未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

光編 姑や舅との同居

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新暦〇〇三七年三月二十一日



「おはよう……」

朝、ルイーゼが仮の住居にしている家から出てきて、仕事の準備をしていた斗真とうまに挨拶した。これにも驚かされる。彼女は自分から挨拶をするようなタイプに思えなかったからな。

しかも、

「おはよう……」

斗真とうまも、仏頂面ながら挨拶を返した。いやはや、自分に見えてる他人の姿ってのは実際にはごく一部分なんだってことを改めて思い知らされるよ。

「……」

「……」

そうして二人はしばらく見つめ合って、それから斗真とうまが先に視線を外して仕事の準備を再開した。

その様子を、アリニと桜華おうかがそれぞれ見ている。アリニと桜華おうかのカメラが捉えている映像を俺やひかりは見てるというわけだ。

さらに、高炉で作業をしていたドラニが戻ってくると、アリニが、

斗真とうまはルイーゼを意識してますね」

母親目線で言葉にする。それに対してドラニも、

「そうだな。彼ももう一人前の男だ。本人が望むならそういうことがあってもいいと思う」

まさに父親として口にした。

ロボットなんだから本来はそんな風に音声でやり取りする必要はないものの、同時に斗真とうまの親代わりであることで、なるべく人間に寄せた振る舞いをするようにしてるんだ。それをAIが学習し、母親や父親としての振る舞いを再現してくれている。こちらがそう仕向けたわけじゃない。アリニとドラニが自らそういう形で成長していってくれたんだよ。

どこまでいっても<ごっこ遊び>であることは事実でも、決して本当に<気軽な遊戯>というわけでもない。<真剣なシミュレーション>でもある。

これから朋群ほうむ人社会では珍しくなくなっていくであろう<家族の形>なんだ。

そこにルイーゼが加わることになるということか。

もし彼女が本当に斗真とうまと一緒に暮らすことになるとしたら、アリニとドラニとドーベルマンMPMとホビットMk-Ⅱがいることで桜華おうか高仁こうじんの役目は終わるだろうな。

地球人の場合だとこれは<姑や舅との同居>というような形になるものの、ロボットであるアリニやドラニには、人間のような感性はない。ルイーゼのことを本来の意味の<嫁>という形で見ることもないし、<嫁入り>みたいな考え方をすることもない。ただただ一人の人間として迎えてくれるだけだ。なので当然、<嫁姑問題>のようなことも、起こる心配はない。

ルイーゼとしてもその心配がないから自分の気持ちに素直になれているというのもあるのかもしれないな。

そうでなければ彼女のようなタイプは、その辺りの厄介事を厭って積極的になれないだろうしな。

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