124 / 625
4章
118話 嫌いなものは嫌い
しおりを挟む
海産物は好きじゃない。
というのもリアル幼少期のトラウマのせいで結構な歳になるまでほとんど食べられなかった。
で、食べられない私に対して「本当においしい物を食べた事がないから」とかふざけた事を抜かしてくる奴のせいでまたさらに嫌いになる。そういうのも含めて私は海鮮類の9割が嫌いだ。特に甲殻類はやばいね、匂いも駄目だし、食べるとアレルギーじゃないがすぐに戻してしまうくらいには体が拒否反応を起こす。
「流石に匂いとかは再現されてないけど、やっぱり嫌なものは嫌だわ」
別に甲殻類とかおもいっきり魚類って訳ではないが、そこら辺のサハギンよりも大きいサハギンが目の前で銛を構えて唸り声を上げている。まあ、見て分かる通りだが、此処の洞窟のボスだな。やたらとサハギンばっかり多かったのはこの関係もあったんだろう。
まだボス部屋の中には入っていないのでエリアの制限とかはされていないがのしのしと歩いている一回り大きいサハギンがいる。
「何だかんだでボスまで来ちゃったけど、あれ倒したいんでしょ?」
「此処まで来たら倒すのが礼儀っすよ」
「どう、します……?」
「まー、死んでも別に私は痛くないからいいけど」
ぐいーっと伸びてから手持ちのアイテムと言うか装備を一度確認。特に問題はないので減っていた銃弾を装弾しなおす。後はPT全員がフル回復するまで待つのと、軽い食事を済ませる。
「見た目はサハギンだけど、機敏そうな相手のボスって初めてなのよねぇ」
「今までどんな相手してたんすか」
「んー、でかいゾンビとでかいゴーレムくらいしか相手してないけどさ」
「ゴーレムなんて、いました……?」
「東2-2の山のやつね、大柄でのろい相手は苦戦する要素ないし」
今までの連中はそこまで命中率とかAIM力とかが必要になる相手じゃなかったので問題なかったが、細身で素早い相手となるとまた話が変わってくる。デブで鈍足で当たり判定のでかいやつに苦戦するとかFPSなりTPSやってるなら恥ずかしい。細身で素早いとなると、その分の精密さがいるわけだから、適当に撃って当てるよりも難しいのが通例ではあるのだが。
「まあ、弾速もあるし、サハギン狙うよりは楽だろうけど、どこまで素早いかが問題かあ」
せっかく復活したウサ銃は装弾と固定ダメージが優秀なので使っていたが、明らかに素早く動きますって相手には鳳仙花、ショットガンが向いているのなんて、ちょっと考えりゃ分かる。問題は銃剣が使えないと言うので咄嗟の反撃するときに問題があるって位だろう。
「回復するまでの間に準備と、どう対応するか決めとこか」
「わ、私は、遠距離攻撃しか、ないんで……」
「うーん、ヘイトは引きつけられると思うっすけど、アカメさんの発砲音が気になるっす」
「そうなると私自身は戦力外だし、抜けてもいいけど」
「それはそれで、違うと……」
「そうっすねぇ……ガチでやりたいのはあるっすけど、そこまでするのは違うっすね」
やっべ、普通に良い奴らだわ、私だったら普通に攻撃しないで銃剣だけで対応しろとか言ってた気がする。っていうか言ってる。マジで余計な事するなって思っちゃうからな。
「ネトゲとか色んなゲームしてきたけど、ものすごい久々に良い奴に出会ったって感動したわ」
こんな稀な奴らいるんだ。と思いながらインベントリを開いてG4を取り出して、慣れた手つきでマガジンを排出し銃弾を詰める作業を開始するわけだが。最初にマガジンに1発入れてから本体に刺しこんでからコッキング。チェンバー内に一発入れてからマガジンを取り出して12発入れなおす。そうして全て銃弾を詰めたG4をゴーレム戦の時の様に左腰に入れて準備完了。
「アカメさん、そんなに、人付き合い悪いんですね……」
「やっぱガチ勢ってちょっとおかしいんすか……?」
「引っぱたくわよ、あんたたち」
ウサ銃も掠ってもダメージが入る鳳仙花の方へと切り替えて完了。銃弾の予備もまだ40発近くあるし、全部撃ち込むまでには倒せるだろうよ。ついでに減っていた満腹度も塩焼肉で回復しておく。この満腹度システム廃止して食事によるバフ効果にしてくれた方が使いやすいんだけどな。
「うっし、回復完了っす!」
「わ、私はもうちょっとです……」
「こっちは準備完了、あの気持ち悪い魚介類をさっさと倒したいからやるなら一気に片付けたいわ」
「じゃあメタリカさんが回復しきったら突入っすね」
もう少し時間が掛かるというのであれば一応直接発火用の黒色火薬も準備しておくか、導火線とかそういうのはもうないし、とりあえず余っていたポーチに直接50gの黒色火薬を詰めて固めておく。固めると言ってもぎゅっと握っておくだけなのでなんの変哲もない。こんな事出来るようになったのも生活火魔法のおかげだ。これ、いいスキルだわ。
火薬爆弾が思いのほか簡単に出来たので煙草を咥えて火を付ける。インベントリに直に仕舞ってるから、以前やった錬金ギルド爆破事件の様なヘマはもうしない。
「ん、いけます」
「じゃあ早速ボス戦っすよー!」
「保護者感覚すげーわ」
ボスエリアに侵入すると共にサハギンがこっちを視認し、銛をビュンビュンと回転させるように動かしてから柄の部分を腋に挟んでびしっと構える。ああ、これは苦戦する相手だ。絶対苦戦する。
「今までのが雑兵でこいつが武将とか指揮官クラスって言われたら納得するけど」
「キングサハギン、って名前ですね……」
「武将指揮官じゃなくて総大将だったか」
さて、まずはいつもの様に様子を見ながら相手の攻撃パターンを見るのに回避優先で……。
「おらぁー、いくっすよー!」
うん、そんな事だと思ってたよ。攻撃一つ二つも楽しんで回避しながら肉薄したいんだろうな。自分から前線張るっていうのならそれはそれでいいから、攻撃パターンとかを見ながら私は後ろで指示を。
「したかったんだけどなあ」
メカクレの奴もおしゃべり忍者に合わせて攻撃を開始し始めてるんだが、最初から飛ばし過ぎじゃないかって位に撃ちまくっている。うん、何となくと言うか道中の戦闘方法を思い出してみたが、とにかくヘイトをためた前衛に負担がかかる前にかなり高威力の魔法矢で攻撃をする節がある。
殲滅能力が高いからさくっと倒して被害を少なくするというのは確かに利点がある。ただ、相手を速攻で倒せるというのが前提条件になる。倒せない相手だとしても一気に全力を出してダメージを稼ぐのはありだが、形態変化とか暴走とかまあ昨今のゲームではよくあるタイプの物だが、その手の場合に、全力を出せないとか回復のクールタイムで失速してやられるというパターンもある。
「ああ、もう、何でこうバトルジャンキーって言うか頭の使わない戦い方ばっかりになるかな!」
グループ個人1位なだけあって派手にやってはいるけど、あのキングサハギン、魔法防御高いほうじゃないかな、軽いヒットストップばっかりでダメージが入っている感じが薄い。
で、前衛張っているおしゃべり忍者の方はというと、あの銛の振り回しだったり突きの攻撃を分身だったり変わり身だったりで回避している。あんな忍術持ってたのか、あいつ。って言うか忍者ってやっぱああいう変わり種のスキル持ってるんだな。
「このまま楽に……倒せればよかったんだけどなあ」
キングサハギンと二人がやり合っている横から通常のサハギン2匹が湧いてくる。出た出た、今までいなかった使役系のボス。しかも本体強いっぽいし、これは私が担当するしかないな。
「あー、やだやだ、対複数って立ち回りが難しいのよねぇ」
思い切り煙草を吸い上げてから紫煙をぶはーっと吐き出し、右腰に下ろしていたDボアを湧いて出てきた雑兵扱いのサハギン2匹に向かって1発ずつ撃ち込んで此方側にヘイトを向かせる。
「撃つたび派手な音をするんだから目立たない様にってのは難しいわな」
吸い切った煙草をぷっと吐き捨て、向かってくるサハギンを見据える。
「もろに食らったら多分一発ってのは、いつもと変わんないか」
オークよりはダメージ低いといいなあ。
というのもリアル幼少期のトラウマのせいで結構な歳になるまでほとんど食べられなかった。
で、食べられない私に対して「本当においしい物を食べた事がないから」とかふざけた事を抜かしてくる奴のせいでまたさらに嫌いになる。そういうのも含めて私は海鮮類の9割が嫌いだ。特に甲殻類はやばいね、匂いも駄目だし、食べるとアレルギーじゃないがすぐに戻してしまうくらいには体が拒否反応を起こす。
「流石に匂いとかは再現されてないけど、やっぱり嫌なものは嫌だわ」
別に甲殻類とかおもいっきり魚類って訳ではないが、そこら辺のサハギンよりも大きいサハギンが目の前で銛を構えて唸り声を上げている。まあ、見て分かる通りだが、此処の洞窟のボスだな。やたらとサハギンばっかり多かったのはこの関係もあったんだろう。
まだボス部屋の中には入っていないのでエリアの制限とかはされていないがのしのしと歩いている一回り大きいサハギンがいる。
「何だかんだでボスまで来ちゃったけど、あれ倒したいんでしょ?」
「此処まで来たら倒すのが礼儀っすよ」
「どう、します……?」
「まー、死んでも別に私は痛くないからいいけど」
ぐいーっと伸びてから手持ちのアイテムと言うか装備を一度確認。特に問題はないので減っていた銃弾を装弾しなおす。後はPT全員がフル回復するまで待つのと、軽い食事を済ませる。
「見た目はサハギンだけど、機敏そうな相手のボスって初めてなのよねぇ」
「今までどんな相手してたんすか」
「んー、でかいゾンビとでかいゴーレムくらいしか相手してないけどさ」
「ゴーレムなんて、いました……?」
「東2-2の山のやつね、大柄でのろい相手は苦戦する要素ないし」
今までの連中はそこまで命中率とかAIM力とかが必要になる相手じゃなかったので問題なかったが、細身で素早い相手となるとまた話が変わってくる。デブで鈍足で当たり判定のでかいやつに苦戦するとかFPSなりTPSやってるなら恥ずかしい。細身で素早いとなると、その分の精密さがいるわけだから、適当に撃って当てるよりも難しいのが通例ではあるのだが。
「まあ、弾速もあるし、サハギン狙うよりは楽だろうけど、どこまで素早いかが問題かあ」
せっかく復活したウサ銃は装弾と固定ダメージが優秀なので使っていたが、明らかに素早く動きますって相手には鳳仙花、ショットガンが向いているのなんて、ちょっと考えりゃ分かる。問題は銃剣が使えないと言うので咄嗟の反撃するときに問題があるって位だろう。
「回復するまでの間に準備と、どう対応するか決めとこか」
「わ、私は、遠距離攻撃しか、ないんで……」
「うーん、ヘイトは引きつけられると思うっすけど、アカメさんの発砲音が気になるっす」
「そうなると私自身は戦力外だし、抜けてもいいけど」
「それはそれで、違うと……」
「そうっすねぇ……ガチでやりたいのはあるっすけど、そこまでするのは違うっすね」
やっべ、普通に良い奴らだわ、私だったら普通に攻撃しないで銃剣だけで対応しろとか言ってた気がする。っていうか言ってる。マジで余計な事するなって思っちゃうからな。
「ネトゲとか色んなゲームしてきたけど、ものすごい久々に良い奴に出会ったって感動したわ」
こんな稀な奴らいるんだ。と思いながらインベントリを開いてG4を取り出して、慣れた手つきでマガジンを排出し銃弾を詰める作業を開始するわけだが。最初にマガジンに1発入れてから本体に刺しこんでからコッキング。チェンバー内に一発入れてからマガジンを取り出して12発入れなおす。そうして全て銃弾を詰めたG4をゴーレム戦の時の様に左腰に入れて準備完了。
「アカメさん、そんなに、人付き合い悪いんですね……」
「やっぱガチ勢ってちょっとおかしいんすか……?」
「引っぱたくわよ、あんたたち」
ウサ銃も掠ってもダメージが入る鳳仙花の方へと切り替えて完了。銃弾の予備もまだ40発近くあるし、全部撃ち込むまでには倒せるだろうよ。ついでに減っていた満腹度も塩焼肉で回復しておく。この満腹度システム廃止して食事によるバフ効果にしてくれた方が使いやすいんだけどな。
「うっし、回復完了っす!」
「わ、私はもうちょっとです……」
「こっちは準備完了、あの気持ち悪い魚介類をさっさと倒したいからやるなら一気に片付けたいわ」
「じゃあメタリカさんが回復しきったら突入っすね」
もう少し時間が掛かるというのであれば一応直接発火用の黒色火薬も準備しておくか、導火線とかそういうのはもうないし、とりあえず余っていたポーチに直接50gの黒色火薬を詰めて固めておく。固めると言ってもぎゅっと握っておくだけなのでなんの変哲もない。こんな事出来るようになったのも生活火魔法のおかげだ。これ、いいスキルだわ。
火薬爆弾が思いのほか簡単に出来たので煙草を咥えて火を付ける。インベントリに直に仕舞ってるから、以前やった錬金ギルド爆破事件の様なヘマはもうしない。
「ん、いけます」
「じゃあ早速ボス戦っすよー!」
「保護者感覚すげーわ」
ボスエリアに侵入すると共にサハギンがこっちを視認し、銛をビュンビュンと回転させるように動かしてから柄の部分を腋に挟んでびしっと構える。ああ、これは苦戦する相手だ。絶対苦戦する。
「今までのが雑兵でこいつが武将とか指揮官クラスって言われたら納得するけど」
「キングサハギン、って名前ですね……」
「武将指揮官じゃなくて総大将だったか」
さて、まずはいつもの様に様子を見ながら相手の攻撃パターンを見るのに回避優先で……。
「おらぁー、いくっすよー!」
うん、そんな事だと思ってたよ。攻撃一つ二つも楽しんで回避しながら肉薄したいんだろうな。自分から前線張るっていうのならそれはそれでいいから、攻撃パターンとかを見ながら私は後ろで指示を。
「したかったんだけどなあ」
メカクレの奴もおしゃべり忍者に合わせて攻撃を開始し始めてるんだが、最初から飛ばし過ぎじゃないかって位に撃ちまくっている。うん、何となくと言うか道中の戦闘方法を思い出してみたが、とにかくヘイトをためた前衛に負担がかかる前にかなり高威力の魔法矢で攻撃をする節がある。
殲滅能力が高いからさくっと倒して被害を少なくするというのは確かに利点がある。ただ、相手を速攻で倒せるというのが前提条件になる。倒せない相手だとしても一気に全力を出してダメージを稼ぐのはありだが、形態変化とか暴走とかまあ昨今のゲームではよくあるタイプの物だが、その手の場合に、全力を出せないとか回復のクールタイムで失速してやられるというパターンもある。
「ああ、もう、何でこうバトルジャンキーって言うか頭の使わない戦い方ばっかりになるかな!」
グループ個人1位なだけあって派手にやってはいるけど、あのキングサハギン、魔法防御高いほうじゃないかな、軽いヒットストップばっかりでダメージが入っている感じが薄い。
で、前衛張っているおしゃべり忍者の方はというと、あの銛の振り回しだったり突きの攻撃を分身だったり変わり身だったりで回避している。あんな忍術持ってたのか、あいつ。って言うか忍者ってやっぱああいう変わり種のスキル持ってるんだな。
「このまま楽に……倒せればよかったんだけどなあ」
キングサハギンと二人がやり合っている横から通常のサハギン2匹が湧いてくる。出た出た、今までいなかった使役系のボス。しかも本体強いっぽいし、これは私が担当するしかないな。
「あー、やだやだ、対複数って立ち回りが難しいのよねぇ」
思い切り煙草を吸い上げてから紫煙をぶはーっと吐き出し、右腰に下ろしていたDボアを湧いて出てきた雑兵扱いのサハギン2匹に向かって1発ずつ撃ち込んで此方側にヘイトを向かせる。
「撃つたび派手な音をするんだから目立たない様にってのは難しいわな」
吸い切った煙草をぷっと吐き捨て、向かってくるサハギンを見据える。
「もろに食らったら多分一発ってのは、いつもと変わんないか」
オークよりはダメージ低いといいなあ。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる