未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

モニカとハートマン編 何も不思議はない

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ビアンカの<指示>と俺の<命令>を受けたドーベルマンMPMが、一斉に加速。牙斬がざん目掛けて突っ走る。その姿は、馬にまたがった騎兵のようにも見える。それに対して牙斬がざんも、怯むことなく突っ込んできた。ここまででドーベルマンMPMなどそれこそ『眼中にない』くらいに脅威足りえないんだろう。牙斬がざんにとっては。

だが、実はそれこそが狙いだった。恐れずに突っ込んできてもらうことがな。

さても狙い通り、ドーベルマンMPMを侮って牙斬がざんが真っ直ぐに突っ込んできてくれた。するとドーベルマンMPMらは、装備していた<箱>を構える。

が、瞬間、牙斬がざんは何かを察したのか、天高く飛び上がった。すると、今の今まで牙斬がざんがいた空間を覆うように広がるものが。

金属を遥かに超える引っ張り強度を持つ樹脂製のワイヤーで編まれた<網>だった。コーネリアス号に搭載されていたものを急遽取り寄せ、装備させたんだ。にも拘らず牙斬がざんは、それを易々と躱してみせる。

自動小銃の弾丸が放たれてから躱すことができるような奴が相手だと、それより遥かに初速で劣る<射出式の網>ではこうなることは想定できていたから、本当はハートマンやグレイの攻撃である程度弱らせたところで使うはずだった。

それでも、空中に飛び上がった牙斬がざん目掛けてさらに<網>が放たれる。さすがに足場もない空中なら自由に動けないはずだからな。

なのに牙斬がざんは、自分目掛けて飛んできた網を逆に掴んで振り、それを他の網に絡ませて凌いで見せたんだ。

「なんだとおっ!?」

信じられない光景に、俺はまた声を上げてしまう。いくらなんでも無茶苦茶だ。

しかも牙斬がざんは、絡まった網をさらに振り回して、ドーベルマンMPMに絡ませてみせた。

なんだこれは? 本当にどういうことだ? いや、きょうの時点で決して低くない知性は確かに見せていた。だからこのくらいのことができたところで何も不思議はないのかもしれない。しれないが、それにしたって、なあ……

ドーベルマンMPMの包囲を易々と躱し、牙斬がざんはその背後にいたビアンカに迫った。

いかに重武装を施し、並の猛獣なら歯牙にもかけないくらいの攻撃力を備えた今のビアンカでも、牙斬がざんが相手では勝負にならないことは明白だ。

「ビアンカっ!!」

俺は思わず叫んでしまう。けれど当のビアンカは、冷静だった。ショットガン二丁を両手に構え、放つ。普通の人間ならやらないが、アラニーズとしての膂力を持つ彼女なら、まるで小口径の拳銃のように扱えてしまう。

ガンッ!! ガンッ!!

銃声が連続して響き、横っ飛びして躱そうとした牙斬がざんが弾かれるように地面を転がる。ビアンカが放ったショットガンの散弾が命中したんだ。

最も粒が大きく重く一粒一粒の打撃力が高い散弾を選んで彼女に装備させた久利生くりうの判断には、本当に頭が下がるよ。

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