未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 どうしようもなくいい加減な話

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パパニアンの、

幼体こどもと言っていい若い個体>

せいに捕らえられる可能性があることを知りながら俺は、それについては対処しなかった。

残酷だとは思うものの、すべてを際限なく救うことはそもそもできないからな。

とはいえ、分かってるつもりでも、覚悟してるつもりでも、ほまれをはじめとした俺の子供達の姿が頭をよぎってしまって、最後まで見届けることはできなかった。

「ギャーッッ!!」

まさしく<断末魔の叫び>が、タブレットから視線を外した俺の耳に届いてきただけだ。

「!?」

それに錬慈れんじもビクッと反応し、

「こわい……」

怯えた様子で俺にしがみついてきた。

そんな彼を、

「大丈夫だ。お父さんがついてる」

穏やかな声を掛けつつ抱きしめる。

もっともそんなものは、正直なところただの気休めだ。なんの具体的な根拠もない。しかしその<気休め>が大事なんだと思う。

人間の心にはな。

そもそも、人間として生きる上では、<建前>や<体裁>や<社交辞令>や<嘘>が必須だ。なにより、人間社会にはどうしようもない<矛盾>が常に付きまとう。そんな中じゃ、<ただの気休め>でさえ重要な意味を持つんだろうな。

だってそうだろう? 俺がしてることも、

ほまれがマンティアンに襲われそうになったら助けるが、ほまれと何も違わないパパニアンの幼体こどもがマンティアンであるせいに襲われても助けない』

という、実にエゴにまみれた対応だからな。<世界>から見ればほまれも今回の若いパパニアンも、同じなんだ。ただただ、

ほまれは俺にとって血を分けた息子だった』

だけでしかなく、かつ、

『ここに作られようとしてる<人間社会>は、どこまでも俺の主観を基にして出来上がりつつある』

とういうだけの話なんだ。

こんないい加減な話があるか? しかし、<人間社会>というもの自体が、

『それを作ろうとしてる誰かの主観を基にした都合によって成り立ってる』

のも事実だよな。

そんな矛盾まみれのいい加減な社会で生きるのなら、<ただの気休め>だって必要になるさ。明確な答の出ない問題を前にしちゃ、<筋の通った適切な対応>というもの自体が存在できないだろうしな。

人間として人間社会で生きるのであれば、それをわきまえておく必要があると思う。親として我が子に、

『人間社会というのは必ずしも筋の通ったことで成り立ってるわけじゃない』

というのも教えておく必要があると感じるんだ。自分が実際に人間社会を作ろうとしているからこその実感だ。

本当に身勝手でエゴそのもので、どうしようもなくいい加減な話だよ。

だが人間という生き物自体が、そんな中でしかまともに生きられないんだよな。

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