未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

深編 人間が生まれないと

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新暦〇〇三八年四月二日



ああそうだ。これまた何度も言うが、俺は別に、パートナーを作ることも子供を生み育てることも、この自然そのままが当たり前にある世界に生きていてさえ、

『人間として当然のことだ』

とは思わないし、その実感もない。むしろ、

『パートナーを作らないし子供も持たない持てない個体も、別に珍しくないよなあ』

という実感の方がよっぽど強い。

地球人社会で長く、

『結婚して子供を作るのが当たり前。それが人間としての義務』

的な考え方が幅を利かせていたのは、人間が生まれないと<国>というシステムを維持できないからじゃないのか?

<国というシステムを構築し維持するためのリソース>

として人間が必要だったからじゃないのか?

対して野生には、<国>なんてものがない。<群れ>という小さな集団はあっても、国はない。だから、子供が生まれないことで群れが消滅したところで、その種全体としては大して影響もない。となれば、パートナーを作り子供を作ることを義務のように考える必要もないわけだ。そんなことを義務のように考えなくても、パートナーを作る者は作るし子供を作る者は作るからな。

それで十分に成立してるんだよ。そのことがまた、自然においてはバランスを保ってくれてる。

なのに人間は、<国>や<社会>を維持するためのリソースを求めて次々と人間が生まれることを望み、それを義務であるかのように思い込ませて、いや、まさしく<洗脳>してきた。

しかも、実際には『国のために』だったそれを、

『老後に子供に養ってもらうため』

『老いた自分の面倒を子供に見てもらうため』

なんて詭弁にすり替えて、いかにも、

『自分自身のためになる』

的なニュアンスに錯覚させて思い込ませてきたんだろうなって気がして仕方ないんだよな。

だってそうだろう? 野生の生き物で、

『老いた親の面倒を見る』

なんてのがそんなに当たり前のようにいるか? 『老いては子に従え』どころか、

『老いた個体は、次の世代が生きていくための糧や贄になる』

のがむしろ普通だぞ? 

とにかく地球人くらいなもんなんだよ。老いた個体が次の世代に自分の面倒を見させようとする生き物なんてのはな。

不自然極まりないんだ。まぎれもなく。実際、その所為で社会システムに無理が生じてたんだろう?

で、それをロボットを発展させることで何とか取り繕ってきたわけだ。『ロボットを作る』なんてのができるのも人間ならではだしな。

だからまあ、なんとかなってるものの、やっぱりそれは『自然じゃない』よな。

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