未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 無理じゃない延命

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新暦〇〇三三年十一月五日



正直、未来みらいが生まれたばかりの頃には、まだ十年くらいは大丈夫だと思ってた。いや、たぶん、実際に十年くらいはもってもおかしくないと思う。

だが、じんの場合もそうだったが、強大な捕食者プレデターであればこそ、肉体の衰えはそのまま命に直結する問題なんだろうな。

<上位捕食者>でいられなくなるということは、それ自体が<死>を意味するのかもしれない。

それでなくても、ひそかの最後のような状態で生き延びるのは忍びないというのも確かに思う。

だから無理な延命はしないが、同時に、<無理じゃない延命>であればとも思ってしまうな。

<治療カプセル>を用いた<全身メンテナンス>だ。

ひかりあかりが今も若々しくいられているのも、そのおかげが大きい。

そんなわけで、きたるに治療カプセルでの全身メンテナンスを受けてもらうべく、久利生くりうあかりが、きたる未来みらいをローバーに乗せて、コーネリアス号へと向かった。

「やほ~!」

事前に連絡は入れていたからビクキアテグ村への引っ越し準備中のビアンカとルコアが出迎えてくれて、あかりがいつものように明るく挨拶する。

「いらっしゃい」

「いらっしゃい……」

ビアンカとルコアに迎えられても、きたるの方は愛想よく応えたりはしないが。

慣れない場所に連れてこられて、きたるは警戒しきりだった。最近ではあまりべったりじゃなくなったはずが、未来みらいをしっかりと抱いて離そうとしない。

まあ、当然か。

その一方で、未来みらいの方は興味津々のようだ。

「おっ! おっ! おお~!」

などと声を上げて興奮している。

で、早速、きたるに治療カプセルに入ってもらおうとしたんだが……

「ルルルルルルルッッ!!」

得体のしれないところで得体のしれないことをされそうになって、きたるは完全に警戒態勢に入ってしまった。

「大丈夫だから。痛いこととかしないから。寝てる間に終わるから」

あかりが必死に説得するが、まるで聞き入れてくれない。そりゃそうだよな。

ひそかじんふくようは、俺と一緒に暮らしてたことで慣れていたものの、きたるは基本的に巣立ってからはずっと野性として生きていたからなあ。

「鎮静剤で眠らせてからにするか?」

モニカが抱えるタブレット越しに俺が提案するものの、久利生くりうは、

「いや、正直な話をさせてもらえば、そこまでして貴重な医療用ナノマシンを浪費するのはどうかと個人的には思う。何より彼女がそれを望んでいないのなら、無理にメンテナンスを受けさせるのもどうかなって気がするんだ。彼女の望むとおりにさせてやりたい」

と告げた。

それを受けてあかりも、

「ここまで言ってダメだったら、私もそれでいいかなって思うよ」

納得した様子だった。

ビアンカも、

「そうですね」

と、少し悲し気な様子ながらも言った。

けれど、その中で、ルコアだけが、

「そんな……」

不満そうに口にしたのだった。

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