未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

玲編 実に陰惨な話

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で、続きはと言うと、

『そうしてヘンゼルとグレーテルがブレッドの壁を齧っていると、家の中から老婆が出てきて、『おなかが空いてるならうちでお菓子をお食べ』と二人を迎え入れてくれた。だがその老婆は、お菓子を餌に子供をおびき寄せ食べてしまう魔女だった。

そうとは知らず思う存分お菓子を頬張るヘンゼルとグレーテルだったが、そのお菓子には眠り薬が入れられていて二人はいつしか眠ってしまった。それから目覚めるとヘンゼルは檻の中。グレーテルは首輪をつけられて柱に繋がれていた。そして魔女は本性を現し、ヘンゼルを肥え太らせてから食べるためにグレーテルに料理を作るように命令した。魔女は歳を取って目が悪くなり指先も器用に動かなくなったことで、簡単なお菓子しか作れなくなっていたのだ。

グレーテルは兄が食べられてしまうと魔女の命令を拒むが、魔女はグレーテルを魔法で操り、料理を作らせる。泣きながら料理を作り兄のところに運ぶグレーテルにヘンゼルは、『僕にいい考えがある。だから言うことを聞いてるふりをするんだ』と囁く。

目が悪い魔女は、ヘンゼルの指を触ることで太り具合を確かめようとするが、ヘンゼルは、まずは親指を触らせて、太ってくると次は人先指を触らせて、そしてさらに太ってくると小指を触らせて、自分が太ってないかのように見せかけた。

ヘンゼルが一向に太らないことに業を煮やした魔女は、グレーテルの料理が下手な所為だと言いがかりをつけ、先に彼女を食べようと、グレーテルにパン焼き窯の火を点けさせ、彼女をそこに押し込んで焼こうとする。

けれど、誤魔化して時間を稼いでいる間にヘンゼルは檻の一部を壊し脱出。逆に魔女の尻を蹴飛ばしてパン焼き窯に押し込んで魔女を焼き殺してみせた。目が悪くなっていた魔女は檻が古くなって壊れかけていることに気付いていなかったのである。

こうしてヘンゼルとグレーテルは助かり、しかも魔女が家に蓄えていた金貨銀貨や宝石類を持って逃げ出し、やがて自分達が住んでいたのとは別の、飢饉に襲われていなかった村に辿り着き、そこで家と畑を買って二人で力を合わせ働いて、幸せに暮らしましたとさ』

というのが大まかな内容だった。しかも最後には、ヘンゼルとグレーテルを捨てた両親が、食べるものが無くなり仕方なく食ったキノコの毒で死んでしまったという補足付き。

一応、ヘンゼルとグレーテルは幸せになったとはいえ、親に捨てられ魔女に食われそうになり、逆に魔女を焼き殺して、しかも両親は何ともみじめな最期を迎えるという、実に陰惨な話だ。しかしまあ、これの原典が書かれた頃の世情みたいなものが反映されてたんだろうなとは思う。

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