未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

新編 まったく違う存在

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そうして四十号機とせいがバトルを繰り広げていると、その様子を少し離れたところからしんが様子を窺っていた。

さすがに彼女はわきまえていて、巻き込まれないように慎重に行動してくれている。このために騒ぎを起こしたというのもあるんだ。せいの存在を知ってもらうために。

その狙い通り、しんはしばらく四十号機とせいのバトルを見届けた後、気付かれないように静かにその場を去った。

たぶんこれで気を付けてくれるとは思うが、そうは言っても『うっかり』ということはあるからな。だから警護はこれからも続けてもらう。

そんなこんなで、せいも、メイフェアやイレーネほどじゃないがこの<怪しい何か>も相手をするには割に合わないと察したか、間合いを取ったらそのままじりじりと後ろに下がり、茂みに身を隠したと同時に躊躇うことなく逃げてくれた。うん、そういう面でもメイフェアやイレーネとの経験を活かしてくれてる。あの頃は、身の程もわきまえずとにかくしつこく攻撃するばかりだったからな。そんなことをしてたら命がいくつあっても足りないと冷や冷やさせられたよ。

いずれにしても、これでせいも立派なマンティアンに成長してくれたことも確認できた上に今のドーベルマンMPMがマンティアンと互角の戦いができることも確認できたし、上等上等。



そして翌日には今度は、えいせいが接近していた。なので早々に四十一号機がせいを出迎える。すると、せいは、四十一号機の姿を見掛けただけで踵を返し、遠ざかってくれた。

うんうん。『厄介な相手とは関わらない』。それが野生で長生きするコツだ。何も無理しなくてもこの密林は豊かなんだ。獲物は他にもいくらでもいる。しんえいも、集落から精々二百メートルくらいしか離れない。その中でちゃんと獲物は見付けられるんだ。その範囲でドーベルマンMPMをせいに接近させ、これ以上近付いてこないように仕向ける。

で、この日も、引き返したその途中で猪竜シシを捕らえて、ちゃんと餌にありついてた。そうだ、それでいい。

一方、えいは、ネズミやトカゲに似た小動物や、鳥を捕らえて、食事にしていた。それ以上の大きさの獲物は、よほどタイミングよく出くわさないと狩らない。それでも十分に生きていける。

マンティアンの近似種である、と言うか、おそらくそこから分岐してマンティアンという種ができたのであろうルカニディアのそれに似た<つの>を持ち、見た目こそ<鬼>のようにも見えるえいだが、その気性は、俺達の集落で過ごすようになってからますます温和になっていった。今ではもう、玉虫を思わせる緑色の体と、両手の<カマ>がマンティアンの特徴を表しているだけで、強い攻撃性もほとんど見せない。

実の兄弟でありながら、えいせいは、まったく違う存在になったな。

まあそれは、ほまれあらたもそうだが。

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