未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

新編 上に立つ者

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あらゆる問題がすべて個人のレベルで解決・解消・完結するなら、<上に立つ者>なんて必要あるか? 外敵や対外的な対処についたって、それを担当する者を置けばそれで済む話じゃないか。だが、それらすべてがその場限りで収まらない場合があるから、全体を俯瞰的に見て対処する立場の存在が必要になってくるんだろう?

うららあらたのことだって、二人の間だけでは完結しないだろう。だから周りがフォローする。それがあるから安心して暮らしてられるんだ。

あらたを失ったうららが感情を暴走させてしでかす可能性だってある。その可能性があるのが分かってて何も対処しないのは<不作為>であり<怠惰>だ。

俺は家族の安寧を保つために、不作為を良しとはしない。怠惰を良しとはしない。面倒臭いからって二人にだけ任せておくこともしない。

そう覚悟を持って、アカトキツユ村に向かう。

「いらっしゃいませ」

「ようこそアカトキツユ村へ」

あんずとますらおが、俺達をあたたかく迎えてくれる。

「すまないな。ここで実証実験を行わせてもらうことになった」

<透明な滑走路>についてのそれを、あんずとますらおに詫びる。

「いいえ、この村はそのために存在するんです」

「そうです。それが我々の役目ですから」

言ってることはいかにも『ロボットらしい』が、言い方はかなり人間臭い。明らかにエレクシアとは違う。

そうして俺は、ますらおとエレクシアを伴って、滑走路の建設予定地の下見へと向かった。シモーヌはあんずといつものように採取された動植物の確認と受け渡し。ドーベルマンDK-a拾弐じゅうに号機は物資の搬入。あらたは、お気に入りの果実が生っている木に。

「結局、工法としては、自由度の高い仮設の立体駐車場を作る時のそれの応用だな」

「そうですね。密林に対する負荷を減らすために敢えて地上には樹脂製の高張力アンカーを打設するのみとし、そこに柱を固定する方式を採用しました」

滑走路の建設予定地は、集落から百メートル程度離れた場所だった。そこで現地を確認しながらエレクシアと打ち合わせを行う。こういう部分も、ロボット同士なら通信でデータをやり取りするだけで済むだろうが、人間は不便だな。

とは言え、それを嘆いても始まらん。できる形で確実に進めるだけだ。

そんな俺達を、木々や下草の陰に隠れて様子を窺っている者達がいる。この辺りを縄張りにしているボクサー竜ボクサーだ。異様な姿のますらおがいるおかげでいきなりは襲ってこないが、向こうにしてもこっちが何をしようとしてるのかは、気になるところだろうな。

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