232 / 625
7章
外伝6 アカメ被害者の会
しおりを挟む
「良かったんですか、連れの方を探さなくて」
「付き添いで参加したから、問題なかろう」
「ふむ……で、勝てると思いますか?」
十兵衛さんとアカメさんが戦い始めているのを眺めつつ、2人でどうなるかを話し合う。
とは言え、まだ本格的に戦うと言うか、出方を伺いながら互いの武器をちらつかせて牽制してあっている所だが。
「悪魔と呼ばれた人物なのだろう、五分五分ではないのか?」
「さあ、どうでしょう、複数でなおかつレースイベントですからね」
さて、どうやって動いてくるか。
対人イベントで少し相手をしましたけど、あれよりも強くなっているでしょうし、どういうびっくり技を出してくるのやら。
「随分と買っているようだ」
「共闘も、対戦もした相手ですからね」
そんな事を思っていたら、バイクに乗った人物が1人近づいてくる。どうやら別のクラン員を届けてから観戦ムードのこっちにやってきた、と言う所か。
「はぁーい、ガウェインちゃん」
「薫さんでしたか、いつぞやは防具の作成ありがとうございました」
「おお、裁縫クランのマスターか……ガウェイン殿は顔が広いな」
「やだぁ、あたしったら有名ねぇ♪」
今の所このゲームで最大手の裁縫クランのマスターなだけあって、顔は知っているし顔も広い。あまりこういった荒事系のイベントに参加するというタイプではなかったはずだが?
「して、裁縫クランのマスター殿は何故ここに」
「やーねぇ、薫でいいわよぉ、そうねぇ、アカメちゃんにお届け物と、スーツの出来の確認かしらぁ」
「おや、あのスーツも薫さん手製でしたか」
実はこっそり礼服としてのスーツを作って貰ったので、どういう感じなのかは知っていたが、それはあくまでも防御性能を度外視した見た目重視。どこまで防御性能があるかは興味が沸く。
「やっぱり作り手としては気になるのよねぇ、そっちの忍者さんにも作ったげてもいいわよぉ」
「児雷也と呼んでいただければ。見る限りでは軽装としては優秀そうであるが」
「勿論それもあるけど、アカメちゃんも今は重ね着もしてるから、大分強いと思うのよねぇ、その分ステータス下がっちゃうけど」
おっと、本格的な戦闘が始まっている。薫さんが連れてきたのはマイカさんだったか、こっちもこっちで中々の戦闘力のある人だし、どう捌いていくのか見ものだ。
「1つかけてみませんか?1口1万で」
「ふむ、それは面白そうであるな」
「勝った人がそう取りって所かしらぁ、楽しそうじゃないのぉ」
やんややんやと戦闘を始めたアカメさんたちを尻目に、だしに使って賭けに興じる。
正直此処から先に行ったとしてもイベントとして勝ちがあまりないのでこっちで楽しんだ方が面白い。
「じゃあ、私が取りまとめしますね。おっと」
向こうからの流れ弾を盾で弾くと甲高い音が響く。どうやら以前よりも強い攻撃になったみたいですね。前よりも衝撃と音が大きい辺り、炸薬量でも増やしたのでしょうか。
「数日見ないだけで大分強くなってますね……今の所45口ですが、どうだと思います?」
「今の所はアカメちゃんが優勢ねぇ」
「2対1でも引けを取らない悪魔は恐ろしい」
メモ帳に賭け金を記載しつつ、がっつり観戦状態。ティーセットを取り出して優雅に紅茶を嗜み、しばらく観戦。
暫くするともう1人参戦し、一緒にいた2人がこっちにやってくる。
「あれ、兄さん、なにやってるの?」
「児雷也さんも何やってんすか?」
そして名前を言われた2人で揃って「賭け観戦」と言いつつ、さっさとそこを避けろと手を振り、戦っている所をやんやと観戦。
「ちなみに賭け金と、今の状態はどうなってるっすか?」
「1口1万の45口ですね」
「んじゃあ、ニーナさんに15口のるっす」
「えっと、僕は辞退しときます……」
「相変わらず堅実な弟ですね」
そういえば、いつも私が無茶をする時にはカバーしてくれていましたね。うんうん、兄思いの良い弟だった。
「じゃあ、大損した時には我が弟に金を借りましょう」
「お、じゃあこっちも大損したら忍者クランの皆に金をかり……」
「駄目に決まってるおろう、この間も博打で大損こいたろうに」
今時の漫画やアニメでもやらないような「てへっ」とした感じの動作を新しくやってきた忍者がやっている。どこも可愛い要素が無いのはご愛敬だな。
「それにしても3対1でも防御力があるから結構耐えるわねぇ……アカメちゃんのHP的にそこまで持たないと思ったんだけど、何かあるのかしらぁ?」
「単純に防御力があるからじゃないんすか?」
「確かに防御力は高いけど、そこまで耐えられるHPは無いと思うのよ、案外あの大剣持ってる子の攻撃もクリーンヒットしてるしね?
「ああ、多分HPの共有化ですね、そんなにアカメさん自体はHPが高くのは事実ですし、避けもそんなに上手ではないですから」
「そういった特殊技能があるとは、拙者も初耳である」
「機体によって付けられる物が違うんですよ、って言われても兄さんが教えてくれたんですけど」
だからこそ、本決め出来るまでは何度も機体の変更と調整が出来たのだろう。
「後は何を付けてるかわかりかねますがね……もう5口追加で」
「そんなに掛けちゃうわけ?」
「結構がんがん反撃してるっすからねぇ、アカメさん」
「む……悪魔さんではなかったのか」
「やってる事は悪魔って言うよりも、マフィアですけど」
そう思っていたらまた1人戦闘に参加し始めてる。おや、知らない間に人が増えていますね……ああ、確かアカメさんと取引していた時に、銃弾とスキルを教えた子でしたっけ。
ふむ、これで遠距離攻撃役が1人増えたようですね。
「流石にわからんくなってきたっすね」
「うむ、今の所、悪魔殿は劣勢だが」
「ああいう時に強いのがアカメさんですよ」
ああいった劣勢の時に笑えるか笑えないかがポイントになってくる。アカメさんは確かに半炎半氷の魔人が提唱している理論信者ではあるが、あまりにも楽な戦いだとそれはそれで面白くないはずだ。
詰まるところ「現状じゃ苦戦しているけど勝てる戦い」と踏んでいるからこその笑みだな。
「もう10口上乗せ、アカメさんに35口」
「じゃあ僕もアカメさんに10口」
ピンク髪の子を連れてきた人がこっちにやってきて賭けに乗ってくる。ああ、前のイベントの時に何度か戦闘したドワーフの子だったかな。中々に硬く厄介な相手と言うのは覚えていますね。
「それにしても、凄い面子で」
「ほぼ全員がアカメさんの関係者と言うのは偶然なのか必然なのか」
「アカメちゃんも人望が良くなったわ……あたしと会った時なんてつんつんしてたんだから」
「あー、そうっすね、自分の時も悪態から入ったっす」
「僕なんてパーティー誘ったらすぐ断られたんで……」
「カウンターを覚えろって悪態付かれながら使われてましたね、私の場合は」
「最初のイベントでホラー苦手なのにゾンビの大群と無理やり相手させられましたっけ」
全員が全員、軽く遠い目をしてため息一つ。
それにしてもアカメさんって、初めて会う人に対して警戒心と言うか、扱いが雑ですね。
そうして、しばらくまた観戦しているとトカゲ顔の人が参戦し、ガトリング掃射をしつつ、接近していく。おっと、遠距離職が2人に増えましたね。
「流石のアカメさんも劣勢ですかね」
「やーやー、何をしているのかな?」
「あら、ヘパイストスのマスターじゃない」
楽し気にやってくる、有名人がまた1人、そういえば前回のイベントの上位者で固まっていますね。
それにしても関係者多すぎる気がしますね。
「アカメさんの人脈も中々侮れないですね……では、皆さん賭けについてですね……」
そして、今やっている賭けについて改めて説明をし各々が賭け口を言ってくるのでそれを纏めている時に、不意に爆発が大きく響く。
「……こういうのって賭け不成立ってことかしらぁ」
「んーあー……まあそうなりますかね」
全員が全員吹っ飛んだアカメさんが後方に流れていくのを見ながらどうしようか、と言う感じで顔を見合わせる。
「ノーコンテストはなさそうですけどね」
ダウンから立て直し、暖気しているアカメさんを小さく見据えながらふふっと笑う。
「付き添いで参加したから、問題なかろう」
「ふむ……で、勝てると思いますか?」
十兵衛さんとアカメさんが戦い始めているのを眺めつつ、2人でどうなるかを話し合う。
とは言え、まだ本格的に戦うと言うか、出方を伺いながら互いの武器をちらつかせて牽制してあっている所だが。
「悪魔と呼ばれた人物なのだろう、五分五分ではないのか?」
「さあ、どうでしょう、複数でなおかつレースイベントですからね」
さて、どうやって動いてくるか。
対人イベントで少し相手をしましたけど、あれよりも強くなっているでしょうし、どういうびっくり技を出してくるのやら。
「随分と買っているようだ」
「共闘も、対戦もした相手ですからね」
そんな事を思っていたら、バイクに乗った人物が1人近づいてくる。どうやら別のクラン員を届けてから観戦ムードのこっちにやってきた、と言う所か。
「はぁーい、ガウェインちゃん」
「薫さんでしたか、いつぞやは防具の作成ありがとうございました」
「おお、裁縫クランのマスターか……ガウェイン殿は顔が広いな」
「やだぁ、あたしったら有名ねぇ♪」
今の所このゲームで最大手の裁縫クランのマスターなだけあって、顔は知っているし顔も広い。あまりこういった荒事系のイベントに参加するというタイプではなかったはずだが?
「して、裁縫クランのマスター殿は何故ここに」
「やーねぇ、薫でいいわよぉ、そうねぇ、アカメちゃんにお届け物と、スーツの出来の確認かしらぁ」
「おや、あのスーツも薫さん手製でしたか」
実はこっそり礼服としてのスーツを作って貰ったので、どういう感じなのかは知っていたが、それはあくまでも防御性能を度外視した見た目重視。どこまで防御性能があるかは興味が沸く。
「やっぱり作り手としては気になるのよねぇ、そっちの忍者さんにも作ったげてもいいわよぉ」
「児雷也と呼んでいただければ。見る限りでは軽装としては優秀そうであるが」
「勿論それもあるけど、アカメちゃんも今は重ね着もしてるから、大分強いと思うのよねぇ、その分ステータス下がっちゃうけど」
おっと、本格的な戦闘が始まっている。薫さんが連れてきたのはマイカさんだったか、こっちもこっちで中々の戦闘力のある人だし、どう捌いていくのか見ものだ。
「1つかけてみませんか?1口1万で」
「ふむ、それは面白そうであるな」
「勝った人がそう取りって所かしらぁ、楽しそうじゃないのぉ」
やんややんやと戦闘を始めたアカメさんたちを尻目に、だしに使って賭けに興じる。
正直此処から先に行ったとしてもイベントとして勝ちがあまりないのでこっちで楽しんだ方が面白い。
「じゃあ、私が取りまとめしますね。おっと」
向こうからの流れ弾を盾で弾くと甲高い音が響く。どうやら以前よりも強い攻撃になったみたいですね。前よりも衝撃と音が大きい辺り、炸薬量でも増やしたのでしょうか。
「数日見ないだけで大分強くなってますね……今の所45口ですが、どうだと思います?」
「今の所はアカメちゃんが優勢ねぇ」
「2対1でも引けを取らない悪魔は恐ろしい」
メモ帳に賭け金を記載しつつ、がっつり観戦状態。ティーセットを取り出して優雅に紅茶を嗜み、しばらく観戦。
暫くするともう1人参戦し、一緒にいた2人がこっちにやってくる。
「あれ、兄さん、なにやってるの?」
「児雷也さんも何やってんすか?」
そして名前を言われた2人で揃って「賭け観戦」と言いつつ、さっさとそこを避けろと手を振り、戦っている所をやんやと観戦。
「ちなみに賭け金と、今の状態はどうなってるっすか?」
「1口1万の45口ですね」
「んじゃあ、ニーナさんに15口のるっす」
「えっと、僕は辞退しときます……」
「相変わらず堅実な弟ですね」
そういえば、いつも私が無茶をする時にはカバーしてくれていましたね。うんうん、兄思いの良い弟だった。
「じゃあ、大損した時には我が弟に金を借りましょう」
「お、じゃあこっちも大損したら忍者クランの皆に金をかり……」
「駄目に決まってるおろう、この間も博打で大損こいたろうに」
今時の漫画やアニメでもやらないような「てへっ」とした感じの動作を新しくやってきた忍者がやっている。どこも可愛い要素が無いのはご愛敬だな。
「それにしても3対1でも防御力があるから結構耐えるわねぇ……アカメちゃんのHP的にそこまで持たないと思ったんだけど、何かあるのかしらぁ?」
「単純に防御力があるからじゃないんすか?」
「確かに防御力は高いけど、そこまで耐えられるHPは無いと思うのよ、案外あの大剣持ってる子の攻撃もクリーンヒットしてるしね?
「ああ、多分HPの共有化ですね、そんなにアカメさん自体はHPが高くのは事実ですし、避けもそんなに上手ではないですから」
「そういった特殊技能があるとは、拙者も初耳である」
「機体によって付けられる物が違うんですよ、って言われても兄さんが教えてくれたんですけど」
だからこそ、本決め出来るまでは何度も機体の変更と調整が出来たのだろう。
「後は何を付けてるかわかりかねますがね……もう5口追加で」
「そんなに掛けちゃうわけ?」
「結構がんがん反撃してるっすからねぇ、アカメさん」
「む……悪魔さんではなかったのか」
「やってる事は悪魔って言うよりも、マフィアですけど」
そう思っていたらまた1人戦闘に参加し始めてる。おや、知らない間に人が増えていますね……ああ、確かアカメさんと取引していた時に、銃弾とスキルを教えた子でしたっけ。
ふむ、これで遠距離攻撃役が1人増えたようですね。
「流石にわからんくなってきたっすね」
「うむ、今の所、悪魔殿は劣勢だが」
「ああいう時に強いのがアカメさんですよ」
ああいった劣勢の時に笑えるか笑えないかがポイントになってくる。アカメさんは確かに半炎半氷の魔人が提唱している理論信者ではあるが、あまりにも楽な戦いだとそれはそれで面白くないはずだ。
詰まるところ「現状じゃ苦戦しているけど勝てる戦い」と踏んでいるからこその笑みだな。
「もう10口上乗せ、アカメさんに35口」
「じゃあ僕もアカメさんに10口」
ピンク髪の子を連れてきた人がこっちにやってきて賭けに乗ってくる。ああ、前のイベントの時に何度か戦闘したドワーフの子だったかな。中々に硬く厄介な相手と言うのは覚えていますね。
「それにしても、凄い面子で」
「ほぼ全員がアカメさんの関係者と言うのは偶然なのか必然なのか」
「アカメちゃんも人望が良くなったわ……あたしと会った時なんてつんつんしてたんだから」
「あー、そうっすね、自分の時も悪態から入ったっす」
「僕なんてパーティー誘ったらすぐ断られたんで……」
「カウンターを覚えろって悪態付かれながら使われてましたね、私の場合は」
「最初のイベントでホラー苦手なのにゾンビの大群と無理やり相手させられましたっけ」
全員が全員、軽く遠い目をしてため息一つ。
それにしてもアカメさんって、初めて会う人に対して警戒心と言うか、扱いが雑ですね。
そうして、しばらくまた観戦しているとトカゲ顔の人が参戦し、ガトリング掃射をしつつ、接近していく。おっと、遠距離職が2人に増えましたね。
「流石のアカメさんも劣勢ですかね」
「やーやー、何をしているのかな?」
「あら、ヘパイストスのマスターじゃない」
楽し気にやってくる、有名人がまた1人、そういえば前回のイベントの上位者で固まっていますね。
それにしても関係者多すぎる気がしますね。
「アカメさんの人脈も中々侮れないですね……では、皆さん賭けについてですね……」
そして、今やっている賭けについて改めて説明をし各々が賭け口を言ってくるのでそれを纏めている時に、不意に爆発が大きく響く。
「……こういうのって賭け不成立ってことかしらぁ」
「んーあー……まあそうなりますかね」
全員が全員吹っ飛んだアカメさんが後方に流れていくのを見ながらどうしようか、と言う感じで顔を見合わせる。
「ノーコンテストはなさそうですけどね」
ダウンから立て直し、暖気しているアカメさんを小さく見据えながらふふっと笑う。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる