未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

丈編 限りなくゼロに近付いた

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なんてことを考えてる俺がタブレット越しに見ている前で、ホビットMk-Ⅱ達は早速その場で捕らえた猪竜シシの解体を始めた。まずは血抜きからだ。

木の枝に吊るしてナイフで切りつけると、血が勢いよく流れ出す。そうして血抜きが終わるまでの間に、猪竜シシの突撃を食らって大きなダメージを受けたホビットMk-Ⅱが担がれてホビットサンク村へと戻っていく。村にはオートジャイロの<ハチ子>が待機していて、壊れたホビットMk-ⅡをH-1で修理するために輸送する手はずになっている。

これもまあ、<救急搬送のシミュレーション>だな。

H-1を病院に見立てて、

「キュウキュウカンジャノウケイレヲヨウセイシマス」

「ヨウセイヲジュダクシマス」

という感じで、敢えて音声によるやり取りを経て、壊れたホビットMk-Ⅱを収容したハチ子がホビットサンク村を飛び立つ。

これも、ロボット同士ならそのまま通信で一瞬でデータをやり取りできる。必要な情報の交換だけなら一秒と掛からないし、そこで情報が錯綜することもない。人間の場合、聞き間違いや確認ミスにより齟齬が生じたりするからな。

だから、地球人社会では、人間同士のやり取りだけでなく、救急隊や病院の受付に配された専用のメイトギアが人間と並行して情報のやり取りを行い、ミスを防いでくれる。

そのおかげで救急対応時のミスも限りなくゼロに近付いたそうだ。

ただし、これまでにも何度も触れてきた<AI・ロボット排斥主義者のコミュニティ>では、<AIを搭載していない端末>を用いた情報のやり取りも行ってるものの、やはりミスは、数字の上では千倍以上起こっているらしい。

『すさまじい違いだな』

と感じるが、これはさすがに数字の上での印象でしかないので、

『一千万件に一回』

程度のそれが、

『一万件に一回』

の割合で起こればそれだけでもう<千倍の確率>ってことだしな。

ただ、その<一万件に一回>に当たってしまった当事者からすれば当然、

<大変な不幸>

という話ではある。

だから、

『数さえ少なくなればいい』

じゃなく、

『ヒューマンエラーをいかに減らすか』

がやはり大事になってくるだろう。実際、命に関わるような重大なミスがあった場合には、訴訟を起こされたりもするしな。

メイトギアが配されているのは、そういう事態が生じた際に、致命的なミスがなかったかどうかを確認するためでもある。メイトギアは見聞きしたことすべてをデータとして保存するし。

もっとも、それを確認するには司法的な手続きが必要で、勝手に見ることはできないが。

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