148 / 625
5章
140話 対人の心得
しおりを挟む
あ、そういえば犬野郎の奴を使って堂々と表で取引させるってのを忘れていた。
それでもやろうと思っていたのは、あまりにも取引が無い場合の手段だったし、一応二人顧客を掴んだわけだから贅沢言うのはやめよう。
それにしても此処からどうするかって話だが、とりあえず自分の畑に行ってジャガイモに水やってから硝石丘掘り返してみるか。
さっさとガンナーギルド見つけて銃弾買える様にしないとなあ……そしたらこの延々と繰り返す硝石稼ぎもなくなる……わけではないな、結局硝酸作るのに必要になるから、其れ関係の物を作る時にずっといるわ。
どっかにチリ硝石みたいな自然に採掘出来る所欲しい、確か乾燥地帯にあるとか聞いたけど、その他自然に発生する条件ってよくわからん。
「って言うかあんた私の自宅に住んでるけど、他の事してんの?」
「どうした急に」
相変わらず楽しそうに酒造して、木工で樽を作っている髭親父を見つけてため息交じりに吐露する。別にこのゲームで何をしようが、他プレイヤーや運営に迷惑を掛けなければそれは自由ってのは分かる。狩るの疲れるしとりあえずログインしてだらだら会話するだけとかもあるし、そこは本人の遊び方だが。
だとしても私の自宅に住み着きすぎじゃねえのか、自分の畑とかどうしてるんだって話にもなる。
「レベリングとか、稼ぎとか色々あるじゃない」
「最初は楽しかったんだが、好きな物作って楽しむ方が長続きするからな、今の所レベリングも必要がない、だったら楽しんで酒造なり出来る此処に入り浸りになるだろ?」
「そういう物かしらねえ……って言うか木工と鍛冶出来るんだったら庭の空きスペースに机と椅子くらい作ってくつろげるスペースでも作んなさいよ」
「ふむ、それもいいな……何だったら儂の畑もこっちに移したいくらいだ」
「つーか畑20面はもう使い切ったから拡張できないっての」
「農業ギルドのレベルを上げたら耕地面積は増やせるだろう?」
そういえばそんなシステムがあったな。
よくよく考えれば、ファーマーガチ勢の連中なら効率化とかが進んで行くと農地拡大をしたくなるに決まっている。20面ってファーマーが頑張れば結構すぐにL畑で埋めれるし、ちょっと考えれば増やさないって選択肢が運営的にはないわな。
問題はどのレベルまで上げて、どのくらい増やせれるのかって話になるわけだが。
「広げるのは今後次第ねえ……ってか知ってるって事は20面以上もってるんじゃない」
「まあな、ただL畑全面ではないからな」
なんかどや顔してくるの引っぱたきたくなるわ。
「どっちにしろ私は私で使うからダメよ、転移だけなら私の自宅から直で自分の畑いけるんでないの?」
「そりゃのう、こっちと向こうを反復横跳びしとるだけだ」
だったら自前で家とか酒とか作れるやん……とは言わないでおく。数少ないクラン員のうえに専属でやってくれているわけだから、自宅でやれる事はなるべくかなえてやるのがボスという物だな。
「そういえば次のイベントまでに酒は量産できるぞ」
「何それ」
「……公式見てないのか?」
「だってずっとログインしてゲームしてるから、公式なんて大型アプデとか致命的なバグ修正くらいしかチェックしないわよ」
これだからと言った顔をしてから、片手で自分の頭を分かりやすく抱えている。そもそも常に公式チェックしてるとかそれはそれでどうなのよ。
ゲームのアップデートの曜日とかは確かに確実にチェックはするけどさ、MMOの大型アップデートって言うほど頻度多くないだろ?
これがアクションゲームとか格ゲーとかの対戦物なら都度修正があったり、追加があったりは更新の速い物もあるからわかるが。
「で、イベントってなにすんの」
「対人イベントだと書いてあったな、流行りのバトロワ系でもやるんじゃないのか」
「バトロワねえ……」
「何だ、好きじゃないのか?」
「いいやー?新作はとりあえず触ったりするし、スマホ、PC、コンシューマーでもやるけど、微妙っちゃ微妙なのよねえ」
八つ当たり樽に腰かけてからメニューを開いて、ゲームのお知らせを見れる部分を確認していく。
確かに対人イベントを開催するらしい、内容は髭親父の言っていた通りバトロワ系、悪くはないんだが、バランス調整とかどうするんだよって話になる。
こういう対戦物をやる際に大事なのは公平性になってくる。対戦物に付きまとってくる1強武器とかキャラとかがいい例だな。
そもそもこういうゲームと相性が悪いのに何でやりたがるのかね。
「バランスが劣悪なのを楽しむ物もあるけど、この手のゲームとはあんましなのよね」
「モンスター相手だけもつまらんからだろう?」
「まあ、やりたい気持ちとか言いたい気持ちは分かるが。職業とステ、レベル差とかをどういうバランスでどうやってやるのかって思うのよ」
考え込みつつ一つずつ整理していく。別に対人が嫌いって訳ではないが、バランスの悪いゲームは嫌いだ。
「装備とステとアイテムはどうするのかーってのもあるし、そもそもこの手のゲームで遠距離職が強いってのは定番すぎてなあ」
お知らせのイベント概要とかを確認しつつ、バランス悪いだろと零しつつ考え込む。
いや、イベントするのはいいけど、対人じゃないゲームでの対人って受けが悪い場合が多いし、これで参加してない人が不利益を被るならそれはそれで問題でしょ。
「それでも不利だとしても、対人ってある程度のラインは何となくと経験と勘で行けるのよ、その後はシステムと環境を理解、その次はもうセンスよ」
「下手の横好きとかもいるだろうに」
「確かに『やっていて楽しい』ってのは大事だわ、モチベーションもあるしね、ただそれはソロだけのゲームの話なのよ」
「別にやっていれば楽しいんじゃないのか?」
これだからという様に大きくため息を吐き出して煙草に火を付けて咥える。
「本人だけならいくら負けようが何しようがいいのよ、そりゃてめえの責任って訳だし、システム的に悪い事をしてなければね」
「今回は個人戦だからその横好きの連中も」
「んー……個人とクランみたいね」
開きっぱなしのお知らせを確認しつつどっちで参加するかを考える。これ参加人数の上限が参加者全員だったらやばいわ。マップの広さとか特設マップ使うのかもあるな。
正直な所、ゲームイベントとしてのハードル自体はかなり上がっている。
「クラン参加で大々的に名前の宣伝がベターかなあ」
「儂は対人が苦手だ」
「まあ、やるってなったら私だけで行くわ」
可能ならそれで勝ちを得て、大々的に名前が出た所で『どーん!』と私の妨害行動をしてきた奴にギロチンを落としてやれる。
正直な所、これだけの為に参加しようと思っているくらいだ。それ以外の物で期待する所はあんましない。
「流石に1対多じゃ勝ち目は少なくないか?」
「んー……出来なくはないけど、大分難しいって所かしら」
「どうするんだ?」
「まー、もうちょっと詳しいのが出ないと何とも言えないけど……でかい所とか強い所って目の敵にされる場合が多いから、そこの漁夫に乗るのが一番かなぁ。大体は淘汰されて大手の数クランに絞られるから、後はそこでちょっかい出していい具合に削って最後の勝ち馬に乗るってとこかしら」
ざっくりとお知らせを読み切ってからメニューを閉じる。
日程的には近日なので土日に合わせるか、平日夜~深夜前くらいで開催するんだろう。
今回に関しては前回のイベントの様にある程度の調査とか謎解き、ではないが足で情報を稼いで順繰りクリアしていくタイプではないし、一発勝負だろう。
「本当は?」
「集団で動いてる所に火炎瓶投げ付けて燃やしてやるとこ見たい」
「下衆か!」
「そういうのは良いとしても、対人は色々あるのよ。人数が少ない分立ち回り方も変わるし、ゲームのルールによっちゃ単純に通用しないってのもあるかもしれんし」
ぷかっと紫煙の輪を吐き出して一息つきながら大分まったりとした時間を堪能している。
「T2Wはステ振りで基本の動きに+αって形だから、リアルの年齢とか体格は関係ないし、それこそ経験と立ち回りとセンスじゃないかしらねぇ」
「そこは自信あるのか」
「そりゃねー……ビックタイトルのFPSで世界ランク500以内だったって経験はあるし」
「てっきり1位だと思っておったが」
「そのゲームだけ物凄い集中してやれば上がったんじゃないかしらねぇ、そもそもランクより私は勝つのが大事だし、今回のイベントもその『勝ち』の為の一部よ」
吸い切った煙草をぷっと捨てて、樽から降りてぐいーっと伸び一つ。そろそろ疲れてきたし、一旦ログアウトしてリフレッシュするかな。
「何にせよ対人って色々難しいのよ。一部のプレイヤーが常勝するとか突破できないってなればコンテンツ過疎化するだけで運営としては癌にしかならないわ」
「儂とばっかり話してるわりに色々考えてるな」
「居候なんだから暇つぶしくらい付き合いなさいよ」
じゃあ、何をすれば?という顔をしたのでジャガイモ畑を指さし、収穫手伝えと言う顔をしてやると、ため息交じりに樽を作る手を止めて収穫を始める。
それでもやろうと思っていたのは、あまりにも取引が無い場合の手段だったし、一応二人顧客を掴んだわけだから贅沢言うのはやめよう。
それにしても此処からどうするかって話だが、とりあえず自分の畑に行ってジャガイモに水やってから硝石丘掘り返してみるか。
さっさとガンナーギルド見つけて銃弾買える様にしないとなあ……そしたらこの延々と繰り返す硝石稼ぎもなくなる……わけではないな、結局硝酸作るのに必要になるから、其れ関係の物を作る時にずっといるわ。
どっかにチリ硝石みたいな自然に採掘出来る所欲しい、確か乾燥地帯にあるとか聞いたけど、その他自然に発生する条件ってよくわからん。
「って言うかあんた私の自宅に住んでるけど、他の事してんの?」
「どうした急に」
相変わらず楽しそうに酒造して、木工で樽を作っている髭親父を見つけてため息交じりに吐露する。別にこのゲームで何をしようが、他プレイヤーや運営に迷惑を掛けなければそれは自由ってのは分かる。狩るの疲れるしとりあえずログインしてだらだら会話するだけとかもあるし、そこは本人の遊び方だが。
だとしても私の自宅に住み着きすぎじゃねえのか、自分の畑とかどうしてるんだって話にもなる。
「レベリングとか、稼ぎとか色々あるじゃない」
「最初は楽しかったんだが、好きな物作って楽しむ方が長続きするからな、今の所レベリングも必要がない、だったら楽しんで酒造なり出来る此処に入り浸りになるだろ?」
「そういう物かしらねえ……って言うか木工と鍛冶出来るんだったら庭の空きスペースに机と椅子くらい作ってくつろげるスペースでも作んなさいよ」
「ふむ、それもいいな……何だったら儂の畑もこっちに移したいくらいだ」
「つーか畑20面はもう使い切ったから拡張できないっての」
「農業ギルドのレベルを上げたら耕地面積は増やせるだろう?」
そういえばそんなシステムがあったな。
よくよく考えれば、ファーマーガチ勢の連中なら効率化とかが進んで行くと農地拡大をしたくなるに決まっている。20面ってファーマーが頑張れば結構すぐにL畑で埋めれるし、ちょっと考えれば増やさないって選択肢が運営的にはないわな。
問題はどのレベルまで上げて、どのくらい増やせれるのかって話になるわけだが。
「広げるのは今後次第ねえ……ってか知ってるって事は20面以上もってるんじゃない」
「まあな、ただL畑全面ではないからな」
なんかどや顔してくるの引っぱたきたくなるわ。
「どっちにしろ私は私で使うからダメよ、転移だけなら私の自宅から直で自分の畑いけるんでないの?」
「そりゃのう、こっちと向こうを反復横跳びしとるだけだ」
だったら自前で家とか酒とか作れるやん……とは言わないでおく。数少ないクラン員のうえに専属でやってくれているわけだから、自宅でやれる事はなるべくかなえてやるのがボスという物だな。
「そういえば次のイベントまでに酒は量産できるぞ」
「何それ」
「……公式見てないのか?」
「だってずっとログインしてゲームしてるから、公式なんて大型アプデとか致命的なバグ修正くらいしかチェックしないわよ」
これだからと言った顔をしてから、片手で自分の頭を分かりやすく抱えている。そもそも常に公式チェックしてるとかそれはそれでどうなのよ。
ゲームのアップデートの曜日とかは確かに確実にチェックはするけどさ、MMOの大型アップデートって言うほど頻度多くないだろ?
これがアクションゲームとか格ゲーとかの対戦物なら都度修正があったり、追加があったりは更新の速い物もあるからわかるが。
「で、イベントってなにすんの」
「対人イベントだと書いてあったな、流行りのバトロワ系でもやるんじゃないのか」
「バトロワねえ……」
「何だ、好きじゃないのか?」
「いいやー?新作はとりあえず触ったりするし、スマホ、PC、コンシューマーでもやるけど、微妙っちゃ微妙なのよねえ」
八つ当たり樽に腰かけてからメニューを開いて、ゲームのお知らせを見れる部分を確認していく。
確かに対人イベントを開催するらしい、内容は髭親父の言っていた通りバトロワ系、悪くはないんだが、バランス調整とかどうするんだよって話になる。
こういう対戦物をやる際に大事なのは公平性になってくる。対戦物に付きまとってくる1強武器とかキャラとかがいい例だな。
そもそもこういうゲームと相性が悪いのに何でやりたがるのかね。
「バランスが劣悪なのを楽しむ物もあるけど、この手のゲームとはあんましなのよね」
「モンスター相手だけもつまらんからだろう?」
「まあ、やりたい気持ちとか言いたい気持ちは分かるが。職業とステ、レベル差とかをどういうバランスでどうやってやるのかって思うのよ」
考え込みつつ一つずつ整理していく。別に対人が嫌いって訳ではないが、バランスの悪いゲームは嫌いだ。
「装備とステとアイテムはどうするのかーってのもあるし、そもそもこの手のゲームで遠距離職が強いってのは定番すぎてなあ」
お知らせのイベント概要とかを確認しつつ、バランス悪いだろと零しつつ考え込む。
いや、イベントするのはいいけど、対人じゃないゲームでの対人って受けが悪い場合が多いし、これで参加してない人が不利益を被るならそれはそれで問題でしょ。
「それでも不利だとしても、対人ってある程度のラインは何となくと経験と勘で行けるのよ、その後はシステムと環境を理解、その次はもうセンスよ」
「下手の横好きとかもいるだろうに」
「確かに『やっていて楽しい』ってのは大事だわ、モチベーションもあるしね、ただそれはソロだけのゲームの話なのよ」
「別にやっていれば楽しいんじゃないのか?」
これだからという様に大きくため息を吐き出して煙草に火を付けて咥える。
「本人だけならいくら負けようが何しようがいいのよ、そりゃてめえの責任って訳だし、システム的に悪い事をしてなければね」
「今回は個人戦だからその横好きの連中も」
「んー……個人とクランみたいね」
開きっぱなしのお知らせを確認しつつどっちで参加するかを考える。これ参加人数の上限が参加者全員だったらやばいわ。マップの広さとか特設マップ使うのかもあるな。
正直な所、ゲームイベントとしてのハードル自体はかなり上がっている。
「クラン参加で大々的に名前の宣伝がベターかなあ」
「儂は対人が苦手だ」
「まあ、やるってなったら私だけで行くわ」
可能ならそれで勝ちを得て、大々的に名前が出た所で『どーん!』と私の妨害行動をしてきた奴にギロチンを落としてやれる。
正直な所、これだけの為に参加しようと思っているくらいだ。それ以外の物で期待する所はあんましない。
「流石に1対多じゃ勝ち目は少なくないか?」
「んー……出来なくはないけど、大分難しいって所かしら」
「どうするんだ?」
「まー、もうちょっと詳しいのが出ないと何とも言えないけど……でかい所とか強い所って目の敵にされる場合が多いから、そこの漁夫に乗るのが一番かなぁ。大体は淘汰されて大手の数クランに絞られるから、後はそこでちょっかい出していい具合に削って最後の勝ち馬に乗るってとこかしら」
ざっくりとお知らせを読み切ってからメニューを閉じる。
日程的には近日なので土日に合わせるか、平日夜~深夜前くらいで開催するんだろう。
今回に関しては前回のイベントの様にある程度の調査とか謎解き、ではないが足で情報を稼いで順繰りクリアしていくタイプではないし、一発勝負だろう。
「本当は?」
「集団で動いてる所に火炎瓶投げ付けて燃やしてやるとこ見たい」
「下衆か!」
「そういうのは良いとしても、対人は色々あるのよ。人数が少ない分立ち回り方も変わるし、ゲームのルールによっちゃ単純に通用しないってのもあるかもしれんし」
ぷかっと紫煙の輪を吐き出して一息つきながら大分まったりとした時間を堪能している。
「T2Wはステ振りで基本の動きに+αって形だから、リアルの年齢とか体格は関係ないし、それこそ経験と立ち回りとセンスじゃないかしらねぇ」
「そこは自信あるのか」
「そりゃねー……ビックタイトルのFPSで世界ランク500以内だったって経験はあるし」
「てっきり1位だと思っておったが」
「そのゲームだけ物凄い集中してやれば上がったんじゃないかしらねぇ、そもそもランクより私は勝つのが大事だし、今回のイベントもその『勝ち』の為の一部よ」
吸い切った煙草をぷっと捨てて、樽から降りてぐいーっと伸び一つ。そろそろ疲れてきたし、一旦ログアウトしてリフレッシュするかな。
「何にせよ対人って色々難しいのよ。一部のプレイヤーが常勝するとか突破できないってなればコンテンツ過疎化するだけで運営としては癌にしかならないわ」
「儂とばっかり話してるわりに色々考えてるな」
「居候なんだから暇つぶしくらい付き合いなさいよ」
じゃあ、何をすれば?という顔をしたのでジャガイモ畑を指さし、収穫手伝えと言う顔をしてやると、ため息交じりに樽を作る手を止めて収穫を始める。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる