未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

未来編 ネットの玩具

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正直なところケインは畑仕事もあまり得意じゃない。必ずしも『嫌い』というわけではないようだが、畑仕事をしているとどうしても<土竜モグラ>や<虫>と遭遇することが多くなるのでそれが怖いようだ。

確かにここの土竜モグラは<地球のモグラ>に比べて格段に俊敏で凶暴で<危険な猛獣>ではある。油断していると地球人なんか簡単に足の指を食いちぎられたりするだろう。しかしケインですらそこまでじゃない。土竜モグラ相手に後れを取ったことはないんだ。まあそもそも臆病だからこそ警戒心が強く油断はしない。最初から接近を避けようとするのもそれゆえにだし。

地球人にはそんなケインを毛嫌いする奴も多いだろう。『腰抜け』だの、『弱虫』だの、『軟弱者』だの『役立たず』だの言って。だがそもそもの大前提としてどうしてそんなに傲慢なんだろう? 本当にただの個人的な価値観で他人の存在そのものを否定するとか、それでいて他人が自分を否定するようなことを言えば被害者面してキレるんだ。途方もない傲慢さだと思う。俺にはまったく理解ができない。

もっとも今の地球人社会はそういう奴が社会的に大きな力を持つことは基本的にないが。むしろ<弱者>寄りだと思う。自治権を確立させた植民惑星の中には<扇動者アジテーター>が大きな権限を持って隣り合う(と言っても数十光年レベルのお隣さんだが)と紛争に明け暮れているところもあったりするとはいえ、主流にはなれないんだよ。なにしろAI相手に討論すると発言の矛盾点を突かれまくって最後には感情的になるしかなくなるし。

人間のような感情を持たないAIは<究極のマジレッサー>だからな。人間相手に花を持たせるようなこともしてくれる一方で、その制限を掛けなければ機微もへったくれもなく正論でタコ殴りにしてくる。しかも生身の人間じゃ絶対に至れないありとあらゆる情報に精通した<万能の専門家>なわけで。

で、AI相手に醜態を晒して当人の器も知れてしまうからとことんイエスマンな<取り巻き>の間でしか人気を維持できないんだ。だから精々がコアなファンを相手にするだけのインフルエンサーか、たとえ政治家になれたとしてもやっぱり主流派にはなれない。

と言うか事実上の<ネットの玩具おもちゃ>が関の山ではある。しかもそういう奴を玩具おもちゃにするのは結局のところ他人に対して攻撃的な<同類>なわけで、世間からは冷めた目で見られてるというのが実情のようだ。俺もあまりの馬鹿馬鹿しさに呆れるしかできなかった。

それでいて一時期は俺もその一人だったわけだが。

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