未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

彗編 ぜんぜん話にならない

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新暦〇〇三八年一月十一日



確かに、俺が地球人社会にまだいた六十世紀当時、<まったくの新技術>や<それまでとはまるで異なる発明>みたいなものはほとんど生まれなかったそうだ。技術の発展の速度も、地球での産業革命以降の数百年のそれに比べれば鈍足もいいところだったと聞く。

けどな、その<科学技術>そのものがもうすでに<魔法>と変わらないようなとんでもないレベルに至ってるから、それを完全に理解し習得すること自体がもはや、

<才能頼み>

になってる面もあるらしい。

『とんでもない才覚や才能が生まれてくるからこそ維持されてる』

とも言える。だから、人口が半数になってしまうだけで地球人社会はその技術を維持することさえままならなくなるだろうと唱える専門家もいるそうだ。

実際、俺の子供達はしっかりと<勉強>もしてるが、はっきり言ってシモーヌやレックスやルイーゼのレベルにはまったく至れないのが確実なんだよ。俺程度なら超えられる可能性も、いや、むしろひかりあかりはすでに俺を超えていると言ってもいいが、それじゃぜんぜん話にならない。

アリニドラニ村の斗真とうまだって、彼と同じことが他のルプシアンにできるわけじゃない。彼が特殊なんだ。そういう才覚や才能は突然現れるんだ。そういう人間にコンスタントに現れてもらうためにはそれだけの分母が必要なんだってことだ。

だからこそ、<目先の個人的な価値観>で命の選別なんかされたりしたら、<人間という種>そのものにとってとんでもない損失になってしまったりするわけだよな。

なるほど、目先の事実だけ見ていれば、

『こんな連中、生きてる価値があるのか?』

と思ってしまうのはあると思う。俺だって思ってた。なにより、せっかくの才覚や才能を伸ばす方向じゃなくて<できない奴>に合わせる方向の仕組みというのは違和感しかなかった。

『これじゃせっかくの才能とかが潰されるんじゃないか?』

と思ってしまったりもしてたし、実際にそういうこともあったらしい。

けどな、そうじゃないんだ。こういうのはあくまで、

『仕組みに問題がある』

というだけで、人間の価値そのものとは関係ない。仕組みの方を改めれば済む話だし、確かに改められていったりもしたんだと。

目先に見えるものだけでこの世ってのは成り立ってるわけじゃないんだ。それはまぎれもない現実なんだ。自分の目で見えてるものだけが世界のすべてじゃないんだよ。

俺は親として子供達にそれを分かっていってもらわなきゃいけない。俺自身は確かに凡庸な人間ではあっても、<人の親>なんだ。

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