未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 人間が獲得した能力

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じょうがパートナーであるゆうと娘である游煉ゆうれんの姿をただ見つめている光景でさえ、単に微笑ましいばかりのそれでないということを改めて確認した上で、俺もタブレット 越しにそれを見守る。

だが別に何かが起こるわけでもなく、ゆうに付き添われた游煉ゆうれんが、狩りの練習をしていた。

いくら幼くても<肉食の猛獣>であることには違いなく、あどけなささえ感じる姿ながら、巧みに小動物を捕らえ、そのまま頭から囓って見せた。

まったくもって実に逞しい。その逞しさが頼もしい。俺自身の命がこの世界にしっかりと根付いているんだというのも感じる。

正直なところ具体的な責任の取りようもなくただ流されるままに子供達をこの世界に送り出した俺の無責任さが許されたような気もしてしまうな。

もちろんそんなのはただ 『そういう気がする』というだけの話でしかないことも分かってる。何をどうすれば責任を取ったことになるのかも分からない世界だ。責任の取り方について明文化されているわけでもない。

だからこそ、『そんな気がする』というのは大事だと思うし、それを意識することこそが俺自身が人間であるという事実を担保してくれるんじゃないかな。

人間が思っていることは、信じていることは、ただただ『人間がそう思っている』というだけでしかないしな。

その事実を、残酷なまでにはっきりと突きつけてくる。

この世界は。

だからこそ考えるんだ。考えることをやめたら、人間は人間でなくなってしまう。

野生に戻ることさえできなくなった人間が、人間として考えることすら放棄したら、一体何が残るんだろうな。

何か特別な出来事が起こらなくても、これだけのことをここまで考えるきっかけにはなる。これこそが人間が獲得した<能力>なんだろうさ。

爪も牙も筋力も頑健な肉体も捨てた代わりに。

社会というものを作り上げ、それを維持するのに必須の能力だな。

<平凡な日常>というものも、決して退屈なわけじゃない。そこには無限の情報が詰まっている。人間として生きる上において学び取るべき情報が。

それを学び取れるかどうかによって、自分の人生に自ら意味を持たせることもできていくのかもしれないな。

少なくとも俺は、毎日、退屈している暇さえない。<退屈>なんて、あまりにも贅沢なものだと思う。何しろ、

<自分が次の瞬間には命を落としているかもしれないという状況>

じゃないからこそ、退屈だってできるんだからな。

野生の生き物の場合は、ぐうたらしているように見えても、それは次の事態に備えて体を休ませているだけに過ぎないしな。

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