未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ビアンカ編 相応の力

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ビアンカの巨体を見て本能的に胴体の下が<死角>であり<弱点>だと察したのだろう素戔嗚すさのおが潜り込んで見せたものの、相手が悪かった。

腹の下に潜り込んだ素戔嗚すさのおの動きを正確に察知できる彼女にその攻撃は通じない。彼女がその気なら、足に喰らいつこうとした攻撃を躱すのと同時に素戔嗚すさのおを踏みつけて殺すことだってできただろう。

しかしビアンカにそのつもりはない。ないが、攻撃が空振りに終わって体勢が崩れたところを、アラニーズとしての脚で蹴り飛ばす。蹴り飛ばしつつ、ビアンカ自身も体勢を整えて次に備えた。

まったくもって一分の隙もない身のこなし。それを見てるだけでも素戔嗚すさのおに勝ち目がないことが分かってしまう。

なのに、当の素戔嗚すさのお自身はそれを認めず、地面を転がって体勢を整えるとすぐさま再度飛び掛った。

が、今度は、彼の体が空中にある間に逆にビアンカの方から間合いを詰めて、人間の体の方の脚(アラニーズとっての触角)で蹴り上げる。

まるでサッカーボールのように空中高く跳ね上げられた素戔嗚すさのおも、さらに空中で体を捻ってやはり体勢を整え、攻撃の意思を示す。

見た目には、十歳くらいの子供を相手にしているようにも思えるものの、彼は、人間の手首くらいなら喰いちぎって見せるであろう恐ろしい<猛獣>だ。地球人の子供を相手にしているのとはわけが違う。また、未来みらいがビアンカに力比べを挑むのともまったく違い、完全に相手を殺すための<攻撃>だからな。気を抜けばビアンカだってただでは済まない。未来みらいは決してビアンカを傷付けるために力比べを挑んでるんじゃない。

ゆえにビアンカも、相応の力を見せる。

なんと彼女は、地面を蹴り、空中にあった素戔嗚すさのおよりもさらに高い位置にまで跳び上がったんだ。少なく見積もっても二メートルは。二百キロ弱の巨体をだ。

途轍もない力。

空中でも上を取り、ビアンカは蹴りを繰り出す。

「ぎ……っ!」

それは何とか腕で防いだもののさすがにこれには素戔嗚すさのおも驚いたのか声を上げ、体勢が崩れたまま地面へと落ちた。落ちたが、すぐさま体を起こして四つん這いになり、ビアンカを睨み付ける。

だが、素戔嗚すさのおはその姿勢のままで横っ飛びし、ビアンカではなく待機していたドーベルマンMPMの方へと攻撃の対象を変えた。敵わないと見るや標的を変えるのは悪くないが、そっちも勝てる相手じゃないぞ、素戔嗚すさのお

案の定、人間と違って待機中であろうと油断もせず気を抜くこともないドーベルマンMPMに強烈なビンタを食らい、素戔嗚すさのおはまた地面を転がったのだった。

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