未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

麗編 具体的な対処法

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それは、

<『気に入らない』というだけで誰かを排除しようという発想>

がいかに危険かを示す事件だっただろうな。<タレントを自殺に追い込んだ連中>もそうだし、家族を自殺に追い込まれたから加害者全員を皆殺しにしようとアンドロイドを操った<タレントの兄>もそういうことだろう。

しかも、<操られたアンドロイドによる殺人>の犠牲者は、実際にタレントへの誹謗中傷や罵詈雑言を書き込んだ者ばかりじゃなかった。犠牲になった主婦の一人と、中学生の一人は、実は本人じゃなく、家族と共用していた端末から書き込みを行った<夫>や<姉>の身代わりとして殺されたというのが真相だったんだ。しかも殺されたその主婦は夫がそんな書き込みをしていたのをやめさせようとカウンセラーに相談していたり、中学生の方はそれこそまったく知らなかったという……

<気に入らない相手>

<許せない相手>

だからって安易に排除しようとする考えがこの惨劇を招いたんだよ。

だが、

<気に入らない相手・許せない相手は排除していいという考え方を正当なものと考える人間>

ってやつは、自分の考えを正当だと信じているからこそその危険性を理解しようとはしないし、ましてや改めようなんて考えもしないというのも現実だ。

実際、その危険性が明確になってから数千年が過ぎても、人間(地球人)はその考え方の根絶には成功していない。あくまで対処療法的な形で、他者を害そうとする人間を止めることに終始してるだけだ。そしてその役目を、メイトギアをはじめとしたロボットとそれを制御するAIが担ってる。

でも、幸い、シモーヌもビアンカも久利生くりうも、

<『気に入らない』というだけで誰かを排除しようという発想を正当化しようとする人間>

じゃない。

当然だ。そんな発想を持つ人間を、宇宙船という閉鎖された空間に放り込んで何年も惑星探査という仕事に従事させるとか、他のクルーにとっては『いつ爆発するか分からない爆弾を抱かされて放り出される』ようなものだ。たまったもんじゃない。

確かに、野生の生き物であっても、群れを作る種類のには特に<イジメ>というものは付きまとう。しかしそれはあくまで、

『他にストレスを転嫁する方法・解消する方法がないから』

というのが大きいはずなんだ。だからそれさえ確立できれば、

<イジメによってストレスを解消する必要>

がなくなる。その役目も、メイトギアやラブドールが中心になって負ってくれてたし、実際にそれが大きな効果を発揮してたことも確認されてる。

ラブドールを作るのはさすがに無理でも、アリスは、人間の愚痴や不平不満を、たとえ一晩中でも聞いて、ストレス解消にも一役買ってくれるんだ。

『気に入らないというだけで誰かを排除しようという発想を持つのは良くない!』

と声高に叫ぶだけの精神論なんかじゃ大して効果がないことも実証されてる以上、具体的な対処法を確立できなきゃそれこそただの

<綺麗事>

だからな。

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