36 / 625
1章
35話 計画3 ダンジョンアタック開始
しおりを挟む
さっきショップ行った時にまとめて不用品も売って金策しておけばよかった。
とりあえず皮と肉をまた売って3,400Z(ゼニー)を補充、HPポーションを数個購入しようと思ったら一本150Z(ゼニー)もする。まあとりあえず10本購入しておく。
名称:HP下級ポーション
詳細:HPを15回復 あまり美味しくない クールタイム20秒
何でこんなにまずい物に縁があるんだろうか。やっぱり料理は絶対手をだしてやる。
次に購入しておくのはダンジョンアタック必須であろう松明だ。カンテラもあったが、そっちはそっちで中々の価格で手は出せなかったから松明を5本購入。
とりあえずこんな所でアイテムの準備はいいだろう、MPに関しては今の所、二度撃ち以外使い所もないので回復する必要はない、物理系あるあるではある。
大きい買い物を片付けてから、砂丘に会う為に露店エリアの方に来る。
ついでに投げ売りMREの店に寄り、20個ほど購入。相変わらず1個10Z(ゼニー)の産業廃棄っぷりがひどい。なんたってまずいからしょうがないよね。
そう言う訳で情報クランのあいつ、クラン名はダサくて言いたくないので言わないが、砂丘の所へ。相変わらず派手な看板の露店の前に行き、受付の呼び鈴を鳴らす。すぐさま露店の所へと一人やってくる。
「情報、欲しいんだけど?」
「うっす、姉御、お疲れ様です!」
あれ、砂丘じゃない。まあチャラ付いた感じのヒューマンなのはあまり変わらないが、情報さえ売ってくれれば相手がどんな奴であろうと構わないのだが。
「近場の蝙蝠のいるダンジョンとかない?」
「うっす!あります!情報料は姉御料金で、これだけです!」
私に5本指を見せてくる。500Z(ゼニー)だといいんだが、とりあえず500Z分の硬貨データを取り出してカウンターにぱちりと置いて差し出す。それと引き換えに手のひら程の大きさのカードを渡される。一応これでデータのやり取りと言う事らしい。あとあと聞いた話ではプライベート取引に使うデータ受け渡し方法で、他人が横から見ても知らないとそれを見れないというものらしい。
情報クランって伊達じゃなかったんだな。
「確かに頂きました、それにしても姉御、何でこんなダンジョンに?」
「素材狙いでね」
「姉御、色んなことやってるって聞いてますぜ」
「攻略前線組より必死こいてやってるだけよ」
貰ったデータを展開し閲覧。近場で蝙蝠系のモンスターが出現するダンジョンは数個あるが、とりあえず一番弱そうな所で北エリア2のダンジョン、二つ目の候補は南エリア2のダンジョンだ。
「生息数とか主体になってるモンスターまで分からないんだけど?」
「そこは追加料金で!サンドヒルの兄貴が泣いてたせいであんまし自分の裁量で渡せないんです!」
「何、あいつ泣いたの?」
「そりゃあもう、姉御の眼力と胆力?って奴がカタギじゃねえからやばいとかどうとか」
「やっぱNPCが一番だわ……ほら、追加」
露店のカウンターにもたれ、ふうんと相手を見てからまたぱちりと500Zの支払い。受け渡されるデータカード。やはり傍から見たらやばい取引している様子にも見える。
渡された2枚目のデータを確認していると、目的である蝙蝠のデータを見つける。何の捻りもないのだが「Lv6バット」と言うのが北エリア2のダンジョンに多く生息しているらしい。
「素早く飛び回るって特徴くらいしか書いてないわね……飛行系の相手は苦手なのに」
「姉御、ガンナーなら撃てるんじゃないんすか?」
「撃ててるなら苦労しないわよ」
メニューを閉じてため息一つ。結局のところ序盤の弱い敵と言う認識でしかないのでそこまで情報を集めていないのだろう。見て感じた事とレベルと名前をとりあえず報告、と言った感じだ。情報クランなら雑魚一匹一匹も網羅すべきだろうに……いや、調べるっていうか細かい所まで気にしてしまう私が神経質なだけか。
「ところで、何で姉御って呼んでるわけ」
「え、そりゃあうちのクランにきて、情報収集にこの人ありって言われていた兄貴を一発で委縮させて泣かせた上に高額な情報を500Zじゃないと買わねえぞって啖呵切って納得させたドラゴニアンのガンナーじゃないすか!」
私の知らんところで泣いてる奴また増えてるじゃねえか、単純に気が弱いだけだったんじゃないのか、あの砂丘。と言うか色々と誇張されて話が伝わっている感じが強い。これ、情報クラン内で噂になってるなら、ブラックリスト入りみたいなものじゃないの。
「まあ、行ってくるわ」
「ご武運を!」
ぶんぶんと手を見送ってくれるわけだが人目に付くからやめてほしい。とりあえず北エリアの方へと進んで行く。
北エリア1に関してはノンアクティブしかいないので採取しながらのんびりと進んで行く。少し前よりも伐採をやっている人が多くなっている。木工とかもゆっくり人口が増えているんだろうか。時間さえかければ無限に金策できたりするから実は穴だったりするし?
序盤のエリア境目に関しては全ての所に安全地帯がある。北エリアも例に漏れずなので、リスポン位置を更新しておく。忘れてたら東エリアまで吹っ飛ばされていたが、フリではないので抜かりなく。
とりあえず銃剣を構えて北エリア2へ侵入、目的のダンジョンに関しては北エリア2、3の間辺りの洞窟で、マップにもマーカーを押してあるので迷う要素はない。
エルスタン北エリア2
Lv4 ミディアムラット
Lv5 首狩り兎
Lv6 ラージスネーク
やっぱり北エリアは比較的楽な相手で構成されている。アクティブモンスターは蛇で、兎が特殊アクティブになる。前者は普通に飛び掛かってくるとか巻き付いての攻撃をしてくるので相変わらず受け防御や回避での反撃が基本だ。
そして特殊アクティブの兎だが、これは東エリアにいたクソ犬と同様の戦闘中に乱入してくるタイプだ。基本はノンアクティブなので先当てはできるが、長引くと乱入されるしなおかつ探知範囲が広いようだ。
先に別のを倒しても時間差で戦闘再開と言うのがある。
ただ、言っても私もレベルは上がっているし、防具も武器も東エリアでやり合っていた時とは違う。
受けて反撃、回避して反撃なんてのはこの辺の相手ならパターン化しているので特に苦戦する要素はない。
「装備とレベリングって、ほんと大事よね」
ポリゴン状に消失していく蛇を見てから軽く周囲警戒。兎が時間差で攻撃してきて不意打ちでそれなりなダメージを貰った時があったので、構えは解かずにしばし待つ……よし、こない。
「そこまで連戦にならないのと、やっぱり装備のおかげでHP持ってるわ」
ここまで数回戦ったが、今までの動物系と変わらずの対応なのでさっさと処理して先に進む。
そうして多少食らったのは自然回復、ポーションと薬草は温存したままでダンジョン入口にたどり着く。何ともあっけないがレベルと装備が揃っていればこんなものさ。
「さーて、初めてRPGらしいダンジョンだけど……狙いがちょーっと違うのよね」
今回の狙いはずっと言っているが勿論硝石ではある、しかしここのダンジョンでは硝酸狙いだ。錬金があるのを考えればこういった化学系の液体はあるはずだし、なんならそこら中手当たり次第に採掘して天然硝石でも掘れたら儲け物だ。化学式とかはまあ探せばすぐにヒットする。
ここで蝙蝠の糞尿などで作られた硝酸さえ取れれば火薬はすぐだ。
「採れるかどうかわからないから何でもかんでもやるしかないんだけど」
ダンジョンの入口で松明を燃やし、ゆっくりと周りを照らす。案外足場はしっかりしている。単純にダンジョン!っていうよりも洞窟って感じが強い。
「蝙蝠以外のデータ貰い忘れてたわねぇ……」
そういや松明持ちながら戦闘って難しくない?
とりあえず皮と肉をまた売って3,400Z(ゼニー)を補充、HPポーションを数個購入しようと思ったら一本150Z(ゼニー)もする。まあとりあえず10本購入しておく。
名称:HP下級ポーション
詳細:HPを15回復 あまり美味しくない クールタイム20秒
何でこんなにまずい物に縁があるんだろうか。やっぱり料理は絶対手をだしてやる。
次に購入しておくのはダンジョンアタック必須であろう松明だ。カンテラもあったが、そっちはそっちで中々の価格で手は出せなかったから松明を5本購入。
とりあえずこんな所でアイテムの準備はいいだろう、MPに関しては今の所、二度撃ち以外使い所もないので回復する必要はない、物理系あるあるではある。
大きい買い物を片付けてから、砂丘に会う為に露店エリアの方に来る。
ついでに投げ売りMREの店に寄り、20個ほど購入。相変わらず1個10Z(ゼニー)の産業廃棄っぷりがひどい。なんたってまずいからしょうがないよね。
そう言う訳で情報クランのあいつ、クラン名はダサくて言いたくないので言わないが、砂丘の所へ。相変わらず派手な看板の露店の前に行き、受付の呼び鈴を鳴らす。すぐさま露店の所へと一人やってくる。
「情報、欲しいんだけど?」
「うっす、姉御、お疲れ様です!」
あれ、砂丘じゃない。まあチャラ付いた感じのヒューマンなのはあまり変わらないが、情報さえ売ってくれれば相手がどんな奴であろうと構わないのだが。
「近場の蝙蝠のいるダンジョンとかない?」
「うっす!あります!情報料は姉御料金で、これだけです!」
私に5本指を見せてくる。500Z(ゼニー)だといいんだが、とりあえず500Z分の硬貨データを取り出してカウンターにぱちりと置いて差し出す。それと引き換えに手のひら程の大きさのカードを渡される。一応これでデータのやり取りと言う事らしい。あとあと聞いた話ではプライベート取引に使うデータ受け渡し方法で、他人が横から見ても知らないとそれを見れないというものらしい。
情報クランって伊達じゃなかったんだな。
「確かに頂きました、それにしても姉御、何でこんなダンジョンに?」
「素材狙いでね」
「姉御、色んなことやってるって聞いてますぜ」
「攻略前線組より必死こいてやってるだけよ」
貰ったデータを展開し閲覧。近場で蝙蝠系のモンスターが出現するダンジョンは数個あるが、とりあえず一番弱そうな所で北エリア2のダンジョン、二つ目の候補は南エリア2のダンジョンだ。
「生息数とか主体になってるモンスターまで分からないんだけど?」
「そこは追加料金で!サンドヒルの兄貴が泣いてたせいであんまし自分の裁量で渡せないんです!」
「何、あいつ泣いたの?」
「そりゃあもう、姉御の眼力と胆力?って奴がカタギじゃねえからやばいとかどうとか」
「やっぱNPCが一番だわ……ほら、追加」
露店のカウンターにもたれ、ふうんと相手を見てからまたぱちりと500Zの支払い。受け渡されるデータカード。やはり傍から見たらやばい取引している様子にも見える。
渡された2枚目のデータを確認していると、目的である蝙蝠のデータを見つける。何の捻りもないのだが「Lv6バット」と言うのが北エリア2のダンジョンに多く生息しているらしい。
「素早く飛び回るって特徴くらいしか書いてないわね……飛行系の相手は苦手なのに」
「姉御、ガンナーなら撃てるんじゃないんすか?」
「撃ててるなら苦労しないわよ」
メニューを閉じてため息一つ。結局のところ序盤の弱い敵と言う認識でしかないのでそこまで情報を集めていないのだろう。見て感じた事とレベルと名前をとりあえず報告、と言った感じだ。情報クランなら雑魚一匹一匹も網羅すべきだろうに……いや、調べるっていうか細かい所まで気にしてしまう私が神経質なだけか。
「ところで、何で姉御って呼んでるわけ」
「え、そりゃあうちのクランにきて、情報収集にこの人ありって言われていた兄貴を一発で委縮させて泣かせた上に高額な情報を500Zじゃないと買わねえぞって啖呵切って納得させたドラゴニアンのガンナーじゃないすか!」
私の知らんところで泣いてる奴また増えてるじゃねえか、単純に気が弱いだけだったんじゃないのか、あの砂丘。と言うか色々と誇張されて話が伝わっている感じが強い。これ、情報クラン内で噂になってるなら、ブラックリスト入りみたいなものじゃないの。
「まあ、行ってくるわ」
「ご武運を!」
ぶんぶんと手を見送ってくれるわけだが人目に付くからやめてほしい。とりあえず北エリアの方へと進んで行く。
北エリア1に関してはノンアクティブしかいないので採取しながらのんびりと進んで行く。少し前よりも伐採をやっている人が多くなっている。木工とかもゆっくり人口が増えているんだろうか。時間さえかければ無限に金策できたりするから実は穴だったりするし?
序盤のエリア境目に関しては全ての所に安全地帯がある。北エリアも例に漏れずなので、リスポン位置を更新しておく。忘れてたら東エリアまで吹っ飛ばされていたが、フリではないので抜かりなく。
とりあえず銃剣を構えて北エリア2へ侵入、目的のダンジョンに関しては北エリア2、3の間辺りの洞窟で、マップにもマーカーを押してあるので迷う要素はない。
エルスタン北エリア2
Lv4 ミディアムラット
Lv5 首狩り兎
Lv6 ラージスネーク
やっぱり北エリアは比較的楽な相手で構成されている。アクティブモンスターは蛇で、兎が特殊アクティブになる。前者は普通に飛び掛かってくるとか巻き付いての攻撃をしてくるので相変わらず受け防御や回避での反撃が基本だ。
そして特殊アクティブの兎だが、これは東エリアにいたクソ犬と同様の戦闘中に乱入してくるタイプだ。基本はノンアクティブなので先当てはできるが、長引くと乱入されるしなおかつ探知範囲が広いようだ。
先に別のを倒しても時間差で戦闘再開と言うのがある。
ただ、言っても私もレベルは上がっているし、防具も武器も東エリアでやり合っていた時とは違う。
受けて反撃、回避して反撃なんてのはこの辺の相手ならパターン化しているので特に苦戦する要素はない。
「装備とレベリングって、ほんと大事よね」
ポリゴン状に消失していく蛇を見てから軽く周囲警戒。兎が時間差で攻撃してきて不意打ちでそれなりなダメージを貰った時があったので、構えは解かずにしばし待つ……よし、こない。
「そこまで連戦にならないのと、やっぱり装備のおかげでHP持ってるわ」
ここまで数回戦ったが、今までの動物系と変わらずの対応なのでさっさと処理して先に進む。
そうして多少食らったのは自然回復、ポーションと薬草は温存したままでダンジョン入口にたどり着く。何ともあっけないがレベルと装備が揃っていればこんなものさ。
「さーて、初めてRPGらしいダンジョンだけど……狙いがちょーっと違うのよね」
今回の狙いはずっと言っているが勿論硝石ではある、しかしここのダンジョンでは硝酸狙いだ。錬金があるのを考えればこういった化学系の液体はあるはずだし、なんならそこら中手当たり次第に採掘して天然硝石でも掘れたら儲け物だ。化学式とかはまあ探せばすぐにヒットする。
ここで蝙蝠の糞尿などで作られた硝酸さえ取れれば火薬はすぐだ。
「採れるかどうかわからないから何でもかんでもやるしかないんだけど」
ダンジョンの入口で松明を燃やし、ゆっくりと周りを照らす。案外足場はしっかりしている。単純にダンジョン!っていうよりも洞窟って感じが強い。
「蝙蝠以外のデータ貰い忘れてたわねぇ……」
そういや松明持ちながら戦闘って難しくない?
41
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる