未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 愛や心はそこにあるのか?

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『<愛情>なんてものは人間(地球人)が作り出したただの概念でしかない』

そう考えると腑に落ちることって多くないか? 『愛情というものが存在する』のを前提として考えるとまったくピンとこないが、実はそれ自体がまやかしに過ぎないとして考えたら納得できてしまうことが。

俺もそっちの方が上手くハマることが多い気がするんだよな。

エレクシアのこともシモーヌのことも愛してるし、子供達のことも愛してる。だがそれは、俺の感情について<愛>という概念を取り敢えず当てはめてるだけだと考えると、

『まあそうだろうな』

と思えてしまうんだよ。

複数の相手を同時に『愛せて』しまったりするのも、<愛>ってものがそれこそ、

『尊くて正しい』

と考えたらおかしな感じになってしまうが、<愛という概念>を抜きにして考えてみると、

『まあそういうこともあるよな』

とは思えてしまうんだ。とにかく<人間>って存在を特別なものとして祀り上げたいから<愛>なんてのをでっち上げたんだと割り切ってしまうと、すごく楽になれるんだよな。

だが同時に、エレクシアやシモーヌや子供達に対する気持ちについても、これは嘘偽りない俺の<正直な気持ち>だよ。

<リアルな感情>

だ。だからそのために行動するのも、俺にとっては何もおかしなことじゃない。

対してホビットMk-Ⅱ達がヒナを保護してるのは、あくまでシミュレーションの一環として意義があるからだ。人間はついついそういうことをしてしまうし、それをせずにいられない人間という生き物をフォローするためには何が必要かを探るのも大事だと思う。

そして、

『必要だからやっている』

ことについてそこに<感情>や<心>を見出してしまったりする人間という生き物を検証する意味もあるだろうな。

ホビットMk-Ⅱ達がヒナの世話をしてる様子に<愛情>や<思い遣り>を見出してしまうとしても、それ自体は別に悪いことでも何でもないと俺は思うんだよ。

ただそれを押し付けてくるのは勘弁ってだけで。

と同時に、

『<愛>や<心>ってものが『ある』という前提で見てるとさっぱり理解できないことも多いだろうな』

ってのは、実感としてある。

だからこそ、

『愛や心はそこにあるのか?』

に拘る必要を俺は感じないんだ。現象はただ現象としてそこにあるだけで、それ自体が現実なんだ。愛や心がその現象をもたらしたのかどうかは、別に重要じゃない。

ホビットMk-Ⅱ達に<心>がないとしてもこのことによってヒナが生き延びられるなら、ヒナにとってはその事実だけがすべてなんだよ。

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