未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

玲編 査定

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そうして素戔嗚すさのおと巨大猪竜シシが衝突した様子をグレイとドーベルマンMPMが見ている。そこから得られる情報の一切合切を見逃さないようにしつつ。ロボットである利点を最大限に活用。複数の視点や位置から得られる情報を集約し、解析。<敵>の能力の把握に努める。

決して人間のようにただぼんやりと眺めていたりはしない。一瞬一瞬が貴重な情報そのものなんだ。

そして推定する。

素戔嗚すさのおが勝つ確率は、三パーセント未満』

と。

人間なら<身贔屓>もあって採点が甘くなってしまうところかもしれないものの、残念ながらロボットにそういう部分はない。ただただ得られた情報を基に論理的に査定するだけだ。

素戔嗚すさのおの身体能力は確かに驚異的だ。この時点でもう、そうかいのデータと突き合わせても、

『一対一なら素戔嗚すさのおが勝つ』

というシミュレーションが出ている。全盛期を過ぎた今のそうかいということだけじゃなく、全盛期の最も強かったであろう時期でもその結果が出るそうだ。つまり現時点で素戔嗚すさのおは、成体おとなのレオンを凌駕しているんだ。まあ、ビクキアテグ村の近くに現れた時点でもう、成体おとなのレオンでさえ手を焼くほどの強さだったけどな。幼体こどもがじゃれついているだけと軽くいなすことができない程度には強かったから疎まれて、結果、素戔嗚すさのおは群れを見限った。

そうして今の自分の全力をぶつけられる相手、ビアンカやドーベルマンMPMと出逢ったことで彼は自身の居場所を見付けることができた。ビアンカ以外には懐くこともないものの、決して敵認定してるわけでもなく、ビクキアテグ村の中で暮らしている。と言うか、素戔嗚すさのおの寝床の辺りも<村の一部>と解釈して敷地を拡張したんだ。

それでよかった。

けれど、村のそんな都合など、他の動物達からすれば『知ったことか』なわけで、先日の<老オオカミ竜オオカミ>の件や今回の猪竜シシのような件も起こる。隣人であるレオン達やオオカミ竜オオカミ達のように力を思い知って敢えて不干渉の姿勢を取ってくれるものもいる一方で、こういうことも完全には避けようがない。

加えて、向こうからわざわざ仕掛けてきてくれたんだ。力の差を思い知って早々に引き下がってくれるなら後は追わないものの、その上で戦いを挑んでくるなら容赦はしない。村のための<糧>にもなってもらうさ。ただ同時に、今の素戔嗚すさのおには少々荷の重い相手のようではある。

などという俺達の<思惑>などどこ吹く風。素戔嗚すさのおはまだやる気のようだ。今の彼の全力かつ最強の一撃で仕留められなかった相手にどう挑むつもりなのか、すぐに加勢できる距離にグレイやドーベルマンMPMは近付きつつ、もうしばらく様子を見るか。

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