未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

翔編 牽引

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アリゼドラゼ村に立ち寄った後、いよいよ<アリニドラニ村>へと向かう。

が、その前に、密林が終わる辺りで材木の伐採だ。

これは、アリニとドラニがどこまでできるかを確認する目的もある。

だが、俺も一応、参加する。

アリニとドラニを連れて来てもらった時に、一緒に整備の終わった電動チェーンソーも持ってきてもらった。それをアリニとドラニに装備して、

「じゃあ、やろうか」

俺とエレクシアとアリニとドラニで伐採開始だ。

基本的に老木を選ぶように伝えてあるものの、実際の選択については任せてある。たとえ若い木を選んでしまったとしても怒るつもりはない。

それに、今のAIは優秀だ。感情や心がないだけで、判断は人間よりも的確だったりもする。

実際、病気になって後は枯れていくだけの木を選んでいたりもした。材木としては難有りかもしれないが、使い道はいくらでもある。他の木に病気がうつるのを防ぐ効果もある。さすがだな。

しかも、エレクシアに比べれば劣るものの、作業の早さも正確さも人間である俺とは段違いだ。アリゼとドラゼの働きを見てても分かってたが、確かに十分な性能が確保されてることが改めて実感できる。

合格だ。

前回よりもさらに早くトレーラーに材木を満載でき、ここから先は、ドラニにトレーラーを引っ張ってもらっての移動を試す。俺とエレクシアがいない時にもこうして材木を確保して村作りをしてもらうわけだし。

が、ドラニで引っ張るには少々、木材を積みすぎたようだ。いくら重労働向きに作ったとは言え、重量百キロ程度のドラニでは、ローバーほどの牽引力はなかったか。

エレクシアなら、戦闘モードを使えば楽々なものの、彼女と比べるのはさすがにしのびない。

「理論上はこれでも問題ないはずでしたが、やはり理論どおりにはいきませんね」

エレクシアの言うとおりだ。だが、それを確かめることも大事な目的でもある。

「仕方ない。木材を下ろそう」

と言うわけで、三分の二まで減らした。すると今度はスムーズに動く。

「申し訳ありません」

ドラニは言うが、

「なに、気にするな。何もかも上手くいくほうがおかしいんだ」

俺はそう言って、ローバーに乗り込む。

ちなみにアリニはドラニと並んで移動するが牽引はしない。重作業用のマニピュレータも備えているとは言っても、さすがにこれだけの重量物を牽引する用には設計していないしな。

なお、アリニとドラニの脚についた車輪は、荒地で運用することを想定して、アリゼやドラゼ、初号機らよりも径も大きく太いものに換装してある。

が、トレーラーを牽いた状態ではローバーほどのスピードも出せないので、そちらに合わせてローバーもゆっくり走ったのだった。

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