未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

玲編 マッハ

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樹上生活をしていることで結果としてアクシーズに狙われやすいチップ竜チップだが、かと言って地上に降りると今度はボクサー竜ボクサーを中心とした捕食者がわんさかいるので、それを考えるとむしろ樹上の方がまだ捕食者の絶対数が少ないこともあって、あくまで『比較的に』ではあるものの安全なんだろう。

ちなみに、パパニアンも雑食なので、たまにチップ竜チップを捕えて食う者もいるようだ。

実に厳しい世界である。

とは言え、マッハにとっては格好の標的でもあり、チップ竜チップがいるから暮らせてる一面もあるので、結局はどっちの立場で見るか?なんだよな。

そうして今も、鈴良れいらから指導を受けつつ、マッハが空から急降下。すでに成体おとなのそれと変わらない鋭い足の爪でチップ竜チップを見事捉える。しかも、もう片方の脚で枝にしっかりと掴まって体を支え。

これでヘマをして地上に落ちて怪我でもすれば命に係わる。しかも地上はそれこそボクサー竜ボクサーのテリトリーだ。一対一ならまず負けないアクシーズでも、群れに襲われればその限りじゃないしな。

それでも、いずれはマッハも、ボクサー竜ボクサーさえ狙うようになるだろう。実際、母親の鈴良れいらボクサー竜ボクサーを狙うこともある。

するとまさに、我が子にボクサー竜ボクサーを狩る時の方法を伝授しようとでもいうのか、マッハが見ている前で急降下、ボクサー竜ボクサーの一頭を捕えてみせた。

地上にいる獲物を片方の足の爪で掴んで地面に押し付けると同時にすさまじい身体能力を発揮して垂直跳び。獲物を掴んだまま跳び上がってもう片方の足で枝を掴み体を引き上げ、ボクサー竜ボクサーが追ってこれない樹上に戻る。

駿しゅんは、ごうを捕えた龍準りゅうじゅんが樹上に逃れた時にはそれを追って木の幹を足場にして三メートルほど跳び上がってみせたが普通のボクサー竜ボクサーにそれはできない。だからこれで安全なんだ。そして樹上でゆっくりと獲物を貪る。

手はあくまで翼の一部でしかないアクシーズは、翼を傷めないようにするためにあまり手は使わない傾向にある。獲物を捕らえたり何か力のいる作業は、手と変わらないくらいに器用に、しかも柔軟に動く足を使う。足が手と変わらないくらいに器用だという点ではサルのようでもある。

いずれにせよ、こういう形での狩猟生活に完全に適応した生態を持つということだな。

もちろん、人間の体がベースになっていることで不合理な点もあるだろうが、その範囲内では合理的に成立しているという印象は受ける。それに、完全な野生の生き物でも、『どうしてそうなった?』という不合理な生態を持つものもいるわけで、これはこれでアリなんだろう。

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