未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ホビットMk-Ⅰ編 ヒューマン・サファリパーク

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『誰かを虐げて自分はいい思いをする必要はない』

まさしくそれなんだ。地球人の社会で日常的に<嫌な想い>をする原因は何だ? <誰かの理不尽な振る舞い>なんじゃないのか? 『嫌なことを言われる』とか、『無理難題を押し付けられる』とか、『ずるい奴らばかりが得をするように見える』とか、そういうことなんじゃないのか?

別に誰かから奪って自分が楽をする必要もない社会で、<借りパク>とか心配する必要もないだろう? 『クレクレ』と何でもかんでも誰かから恵んでもらおうとする奴のことなんて気にする必要もないだろう? 必要なものは用意されるんだから。

住居でさえ、ロボットが作って用意してくれるんだ。まあ、自分好みの家が欲しいならそれはそれで別に対処してもらうことにはなるが、これはもう、人間社会ですでに実現していることでもある。数日で完成するようなプレハブハウスなら無償で提供されるところもあるんだよ。

でもまあ、そういうのはさすがに設備もそれなりだから、

『もっといい家に住みたいなら頑張って自分が稼いだ金で調達してくれ』

ってことでもある。しかし、プレハブハウスで満足できるなら、<ホームレス>になることもない。

が、<ホームレス>については、なぜかそれでも、

『家が無償でもらえる』

ことが信じられないのか、

『自分はそんなものをもらえる資格がないから』

と考えてホームレスになることを選ぶ者もいるそうだ。実に不可解な話だが、そう考えてしまう人間も確かにいる。

法律でしっかりと保障されているのにも拘わらず、『自分はそんなものをもらえる資格がないから』と感じてしまうのは、自己肯定感のなさなのか、それとも、社会に対する不信感の裏返しなのか。

ここ、朋群ほうむにできていくであろう社会でもそういう者が出てくる可能性はある。

今の地球人の社会ではそれは一種の<適応障害>と考えられていて、そういう者達を収容する区画が作られて、敢えてそこで好き勝手に過ごさせてその行動原理や行動理念について研究するということが行われていたりもするそうだ。

が、不思議と彼らは彼らで自分で<仕事>を作り出し、なぜかコミュニティを形成したりもするらしい。社会に適応できないからホームレスになったにも拘らず、ホームレス同士でコミュニティを築き社会生活を始める者もいるという。

実に不思議だよな。

ちなみにそういう区画についてもそれこそAIとロボットで管理されていて、人間で関わっているのは自分から志願してきた希望者だけなんだと。

なお、口の悪い連中はその区画のことを、

<サファリパーク>

と呼ぶ。

<ヒューマン・サファリパーク>

ともな。

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