未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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大家族

意外(まさか、そんなことを言うとは…)

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相変わらず辛辣な言葉をかけてくるが、正直、この時ばかりは腰が抜けそうなほどにホッとしたよ。

エレクシアが、近くの木にっていた果実を投げつけてボクサー竜を怯ませたのだった。

ボスらしき透明な個体の姿は見えないが、他のボクサー竜も逃げ去る訳じゃないから、たぶんどこかからこちらを見てるんだろう。エレクシアが現れても逃げないとは、こいつら、相当に強気だな。

「ガアッッ!」

一匹が吼えながら飛びかかると、その周囲にいた奴らも一斉に飛びかかる。だが、そいつらは空中にいる間に爆発するように弾かれて、あるものは地面を転がり、あるものは木の幹に叩きつけられた。

見れば、痙攣さえせずにぐったりとしている。エレクシアが手加減せずに叩き落としたのだ。

もしここにいたのがエレクシアだけなら手加減しただろう。だが今は俺がいるから、俺を守る為に彼女は容赦なくその力を振るったのである。主人を守る為なら何者をも実力で排除する、要人警護仕様機としての本来の姿だった。

その時、木の陰から俺を見る視線と目が合ってしまった。あのボスらしき透明な個体だった。だがその目は、単純に俺達を獲物として狙ってる野生動物のそれとは何かが違ってる気がした。

そうだ、そこにあったのは、紛れもない<憎悪>だった。表情らしい表情などない筈のボクサー竜が、明らかに憎しみの目を俺に向けてたのだ。

だが、それだけだった。エレクシアが身構えるのを見ると、ボスは再び密林の中に身を隠し、それを追うように他のボクサー竜も姿を隠したのだった。

「逃げましたね。ひとまず危険は去ったと見ていいでしょう」

そう言ったエレクシアに、俺は次の指示を与えた。

ほまれ…! ほまれを探してくれ!」

さっきのボクサー竜の表情のことも気になったが、今はそれよりほまれだ。

俺の言葉に従い、エレクシアは周囲を窺うように視線を送った。視覚でももちろん、合わせて聴覚センサーで探しているのだろう。

しかし―――――

「駄目です……多数の個体が興奮して声を上げていて、ほまれのそれが拾えません」

そんな……

焦る俺に、エレクシアはさらに言った。

ほまれは、複数の群れが互いに縄張りを主張し合う辺りに入り込んでしまったようです。なので、それぞれの群れが興奮状態に陥っています。

ほまれ自身は現在、それらの群れから追われる状態になっていると思われます」

「なんてことだ……エレクシア! 今すぐほまれを助けに行ってやってくれ…!」

縋るように命令する俺に対して、エレクシアは意外なことを口にしたのだった。

「…それはできません……」

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