月弥総合病院

僕君☾☾

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#16

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なおside‐

そろそろ10時、蜜のところに行こうかな。
朝の回診の時に痰が絡んだ音が聞こえていたから今から吸引しに行こうとしてるところ。


蜜は人見知りで口数が少ないから自分のことを口にできない。でも、あの仲の良い六人には素直に口にできるみたいだけど。先生にも同じように素直に口を開けたらな、とか思ってる。





廊下を歩いていき気が付くともう蜜の病室の扉前に立っていた。


コンコン...

「入るよ。」

ガラガラ...


「あれ?心春、蜜は?」

心春はベッドで本を読んでいたが蜜の姿はどこにもなかった。


心春「なお先生だ!蜜は今、遊戯室で真陽と遊んでるよ!」


遊戯室...?許可した覚えないんだけどな...。はぁ、仕方ないか。


「遊戯室ね?ありがと。心春も喘息出ないように大人しくしてるんだよ。」


心春「はーい!」

 

廊下に出て病室の扉を閉め、僕は遊戯室へ向かった。
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