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5章
149話 口を動かす前に手を動かせ
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早めに潰すって言うのも手だが、此処で無駄な消耗は抑えたい。
そもそも相対してる上にあいつのスキルも知ってるので相手したくないというのが正直な話だ。
遠近可能で火力三倍とか頭おかしいんだよ、あのスキル。
「顔なじみのよしみでお互いスルーしない?」
「後でやり合うならここで先にしておきたいっすね」
あー、ダメだな、この状態、向こうは完全にやる気だわ。
「2、3個話聞いてからやってもいいと思うのよ」
「そうっすねー……いや、ダメっす!自分が知ってる中でヤバい人物っすから!」
ちょっと知恵付けてきたな、このおしゃべり忍者は。
大体どういう判断でそんなにやばい奴って言ってくるのか理解でき……いや、出来るわ。爆破とか炎上起こして騒いでるんだから、完全に危ない人か。
だとしても、もうちょっとマイルドに対応してくれたっていいのに。
「いやいや、そのヤバい奴と相手しなくていいってだけで十分メリットじゃない?」
「ヤバいから仕留めたいんすよ!」
臨戦態勢のおしゃべり忍者へゆっくりと距離を詰め、一定の距離まで行くと足元に手裏剣が刺さる。投げモーションが殆ど見えなかったが、そんなスキルもあるのか、ステータス補正なのかは分からんな。
「いいじゃない、ちょっとくらい見逃してくれてもさあ」
「そんなに見逃してほしいんすか」
「流石に序盤に知り合い倒すのって気が引けるじゃない」
「そんなもんすか?」
「そりゃそうでしょ、知らん相手ならすぐに撃ち殺してるけど、知ってる顔だからこうしてるわけだし」
「いや、まあ確かにそうっすけど……」
そうそう、そういうもんだから、気が引ける前に倒すわ。
十分近づいたと言うか、まあこの距離なら外さないだろ、と、言う訳で腰撃ちで鳳仙花を二射、おしゃべり忍者に大分直撃したのか即死させると共に、大きく銃声を響かせる。
「でもまあ私に2発も使わせたのは立派よ」
「やり口が完全に外道じゃないっすか!」
「はいはい、外道外道」
そんな台詞を残しながらポリゴン状になり消失していくのを確認、デスボックスとして出てくる四角い箱にポーションが入ってるので回収、全部揃っているわけではないので多分誰かに預けて斥候でもしていたんだろう。
其れでも回収できたのがHP25ポーション2個とMPポーション1個とは、そこそこしけてんな。
ついでにキルボーナスの銃弾は3発だったので使った分を装填しなおして1発の儲けだ。
「流石総固定ダメージ120、ほぼフルヒットするとは思わなかったけど、通常ダメも入ったらそりゃ一撃か」
そりゃあ3枠も使う武器なんだし、強力だよな。
二次サブ想定の職を持ち出してるわけだし、そもそも対人想定している装備のバランスじゃないから、こんな事が可能なんだろう。
実験台になったおしゃべり忍者は今度謝っておくか。
「固定ダメージに調整入ると思ったけど特になかったし、完全に運営のミスっぽい。火薬の時も自爆ダメージ入るようになってたのもあったし」
私以外のガンナーも見かけたし、参戦してるのはいるだろうからその辺りの調整ミスってのはないとは思うんだが……。
一つだけ考えられるのは怪異イベント後にガンナーが増えたという点と、いまだにガンナーギルドが見つかっていないと言う所か。
ショットガンがイベント報酬だけとか入手難易度が高いから持ち出すのがいないだろう、と思っていたって可能性もありうるな。
まあ、それでも銃自体が発砲音、装弾数と装填動作に有限リソースだし、その辺でバランスを取っているんだろう。
このイベント中に何かしらの修正ってのはないだろうから、もし修正が入るとしたら今後だろうし、二回目以降のイベントで固定ダメージ低下とかだな、きっと。
「っと、考え込むのは後にして発砲音気が付かれるとまずいから離脱するか」
2発同時に発射してるから普通に撃つ場合の2倍は響いている……と、思う。どっちにしろ斥候だから連絡の取れなくなった地点に何人か派遣してくると言うのもあるだろうから、さっと移動して隠れよう。
「アカメちゃんぶっ放したっぽいねぇ」
「そうだな、音の方向と大きさが結構響く」
数個目の小隊を蹴散らしてからふいーっとポーション飲んで回復。
後ろにいる十兵衛ちゃんはせっせとポーションを回収しつつ辺りを警戒。アカメちゃんは対人好きじゃないとか言ってたけど、どーも、そんな気しないんだよねー。
「そーいや、十兵衛ちゃん、何で参加したのぉ?」
「そうだの、うちのボスがどれくらいの物か、気になったと言う所か」
「十分だと思うけどなぁ」
「お前さんはどういう理由で」
「んー、アカメちゃんには傭兵扱いされてるけど、一緒にいて楽しいって大事じゃんー?」
これに関してはほんと。
何かやるたび楽しい事してくれるし、むちゃくちゃだけど面白いから、一緒にいて飽きないんだよね。
そういう訳で誘われたからそのままクラン入って、イベント参加に付き合ってるわけだもん。
何だったら最初は個人戦でバーサーカーみたいな事しようと思ってたし?
「まあ、確かにのう……儂の趣味も好きにさせてくれる奴じゃし」
「でしょー?やることなす事、頭おかしいとこがいいんだよねー!」
回復完了、空ポーションを投げ捨てて辺りを確認。
今の所近くに敵もいないし、他の奴を見つけて喧嘩売りに行きたいなあ。
ってわけで、移動開始しながら
「金遣いが頭おかしいのは事実じゃがな、あ奴、数日で200万程稼いで全部使いこんでるしのう」
「ってかどこにそんなお金使ってるんだろねぇ」
「自宅周りじゃろうなあ……そういえば水浸しにされた仕返しするの忘れておったわ」
何やってるんだろ、アカメちゃん。てか水浸しって何をやったらそうなるんだろ。
どうせいつもの事だから水の入った樽でも爆破させた悪戯でもしたんだろうなー。
「のんびり戦闘以外の事してても文句も言わんしな」
「あたしは逆かなぁー、戦闘しろって言うし……ってかアカメちゃん、名前で人の事呼ばないよねぇ」
あたしの事ずーっとバトルジャンキーってしか言わないから名前覚えられないんじゃないかな?結構馬鹿なのかな、アカメちゃんって。
「確かに名前で呼ばれた事ないな……」
「あだ名で呼ぶのが好きなんじゃないー?」
「かもしれんな……向こうに6人規模のクラン」
「お、新しい獲物だー」
えーっと、編成が戦士3、魔法1、弓1、わかんないのが1かな。先に距離詰めて魔法と弓を潰して、距離取って反転してから戦士相手しよっと。
あとは回収してたポーションを受け取って戦闘中にも回復できるように準備して、と。
「あんまり無茶するんじゃないぞ、最後まで残れって言われてるんだからな」
「あー、じゃああの戦士系に火炎瓶投げて炎上させておいてぇ?あたし、後衛の奴をさくっと倒しにいくからさぁ」
「了解した、タイミングは任せるぞ」
「うーい!」
そもそも相対してる上にあいつのスキルも知ってるので相手したくないというのが正直な話だ。
遠近可能で火力三倍とか頭おかしいんだよ、あのスキル。
「顔なじみのよしみでお互いスルーしない?」
「後でやり合うならここで先にしておきたいっすね」
あー、ダメだな、この状態、向こうは完全にやる気だわ。
「2、3個話聞いてからやってもいいと思うのよ」
「そうっすねー……いや、ダメっす!自分が知ってる中でヤバい人物っすから!」
ちょっと知恵付けてきたな、このおしゃべり忍者は。
大体どういう判断でそんなにやばい奴って言ってくるのか理解でき……いや、出来るわ。爆破とか炎上起こして騒いでるんだから、完全に危ない人か。
だとしても、もうちょっとマイルドに対応してくれたっていいのに。
「いやいや、そのヤバい奴と相手しなくていいってだけで十分メリットじゃない?」
「ヤバいから仕留めたいんすよ!」
臨戦態勢のおしゃべり忍者へゆっくりと距離を詰め、一定の距離まで行くと足元に手裏剣が刺さる。投げモーションが殆ど見えなかったが、そんなスキルもあるのか、ステータス補正なのかは分からんな。
「いいじゃない、ちょっとくらい見逃してくれてもさあ」
「そんなに見逃してほしいんすか」
「流石に序盤に知り合い倒すのって気が引けるじゃない」
「そんなもんすか?」
「そりゃそうでしょ、知らん相手ならすぐに撃ち殺してるけど、知ってる顔だからこうしてるわけだし」
「いや、まあ確かにそうっすけど……」
そうそう、そういうもんだから、気が引ける前に倒すわ。
十分近づいたと言うか、まあこの距離なら外さないだろ、と、言う訳で腰撃ちで鳳仙花を二射、おしゃべり忍者に大分直撃したのか即死させると共に、大きく銃声を響かせる。
「でもまあ私に2発も使わせたのは立派よ」
「やり口が完全に外道じゃないっすか!」
「はいはい、外道外道」
そんな台詞を残しながらポリゴン状になり消失していくのを確認、デスボックスとして出てくる四角い箱にポーションが入ってるので回収、全部揃っているわけではないので多分誰かに預けて斥候でもしていたんだろう。
其れでも回収できたのがHP25ポーション2個とMPポーション1個とは、そこそこしけてんな。
ついでにキルボーナスの銃弾は3発だったので使った分を装填しなおして1発の儲けだ。
「流石総固定ダメージ120、ほぼフルヒットするとは思わなかったけど、通常ダメも入ったらそりゃ一撃か」
そりゃあ3枠も使う武器なんだし、強力だよな。
二次サブ想定の職を持ち出してるわけだし、そもそも対人想定している装備のバランスじゃないから、こんな事が可能なんだろう。
実験台になったおしゃべり忍者は今度謝っておくか。
「固定ダメージに調整入ると思ったけど特になかったし、完全に運営のミスっぽい。火薬の時も自爆ダメージ入るようになってたのもあったし」
私以外のガンナーも見かけたし、参戦してるのはいるだろうからその辺りの調整ミスってのはないとは思うんだが……。
一つだけ考えられるのは怪異イベント後にガンナーが増えたという点と、いまだにガンナーギルドが見つかっていないと言う所か。
ショットガンがイベント報酬だけとか入手難易度が高いから持ち出すのがいないだろう、と思っていたって可能性もありうるな。
まあ、それでも銃自体が発砲音、装弾数と装填動作に有限リソースだし、その辺でバランスを取っているんだろう。
このイベント中に何かしらの修正ってのはないだろうから、もし修正が入るとしたら今後だろうし、二回目以降のイベントで固定ダメージ低下とかだな、きっと。
「っと、考え込むのは後にして発砲音気が付かれるとまずいから離脱するか」
2発同時に発射してるから普通に撃つ場合の2倍は響いている……と、思う。どっちにしろ斥候だから連絡の取れなくなった地点に何人か派遣してくると言うのもあるだろうから、さっと移動して隠れよう。
「アカメちゃんぶっ放したっぽいねぇ」
「そうだな、音の方向と大きさが結構響く」
数個目の小隊を蹴散らしてからふいーっとポーション飲んで回復。
後ろにいる十兵衛ちゃんはせっせとポーションを回収しつつ辺りを警戒。アカメちゃんは対人好きじゃないとか言ってたけど、どーも、そんな気しないんだよねー。
「そーいや、十兵衛ちゃん、何で参加したのぉ?」
「そうだの、うちのボスがどれくらいの物か、気になったと言う所か」
「十分だと思うけどなぁ」
「お前さんはどういう理由で」
「んー、アカメちゃんには傭兵扱いされてるけど、一緒にいて楽しいって大事じゃんー?」
これに関してはほんと。
何かやるたび楽しい事してくれるし、むちゃくちゃだけど面白いから、一緒にいて飽きないんだよね。
そういう訳で誘われたからそのままクラン入って、イベント参加に付き合ってるわけだもん。
何だったら最初は個人戦でバーサーカーみたいな事しようと思ってたし?
「まあ、確かにのう……儂の趣味も好きにさせてくれる奴じゃし」
「でしょー?やることなす事、頭おかしいとこがいいんだよねー!」
回復完了、空ポーションを投げ捨てて辺りを確認。
今の所近くに敵もいないし、他の奴を見つけて喧嘩売りに行きたいなあ。
ってわけで、移動開始しながら
「金遣いが頭おかしいのは事実じゃがな、あ奴、数日で200万程稼いで全部使いこんでるしのう」
「ってかどこにそんなお金使ってるんだろねぇ」
「自宅周りじゃろうなあ……そういえば水浸しにされた仕返しするの忘れておったわ」
何やってるんだろ、アカメちゃん。てか水浸しって何をやったらそうなるんだろ。
どうせいつもの事だから水の入った樽でも爆破させた悪戯でもしたんだろうなー。
「のんびり戦闘以外の事してても文句も言わんしな」
「あたしは逆かなぁー、戦闘しろって言うし……ってかアカメちゃん、名前で人の事呼ばないよねぇ」
あたしの事ずーっとバトルジャンキーってしか言わないから名前覚えられないんじゃないかな?結構馬鹿なのかな、アカメちゃんって。
「確かに名前で呼ばれた事ないな……」
「あだ名で呼ぶのが好きなんじゃないー?」
「かもしれんな……向こうに6人規模のクラン」
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えーっと、編成が戦士3、魔法1、弓1、わかんないのが1かな。先に距離詰めて魔法と弓を潰して、距離取って反転してから戦士相手しよっと。
あとは回収してたポーションを受け取って戦闘中にも回復できるように準備して、と。
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