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【番外編】聖女と女子会<3>
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肉体派か知能派かなんて、今までの人生の中で考えたことがなかった……気がする。
学生時代に友人が俳優の誰それが~と騒いでいた時もほぼ聞き役だったし。むしろ推し活したいと思えるような相手がいるのが羨ましいと思っていたくらいで。
そういう意味ではそういったことに興味がないのかもしれない。
だから花音ちゃんからの質問に何と答えようかと迷っていたら……。
「頭が良い人も素敵って思うんですけど、あの大きくてがっしりとした体に抱きしめられたら、守ってもらえるような感じがして安心すると思いません?」
いつの間にやら花音ちゃんの中の話題が変わっていた。
「そうね、たしかにそういう安心感はあるかもね」
今まで男性に守られるという経験の乏しい私としては実感として分かりづらいけど、何となく想像はできる。
「ですよね! しかもその人が優しかったり紳士的だったりしたらもう!」
んー……やっぱりこれはレグルスくんのことかしら?
ええー。
まさか殿下のライバルがレグルスくん?
「……まぁ、そう言いつつも、脳筋の人は嫌なんですけど。だってデリカシーないと思いません?」
くるくると表情の変わる花音ちゃんが、今度は眉間に皺を寄せてそう言った。
この言いよう、過去にそういう人がいたのかもね。
「まぁ、バランスが大事なんじゃない?」
「バランスですか?」
「そう。知能派でもそればかりで頭が固い人じゃ困るし、肉体派でもデリカシーの無い脳筋では困るってことでしょ? であれば、やっぱりバランスの良い人が一番ってことかなと思って」
「たしかに!」
私の言葉に、花音ちゃんがパンッと両手を合わせて同意する。
とはいえ……自分で言っておいてなんだけど、漫画に出てくるような文武両道な人って滅多にいないと思うんだよね……。
そんなことを思いながら、その後はすぐに別の話題に変わってしまったから、すっかり忘れていたのだ。
私が花音ちゃんとのその話題を思い出したのは三日後。
公爵邸で、ベラルド卿になぜか壁際まで追い詰められた、その時だった。
学生時代に友人が俳優の誰それが~と騒いでいた時もほぼ聞き役だったし。むしろ推し活したいと思えるような相手がいるのが羨ましいと思っていたくらいで。
そういう意味ではそういったことに興味がないのかもしれない。
だから花音ちゃんからの質問に何と答えようかと迷っていたら……。
「頭が良い人も素敵って思うんですけど、あの大きくてがっしりとした体に抱きしめられたら、守ってもらえるような感じがして安心すると思いません?」
いつの間にやら花音ちゃんの中の話題が変わっていた。
「そうね、たしかにそういう安心感はあるかもね」
今まで男性に守られるという経験の乏しい私としては実感として分かりづらいけど、何となく想像はできる。
「ですよね! しかもその人が優しかったり紳士的だったりしたらもう!」
んー……やっぱりこれはレグルスくんのことかしら?
ええー。
まさか殿下のライバルがレグルスくん?
「……まぁ、そう言いつつも、脳筋の人は嫌なんですけど。だってデリカシーないと思いません?」
くるくると表情の変わる花音ちゃんが、今度は眉間に皺を寄せてそう言った。
この言いよう、過去にそういう人がいたのかもね。
「まぁ、バランスが大事なんじゃない?」
「バランスですか?」
「そう。知能派でもそればかりで頭が固い人じゃ困るし、肉体派でもデリカシーの無い脳筋では困るってことでしょ? であれば、やっぱりバランスの良い人が一番ってことかなと思って」
「たしかに!」
私の言葉に、花音ちゃんがパンッと両手を合わせて同意する。
とはいえ……自分で言っておいてなんだけど、漫画に出てくるような文武両道な人って滅多にいないと思うんだよね……。
そんなことを思いながら、その後はすぐに別の話題に変わってしまったから、すっかり忘れていたのだ。
私が花音ちゃんとのその話題を思い出したのは三日後。
公爵邸で、ベラルド卿になぜか壁際まで追い詰められた、その時だった。
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