未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

誉編 日々 その8

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他の群れとの縄張り争いに勝利したほまれ達だったが、だからと言って特に何か盛り上がるでもなかった。事が終わればいつものように平穏に戻るだけだ。

たぶん、誉達にとっては縄張りを守れたことが当然で、奪われれば悔しがりもするものの、守れただけならこれといって騒ぐことでもないらしい。

あと、ほまれ達の方から他の群れにちょっかいをかけることもない。

別にそんなことをするまでもなく、上手い実がなる木は確保できているし、これといって不安もない。不満もない。

血気盛んな一部の若い雄は自分達の力を誇示したいらしく、縄張りを拡大することを主張してたりするらしいが、ほまれは当然、その考えはなかった。

納得できずに突っかかってくる雄に対してはメイフェア仕込みの戦闘術(というほど大層なものでもないが)で退けて、力の差を見せ付けて従わせもしていた。

と言っても、力で捩じ伏せて強引に黙らせるという感じじゃない。

『自分に敵わないような未熟な者では、敵にも勝てない』

という感じで諭しているそうだ。

だからこれがもし、ほまれが老いて力を発揮できなくなった頃には抑えが効かなくなり、他の縄張りにちょっかいをかけるような群れへと戻っていくんだろうな。

だがそれも、自然な流れというものかもしれない。むしろ今のほまれのようなボスが珍しいんだろう。

いずれほまれがボスの座を追われて群れの方針が変わっていってもそれを嘆く必要もないと思う。

パパニアンの世界はそれで十分、成り立っているんだから。

少々、力にものを言わせるような群れになってしまったとしても、人間ほどは過剰にもならないはずだ。

そんな訳で、将来、あいつがもし、ボスの座を追われたなら、うちに戻ってきてくれて構わない。そしてのんびりと余生を送ってもらおう。

今からそんなことを考えるのはおかしいかもしれないが、ほまれの寿命も、たぶん、俺より先に尽きる。

俺達人間が延命処置を受け、健康寿命が二百年を超えたということは、そういうことだ。

老化抑制処置も受けていない、しかも野生に生きて四十年くらいが寿命であるほまれ達は、たとえ無事に寿命を全うできたとしても、俺より先に命が尽きる。

それどころか、もしかすると孫達も俺より先に逝くかもしれない。

そう思うと、長く生きるというのも案外切ないものだな。

自分の<嫁>はともかく、子や孫まで見送らなきゃいけないというのは、正直、どうなんだろう。

だがそれも、最初から分かっていたことだ。

俺の勝手でこの世に送り出してしまったあいつらのことも見届けてやりたい。

ひそか達の時にも思ったが、それが俺の責任だからな。

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