未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

メイフェア編 生命活動そのものが厳しさ

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そうなんだ。人間社会がどれほど<人間を守ること>に特化して細々としたリスクを排除しようとしていても、すべてが<人間に都合の良いもの>になってしまうことは決してない。

<生きるという生命活動>

そのものが<厳しさ>そのものだからな。生きている以上は常に<死>と隣り合わせでほんの些細な油断や失敗で命を落とすことだってあるんだ。今の地球人社会では<即死>以外は九割方助かるとは言っても昔はそれこそただ『死んだ』というだけじゃニュースバリューなんて皆無なほど寿命を全うすることなく死んでいく人間が多かったそうじゃないか。

そこまでじゃなくても細々とした<嫌なこと>や<つらいこと>や<きついこと>に直面しているよなあ?

そんな<命>を持っていることが<ぬるま湯>だとか、どこまで現実から目を背けるんだ?

自分の感情や気持ちを優先したいがために<厳しさ>なんて詭弁を振りかざしてるような奴の方がよっぽど『甘えてる』だろ。

俺達だって地球人社会には遠く及ばなくてもそれなりに<文明の利器>を使って危険を回避するようにはしていても命の危険がすぐ傍にあることは事実だし、それはちゃんと承知してる。だからこそ、

<実際は自分を甘やかしたいがゆえの詭弁でしかない厳しさ>

なんてものを意図的に振りかざさなくても厳しさは実感してるよ。子供達もそうだ。

それが分かれば実際に必要なのは<厳しさ>じゃなく、

<生きるという現象に伴う厳しさを前にしても取り乱さないだけの心の余裕>

だと分かるはずなんだ。そしてその<心の余裕>が持てるのは、自分の存在が認められてこそのものなんだよ。

両親を事故で亡くし、妹を恐ろしい病気で亡くし、途方もない借金を返すためにヤクザな仕事をしていた俺が生きていられたのも、結局はエレクシアが支えてくれたからだ。そうじゃなきゃ俺はとっくに自分で命を絶ってただろう。

地球の歴史でも<戦国時代>などと言われた頃には、『厳しくしよう』なんて思わなくても子供に対しても厳しい環境だったそうじゃないか。そしてだからこそ子供でさえ心が荒んで他者を傷付けることすら躊躇がなくなったんだろう? そんな子供達に対して『厳しく接する』なんてのは、<火に油>以外の何だって言うんだ?

そういう子供達に対して他者を傷付けるのをやめさせるには、

『そんな必要はない』

のを分かってもらうのが重要なんじゃないのか?

俺は心底そう思う。今のこの世界で生きているからこそな。

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