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第三世代
麗編 便りがないのがいい便り
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「エレクシア、戦闘モード。計画どおり開墾を頼む」
「承知しました」
周囲にボクサー竜をはじめとした危険な動物がいて、主人である俺に命の危険があるのをいいことに、<戦闘モード>を起動。彼女が持つパフォーマンスを最大限利用して、開墾に当たってもらう。
あんずとますらおは、彼女の補助だ。
エレクシアが切り倒した木の枝を電動チェーンソーで掃って丸太にして、一ヶ所に積み上げる。
正直、エレクシアが木を切り倒すペースの方が早いものの、それでも彼女一人で作業を行うよりは効率もいい。
そうしてエレクシアとあんずとますらおが開墾を行っている間、シモーヌはやはりローバーの中から未知の生物がいないかどうかをチェックしてて、俺は、久利生と來の子である未来や、ルコアの様子も確認する。
翔の子の楼羅の時のようなこともなく健やかに育ってくれてる未来については、実の父親である久利生は今のところまったく手出しができない。クロコディアも基本は雌だけで育児をするからな。久利生にできるのは、來が安心して未来を育てられる環境を守ることだけだ。
「<育児は母親の仕事。という概念>に対しては基本的に否定的な立場の僕だけど、こればっかりは彼女のやり方を尊重するしかないね」
と、久利生は、我が子の成長を見守りながらも苦笑いだ。
「さもありなん……」
俺も頷くしかない。
一方、ルコアの方も穏やかに過ごしてくれてて、久利生や灯にも少しずつ慣れてくれていってるようだ。さりとて、急ぐこともしない。あくまで、ルコア自身のペースで進んでくれればいい。
また、メイガスの方も、ラケシスは順調に育ってくれてる。そんな近況を報せるように、メイガスはわざとドローンやプローブの前に姿を現してくれる。でもそれは同時に、もし、ルコアに何かあった時には報せてくれというアピールであることも分かってるけどな。でも、何もないから報せない。<便りがないのがいい便り>方式だ。
他にも、誉達や走達の様子も確認し、大きな変化がないことも確かめる。
ただ、凱のパートナーで、前のボスとの間に侑を成し、凱との間では艮を成した、群れでは最年長だった阪は最近、蹲ったまま動こうとしない。どうやら、いよいよらしい。
凱は、そんな阪の体を舐めて労わっている。凱にとってはある意味では母親的な存在でもあった彼女のことを大切に思ってくれてるんだろうな。
けれど、これ自体がこの世界での<日常>である。あまり触れてこなかったのは、触れなきゃいけないほどの<事件>がなかったからだ。いろいろなことがあった人生だったようだが、侑は凛と幸せに暮らし、艮も立派に成長して、最後は穏やかな時間を過ごせているんだ。
そんな中で、俺達も生きている。
「承知しました」
周囲にボクサー竜をはじめとした危険な動物がいて、主人である俺に命の危険があるのをいいことに、<戦闘モード>を起動。彼女が持つパフォーマンスを最大限利用して、開墾に当たってもらう。
あんずとますらおは、彼女の補助だ。
エレクシアが切り倒した木の枝を電動チェーンソーで掃って丸太にして、一ヶ所に積み上げる。
正直、エレクシアが木を切り倒すペースの方が早いものの、それでも彼女一人で作業を行うよりは効率もいい。
そうしてエレクシアとあんずとますらおが開墾を行っている間、シモーヌはやはりローバーの中から未知の生物がいないかどうかをチェックしてて、俺は、久利生と來の子である未来や、ルコアの様子も確認する。
翔の子の楼羅の時のようなこともなく健やかに育ってくれてる未来については、実の父親である久利生は今のところまったく手出しができない。クロコディアも基本は雌だけで育児をするからな。久利生にできるのは、來が安心して未来を育てられる環境を守ることだけだ。
「<育児は母親の仕事。という概念>に対しては基本的に否定的な立場の僕だけど、こればっかりは彼女のやり方を尊重するしかないね」
と、久利生は、我が子の成長を見守りながらも苦笑いだ。
「さもありなん……」
俺も頷くしかない。
一方、ルコアの方も穏やかに過ごしてくれてて、久利生や灯にも少しずつ慣れてくれていってるようだ。さりとて、急ぐこともしない。あくまで、ルコア自身のペースで進んでくれればいい。
また、メイガスの方も、ラケシスは順調に育ってくれてる。そんな近況を報せるように、メイガスはわざとドローンやプローブの前に姿を現してくれる。でもそれは同時に、もし、ルコアに何かあった時には報せてくれというアピールであることも分かってるけどな。でも、何もないから報せない。<便りがないのがいい便り>方式だ。
他にも、誉達や走達の様子も確認し、大きな変化がないことも確かめる。
ただ、凱のパートナーで、前のボスとの間に侑を成し、凱との間では艮を成した、群れでは最年長だった阪は最近、蹲ったまま動こうとしない。どうやら、いよいよらしい。
凱は、そんな阪の体を舐めて労わっている。凱にとってはある意味では母親的な存在でもあった彼女のことを大切に思ってくれてるんだろうな。
けれど、これ自体がこの世界での<日常>である。あまり触れてこなかったのは、触れなきゃいけないほどの<事件>がなかったからだ。いろいろなことがあった人生だったようだが、侑は凛と幸せに暮らし、艮も立派に成長して、最後は穏やかな時間を過ごせているんだ。
そんな中で、俺達も生きている。
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