりと、ふくらはぎ、膝、太もも、、とお湯に浸からせていき、ようやく肩まで浸かった。
さくら「ふぅ~~~~……気持ちいい~~…」
身体の芯まで温もりが染み込んできそうなお湯加減で、思わず独り言が出てしまう。
そして、実際に入ってみると湯舟は思ったより広かった。
(やっぱり、かっきーと2人でも入れそうだな…)
湯舟の中で隅に寄ってみて、1人分のスペースを空けてみる。
(もしもここに、かっきーがいたら……何も着ていない、かっきーが…)
1人で妄想して、1人でドキドキする。
(かっきー、今どうしてるかな……?)
湯船に浸かりながらそっと振り向いて部屋の中を見てみる。かっきーは、ベッドでうつ伏せになってスマホをいじっていた。
私の視線には気付いてないみたい。
(入ってきてくれても、いいんだけどな……でも、私たちにはまだ早いのかな…)
私は、湯舟の中からかっきーに熱い視線を送ることしか出来なかった。
宿泊者の名前を記入する欄に私とかっきーのフルネームがあるのを見ると、本当に2人で泊まることを実感して、嬉しさと恥ずかしさがこみ上げてきた。
先に支払いを済ませると、2人分のカードキーを受け取った。
さくら「はい、これかっきーの分だよ」
遥香「ありがと。なんか、ほんとにお泊まりに来ちゃったって感じだね?」
さくら「ふふっ…私も同じこと考えてた」
微笑み合った後、私とかっきーは通路の本棚を眺めながら2階の部屋へ向かった。
私たちのお部屋は、大きいベッドが2つ並んだ木の床のお部屋。
ずいぶん広く感じると思ったら、この部屋にはテレビや電話が置かれていなかった。
本に囲まれたホテルというだけあって、読書に集中できるように配慮されているんだろう。
そして、部屋からは緑の山々が見えて、最高の眺めだった。
マウンテンビュー、という名前の部屋を付けられているのも納得だ。
2人でベランダに出ると、調べていた通り客室露天風呂があった。
遥香「すごーい!お風呂からの眺めも良さそうだね~」
お風呂を見てテンションが上がっているかっきー。
ヒノキの香りがする露天風呂の蓋を開けると、湯気がのぼってきた。
手を入れてみると、既にちょうど良い湯加減になっていた。
さくら「あ~、ここでのんびり温泉に入ったら気持ちよさそうだなぁ…」
湯加減を確かめた後、私はお風呂の大きさを確認していた。
そこまで大きい湯舟ではないけど、1人で入るなら十分の広さ。
2人だと、どうだろう。
(これなら、かっきーと2人でも入れそう、かな…?)
かっきーと2人並んで、肩が触れるか触れないかくらいの距離でお風呂に入るところを妄想していると、かっきーと目が合った。
遥香「ん?どうしたの?」
きれいな歯がよく見える、いつもの爽やかな笑顔を向けてくれるかっきー。
なんだか私1人だけいけない妄想をしてるみたいで急に恥ずかしくなった。
さくら「な、なんでもないよ…」
遥香「そう?ふふっ、さくちゃん、先にお風呂入っていいよ?」
客室露天風呂のことをずっと楽しみにしていた私たち。
そういえば、部屋に付いたらまず1回お風呂に入ろうと決めていたのだった。
付き合って4ヶ月以上になる私たちだけど、一緒にお風呂に入ったことはなかった。
だから、お互いの裸を見たこともなく、着替えも覗かないというのが暗黙のルールになっている。
部屋には脱衣所があるわけでもないので、ベランダへ出る手前のガラス張りのシャワールームを使うことにした。
部屋のカーテンを少し引いて、シャワールームを隠して衣服を脱いだ。
ベランダには柵もあるので、誰からも覗かれることはなさそうだった。
(客室露天風呂だから、そのへんは大丈夫だろうけど…それでもなぁ…)
今は、夕方には少し早い時間。
外が明るいうちから裸で外に出るのは少し抵抗があった。
部屋にいるかっきーに見られちゃうのも、恥ずかしいし。
なので、タオルで体を隠してお風呂のあるベランダへ出た。
木の桶でお湯を汲んで、肩からかける。
裸でいるにはほんの少しだけ肌寒い今日には、ちょうど良い湯加減だった。
足先からゆっくりと、ふくらはぎ、膝、太もも、、とお湯に浸からせていき、ようやく肩まで浸かった。
さくら「ふぅ~~~~……気持ちいい~~…」
身体の芯まで温もりが染み込んできそうなお湯加減で、思わず独り言が出てしまう。
そして、実際に入ってみると湯舟は思ったより広かった。
(やっぱり、かっきーと2人でも入れそうだな…)
湯舟の中で隅に寄ってみて、1人分のスペースを空けてみる。
(もしもここに、かっきーがいたら……何も着ていない、かっきーが…)
1人で妄想して、1人でドキドキする。
(かっきー、今どうしてるかな……?)
湯船に浸かりながらそっと振り向いて部屋の中を見てみる。かっきーは、ベッドでうつ伏せになってスマホをいじっていた。
私の視線には気付いてないみたい。
(入ってきてくれても、いいんだけどな……でも、私たちにはまだ早いのかな…)
私は、湯舟の中からかっきーに熱い視線を送ることしか出来なかった。
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