未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

ホビットMk-Ⅱ編 子供役

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で、幼い子供にありがちな、

『なにかに気を取られると他のことが頭から飛んでしまう』

という部分についてのシミュレーションも、ホビットサンク村では行われてる。

<子供役>のホビットMk-Ⅱも、数機いるんだよ。

その<子供役のホビットMk-Ⅱ>は、まさしく人間の子供そのままに、

『遊ぶ』

虫を追いかけたり<鬼ごっこ>をしたりって感じでな。

外見上は他のホビットMk-Ⅱとほとんど変わらないというのに、一応、<子供役>というのが見た目上も区別できるように外装部分を黄色く塗装してはいるものの、それ以外の<仕様>そのものは他の機体とまったく同じだ。

なのに、<子供っぽい振る舞い>をしているだけで本当に子供のようにも見えてくるから不思議なものだ。

今も、三機で<鬼ごっこ>をして遊んでいる。

「キャーッ♡」

「ワーッ♡」

基本的には無感情なただの<音声>でしかない声を上げてるのに、俺達人間の脳はそれを、

<子供の歓声>

として勝手に補正して認識してしまう。いやはや、奇妙なものだな。

しかも、タブレットの画面に映る<黄色い機体>が本当に子供のようにも見えてくるんだ。

不思議だよなあ。

だがその中で、<逃げている子供>を演じている機体が、村の外へと走り出してしまった。そうして、遠巻きに様子を窺っていたボクサー竜ボクサーの群れの前に飛び出してしまう。

<人間の子供>の場合だと、それこそ命に関わる重大事だ。

『村の外には恐ろしい獣がいるから決して出ちゃいけない』

言葉で諭すだけでも、子供は一応、そう認識してくれる。認識してくれるが、遊びに夢中になるとそっちについては意識の外に追いやられてしまい、<失念>してしまうんだ。<子供>ってのはそういうものなんだよ。

いくら<恐怖>や<痛み>で教え込もうとしても、瞬間的には失念してしまうことがある。

それが現実だ。

<恐怖>や<痛み>で教え込もうとしてそれで責任を果たした気になってる大人は、その現実から目を背けるけどな。

『自分達はちゃんと教えたんだから、それでも言うことを聞かない子供の所為だ』

とか言って。

違うんだ。そうじゃない。『言うことを聞かない』んじゃなくて、未熟ゆえに脳の処理能力が追い付かなくて<失念>してしまうだけなんだ。優先順位が転倒してしまうだけなんだよ。

だからこそ大人は、そんな現実を受け止めて、

『子供とはそういうものだ』

という前提の下で心構えを作って対処しなきゃいけないんだ。

それを、ホビットサンク村ではシミュレーションしてるんだよ。

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