未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
1,824 / 2,962
第四世代

光編 チャンス

しおりを挟む
麻酔薬のアンプルをヒト蛇ラミアの口に放り込もうとしたアンデルセンだったが、

「ガッッ!?」

さすがにこれはヒト蛇ラミアも素直に口にはしてくれなかった。頭を振ってアンプルを弾く。その際、容器が割れて麻酔薬が飛び散った。これであと残り四本。

しかも、アンプルを掴んでいたアンデルセンの精密作業用マニピュレータも破壊される。

だが、それは大した問題じゃない。修理すればいいだけだ。痛みも感じないアンデルセンは怯むことなくもう一方の精密作業用マニピュレータで次のアンプルを掴んで準備する。

しかしヒト蛇ラミアが狂ったように頭を振って抵抗。頭に掴まっていた高仁こうじんも振り落とす。

だからさらに拘束を強めるために、ホビットMk-Ⅱを強くしがみつかせる。もちろんヒト蛇ラミアもおとなしくはしておらず、全力で暴れる。

が、ここまでノンストップで暴れ続けたからか、さすがに衰えを感じるな。疲れが出たか? いや、餌を食ってないからエネルギー切れか?

それがどちらにせよ、これはチャンスかもしれない。

ドーベルマンMPMとホビットMk-Ⅱが連携し、力を合わせてヒト蛇ラミアを引きずり倒す。尻尾を振り回して抵抗するのを、尻尾も押さえて封じる。

高仁こうじんが頭を押さえ、桜華おうか鈴夏すずかが<対怪物用打撃銃>を機体の武器用ラッチに戻して重作業用マニピュレータでヒト蛇ラミアの口を強引に開かせる。

そこに再び、アンデルセンがアンプルを食わせようとするものの、これもヒト蛇ラミアの必死の抵抗にあって失敗に終わる。

あと三本。

なので、<総排出口>、つまり<肛門(も兼ねた穴)>からアンプルを押し込もうと、アンプルを渡されたドーベルマンMPMが挑むが、これまた危険を察知したのかヒト蛇ラミアが身をよじったことで途中で割れてしまって失敗。

あと二本。

それでもヒト蛇ラミアの疲労は明らかだから、このまま押さえ付けて動けなくなってから投与すればいいかもしれない。

だがその時、

「ゴオオアアアアアーッッ!!」

ヒト蛇ラミアが渾身の力を振り絞って暴れ、桜華おうか鈴夏すずか高仁こうじんもアンデルセンもドーベルマンMPMもホビットMk-Ⅱも振り払われる。

「ゴハッ! ゴハッッ!!」

荒い息をしつつもヒト蛇ラミアは立ち上がった。

桜華おうか達も態勢を立て直すためにいったん離れる。

が、そこに、地面を奔り抜ける影。どこから紛れ込んだのか獣が一匹ヒト蛇ラミアの前を横切ろうとしたんだ。

イタチ竜イタチだ。

…? イタチ竜イタチ……? いや、イタチ竜イタチは草原を主な生息地にしてる獣だ。この辺りもかろうじて草は生えているが、イタチ竜イタチの餌となる土竜モグラや昆虫が生息するにはいささか厳しすぎるからか、いなかったはずだが……?

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

魅了だったら良かったのに

豆狸
ファンタジー
「だったらなにか変わるんですか?」

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...