未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 美味そうな肉の塊

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「ギキッ……!」

<美味そうな肉の塊>

にしか見えない華奢な獣とその子供らしいのを相手にしたにも拘わらず思いがけない痛烈な反撃を受けて、若いマンティアンは、困惑どころか混乱しているようにさえ見えた。

『弱そうな相手が実は強かった』

というのは、フィクションでは定番のパターンだろうが、れいとメイの強さには、明確な裏打ちがある。

それに、地球人の感覚だと、緑色のピッタリしたシャツとレギンスを身に着けたれいの姿は、ただならぬ雰囲気を放ってもいるんだよな。それこそ、

<肉食獣の気配>

を放ってるんだ。

<実の母親に食い殺されそうになった憐れな赤ん坊>

の面差しなどもうどこにもない。それどころか、迂闊に近付けばそれこそ食い殺されそうな恐ろしささえあるだろう。

当然か。肉食獣とて幼いうちはむしろ捕食される側だったりするものの、成長と共に捕食する側としての迫力を身に付けていくんだしな。

だから、本質は肉食獣そのもののれいがそれを備えててもなんの不思議もないわけで。

そしてそんなれいの息子であるメイも、まだまだ被捕食者側ではありつつも、しっかりと肉食獣の恐ろしさの片鱗を見せ始めているんだから、大したものだ。

とは言え、若いマンティアンの方も、少なくとも巣立ちを迎えるまでは生き延びてきたこともまた事実。

ここしばらくいいところのなかった彼ではあるものの、生身の生き物相手であれば、力そのものは決して劣っていない。むしろ純粋なスペックだけであれば、互角以上のはずなんだ。

だから、思わぬ反撃に意表を突かれたものの、意欲そのものは失われていないようだ。

何しろ完全に先手を取られて痛烈な一撃を食らったが、それは必ずしも、

『逃げるべき』

という選択を行わせるほどの力の差を示すものではなかったからな。

しかし同時に、れいの方も、今の一撃で方がつくとは思っていなかっただろう。だからすかさず、顔面を狙って突き出すような中段蹴りを繰り出してみせた。

これまた生身の地球人が相手なら一撃で勝負が決まってしまってもおかしくない強烈なものだった。

なのに若いマンティアンは、顔面に受けた初撃のダメージをものともせず、頭を振ってれいの蹴りを躱してみせる。

さらに、死角に回ったメイが繰り出した蹴りについては避けることもせずに肩で受け止めて、鎌を伸ばしてきた。

それに捕らえられれば、今のメイでは逃れる術はないだろう。

だから、周囲に配置していたドローンを、間に飛び込ませる。

直撃さえ免れれば、今のメイでも大丈夫だからだ。

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