未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

彗編 アカトキツユ村のルナ

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そんな調子でホビットサンク村にて<純朋群ほうむ製AI(試作品)>によるホビットMk-Ⅱの制御テストを始め、その様子を注意深く見守る。万が一にも、ホビットMk-Ⅱがこちらの制御を離れて暴走するような様子を見せるなら、光莉ひかり号によって制御を奪うか、場合によっては物理的に制圧することも考えなきゃいけないだろう。

だが取り敢えず今のところはそんな懸念を抱かせるような兆候は微塵もない。

なので今度は、久々にアカトキツユ村に視点を移してみようと思う。

思うが、まああんまり目立った変化もないんだよな。<住人>が、<あんず>と<ますらお>とあらたと、天敵に追われて河に落ちたところをメイガスに救われ保護され、結果としてあらたと一緒にアカトキツユ村で暮らすことになった<レト>と、元々暮らしていた群れの中でイジメられて逃げ出してきたらしいパパニアンの雌との五人?になったことくらいか。

で、そのパパニアンの雌については、<ルナ>と仮称することにした。とはいえもうすでにアカトキツユ村で暮らし始めてからそろそろ二年になり、しかも、レトと共にあらたの下で健やかに成長。見た目には十二歳くらいになっていた。巣立ったりするにはまだ早いにせよ、レト自身が、ほまれのように巣立ちに向けたパフォーマンスを見せていないこともあり、このまま二人してアカトキツユ村に残る可能性が高い印象だな。

ま、パパニアンの雄が巣立つのは、近親婚が続くのを避けるためというのもあるだろうから、あらたと合わせてもまだ三人しかいない上に誰も血の繋がりがないここから無理に離れる必要もないしな。それに、巣立つことなく群れに残る雄だっていないわけじゃない。ほまれの息子のたもつも最終的には巣立ったとはいえ、長らく群れに残ってたわけだし、そういうこともあるさ。

そして、そんな三人をあんずとますらおは、村の維持管理を行いつつあたたかく見守ってくれている。

二体だけだからさすがに村の拡張についてはゆっくりなものの、侵食してきて元の密林の状態に戻ろうとする植物を圧し止めるので精一杯という状態なものの、これ自体がシミュレーションでもあるから、それは別に問題じゃない。むしろ、アリスとドライツェンがいればこの規模の集落であれば維持できるということが確認できているというだけでも意味がある。

なにしろ、あらたとレトとルナの三人を見守りながらだしな。

アリニドラニ村とはまた状況は違いつつ、あらたもレトもルナもあくまでパパニアンとして暮らしていつつ、穏やかに生きていられてるならそれでいいさ。

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