278 / 625
9章
257話 仕上げに取り掛かる
しおりを挟む
「思ったんだけどよぉ、倒した後に剥ぎ取ったら良かったんじゃねえの?」
ぐったりして座り込んでいる所で猫耳がぽつっと。
「このゲームやってるなら分かるでしょ、倒した瞬間から消失するから意味ないのよ」
ポリゴン状になって消えていったレイドボスの事を思い出しつつ、満身創痍と言う状態で倒したその場で全員が大きくため息を吐き出す。やたらと首を狙っていたわけだが、まあその理由がそこだな。倒した後に取れるって確信も無かったわけだし、しょうがない。それにほら、無事に終わった訳だし、まあいいだろうよ。
「まー……ただ、ちょっと熱くなったのは確かだわ」
「あんなに声を上げるなんて珍しいしな」
「熱くなって良い所でミスるのはちょいちょいやらかすミスなのよねぇ」
葉巻を咥えて火を付けようとすると、トカゲとポンコツピンクの奴が変わりに付けてくる。そういえばうちの敏腕秘書意外に付けられるのは久々な気がするな。
「ガトマガジンの弾全部使い切っちまったな」
「クランの共有にもなくなったっけ?」
「あそこにあるのは材料だけだな、後で作っておくから勝手に引き出せ」
まあ、消耗品ってのは使ってなんぼだし、それはしょうがない。素材回収のマラソンくらいならいくらでもやれるし、いいんだけど。
「で、それは良いとしてボス、目的物は?」
「そりゃー、ばっちりよ。やっぱ倒すまでに首斬ったのがポイントっぽかったわ」
「これで成果無しだと流石にねぇ」
座っている私の頭にのっしりと寄りかかるジャンキーを支えながらインベントリを開き、確かにある事を確認してメニューを閉じる。これでありませんとか言われてたら、多分泣き崩れて暫く立ち上がれなかった。まあ、何にせよトータルで上手い事いったから、ヨシ。結果良ければすべてヨシ。
「私は私で、ファーマークランにお礼参りして、おしゃべり忍者のとこもいかねーとなあ……」
畑の様子を見に行くと言ってすぐにいなくなったファーマークラン、おしゃべり忍者の所はボスの沸き時間だからと言ってさっさと行ってしまうし、あいつらヘビロテ過ぎる。
恨まれているとは言え助けて貰ったのは事実なので何か手土産の一つでも買っておくか?いいや、めんどくせえ。
『助かったわ』
『こっちもこっちで尻尾斬りできたので、焼肉します?』
『別にファーマーだからってベジタリアンって訳じゃないわな……こっちはこっちで忙しいからまた今度な』
はい、完了ー、余計な事言って火に油を注ぐ必要はないし、このぐらい適当に相手しておくのが良い付き合いってもんよ。そのままの流れでおしゃべり忍者のほうもさくっとお礼を言って終わり。なんか不穏と言うか、大丈夫か?って事を去り際に言われたような気がしたけど、まあいいだろう。
「もっとプレイヤーがいると思ったけど、そうでもなかったな」
「たまたまエルスタンだったが、ゼイテやドルイテンにも同じようなレイドボスがいたらしい、向こうは向こうで古参連中がスピード撃破だとさ」
「いつまでもエルスタンを拠点にしてるのは私達くらいって事か」
葉巻をふはーっと吐き出しながら頭の上にいるジャンキーを揺らして遊ぶ。うあーっと唸りながらもだらけっぱなしだ。
「さーてと、地べたじゃなくてうちに帰ってゆっくりするか」
頭にジャンキーを乗せたまま、ずるずる下ろさせておんぶ状態にしてから転移地点に。そういえばボスが中央にいたせいで転移封印とか言うクソ状態になっていたのは目を瞑れない。ある意味で強制参加に近かったし、この辺に関しては結構叩かれそうな要素になりそうだ。
「おかえりなさいませ、みなさま」
サイオン姉妹が3人でお出迎え。
バタバタしていたクランショップも品切れになったらしいので、3人でゆっくりしていたみたいだな。結構自由に生活してるんだな、こいつらは。
「さーて、俺は減った銃弾作っておくかな……」
「材料集めにいかないと……ねー、ボス、弾ちょっとは余ってない?」
「私も余りはないよ、久々にガンベルトに入れていた奴も使いこんだからな」
いつも使ってすぐに20発入れてるガンベルトも今じゃ残り5発しかないし、常にフル装填していた銃もウサ銃しかないしで、こんなからっ空になっているのはゲーム序盤くらいしかなかったな。
「さてと、儂も酒蔵見てくるか」
「ボス湧きもしたしぃ、あたしもいくかなぁ」
「俺様もたまった木工の依頼片付けるとすっかな」
だらっとそれぞれが椅子に座っていたのに、日課やらやる事を見つけるとすぐさま動き始める。何だかんだでこいつら、結構精力的にこのゲームしてるんだよなあ。いや、半日近くあのレイドボスに邪魔されていたって言われたら、そりゃあやる事の一つや二つ溜まってるか。
「はいよ、行ってらっしゃい」
それぞれが転移したり、銃工房に行くのを見送りながら110mm対艦ライフルをインベントリから取り出して机の上に。あの時にジャムったのはある意味で良かったかもしれないな、ウサ銃の銃剣を久々に使って結局成功したわけだから。
ボルトアクションの部分を何度か引き、がちゃがちゃと動くかどうかを確認するが、そりゃあもうがっちり空薬莢が食い込んでいるのでこりゃあばらさないと駄目だ。あー、しまった結局ばらすんだったらトカゲの奴に頼むべきか。
まあ、そう言ってもしょうがないのでカスタマイズを使って銃をばらす。
T2Wにおける銃器のルールをおさらいするなんて久々だなあ……そういう訳で銃床、銃身、接続パーツに分解、ジャムった薬莢を取り外してから組み直し、ボルトアクションのレバーをがしゃがしゃとスライドさせて戻してを繰り返す。
変な所はリアルに作りこんでるわけだけど、めんどくさい所は簡易的にしているってのはいい塩梅だってよくわかるわ。
しっかり元に戻った状態でガシガシと動かしたり狙ったりして具合を確かめてからインベントリに仕舞う……そういえば銃器のリロードモーションや、装填、コッキング動作の出来るアプリなんてあったな。
さて、と……案外あっさりと修理も完了、詰まりを直しただけだからそこまで難しい修理って訳でもなかったな。
「とりあえずトロフィーの作り方はさくっと調べておくとして、その材料を取りに行くか」
インベントリにライフルを仕舞ってウサ銃を装備し直し、ガンベルトに入れていた5発の内2発をウサ銃に装填しておく。しばらくはまた安定供給がされるまでは銃剣ウサ銃で立ち回るしかない。
……ま、いいだろう、たまにはしっかりした立ち回りを見直すってのも悪くないな。
「サイオン、トロフィーの作り方」
「はい、これになります」
メニューを何個ぱっぱと開き、公式Wikiからトロフィーの作り方を表示する。何だろうな、スマホに入ってる音声認識のあれみたいな感じで便利。リアルじゃあれは全く使わないけどさ。
で、トロフィーの材料は結構簡単、木板で飾る大きさを作って、好きな形にしてから、金属やら細工やらで宝石等で装飾、その後で首を付けて完成。
リアルだったら剥製にするのに、ガラス玉で目を入れたり、防腐したりと結構手間が掛かるのだがこれはゲームなので問題なし。
「さてと、良い木板と貴金属、宝石でも探しにいくかね」
木板に関しちゃ猫耳の奴に聞いた方が良いかもしれん。って言うか良い素材集めてるだろうな、あいつは。貴金属や宝石関係の方は……鍛冶か情報クランにでもあたってみれば楽に手に入るかね。
札束ビンタで露店巡って材料集めるってのも全然有りなのだが、自力で手に入れるってのがやっぱり愛着が沸くってもんよ。
「場所だけ聞いて、じっくり1人で集めた上で作りに行くとするか……留守番は任せた」
「はい、いってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げて手を振ってくるサイオンを背中にクランハウスを出て、葉巻の紫煙を燻らせながら入口の上を見上げる。
「派手な看板になりそうだ」
にぃっと口角を上げ、銃剣ウサ銃を肩に提げながら紫煙と鼻歌を混じらせながら情報クランに向かう。
ぐったりして座り込んでいる所で猫耳がぽつっと。
「このゲームやってるなら分かるでしょ、倒した瞬間から消失するから意味ないのよ」
ポリゴン状になって消えていったレイドボスの事を思い出しつつ、満身創痍と言う状態で倒したその場で全員が大きくため息を吐き出す。やたらと首を狙っていたわけだが、まあその理由がそこだな。倒した後に取れるって確信も無かったわけだし、しょうがない。それにほら、無事に終わった訳だし、まあいいだろうよ。
「まー……ただ、ちょっと熱くなったのは確かだわ」
「あんなに声を上げるなんて珍しいしな」
「熱くなって良い所でミスるのはちょいちょいやらかすミスなのよねぇ」
葉巻を咥えて火を付けようとすると、トカゲとポンコツピンクの奴が変わりに付けてくる。そういえばうちの敏腕秘書意外に付けられるのは久々な気がするな。
「ガトマガジンの弾全部使い切っちまったな」
「クランの共有にもなくなったっけ?」
「あそこにあるのは材料だけだな、後で作っておくから勝手に引き出せ」
まあ、消耗品ってのは使ってなんぼだし、それはしょうがない。素材回収のマラソンくらいならいくらでもやれるし、いいんだけど。
「で、それは良いとしてボス、目的物は?」
「そりゃー、ばっちりよ。やっぱ倒すまでに首斬ったのがポイントっぽかったわ」
「これで成果無しだと流石にねぇ」
座っている私の頭にのっしりと寄りかかるジャンキーを支えながらインベントリを開き、確かにある事を確認してメニューを閉じる。これでありませんとか言われてたら、多分泣き崩れて暫く立ち上がれなかった。まあ、何にせよトータルで上手い事いったから、ヨシ。結果良ければすべてヨシ。
「私は私で、ファーマークランにお礼参りして、おしゃべり忍者のとこもいかねーとなあ……」
畑の様子を見に行くと言ってすぐにいなくなったファーマークラン、おしゃべり忍者の所はボスの沸き時間だからと言ってさっさと行ってしまうし、あいつらヘビロテ過ぎる。
恨まれているとは言え助けて貰ったのは事実なので何か手土産の一つでも買っておくか?いいや、めんどくせえ。
『助かったわ』
『こっちもこっちで尻尾斬りできたので、焼肉します?』
『別にファーマーだからってベジタリアンって訳じゃないわな……こっちはこっちで忙しいからまた今度な』
はい、完了ー、余計な事言って火に油を注ぐ必要はないし、このぐらい適当に相手しておくのが良い付き合いってもんよ。そのままの流れでおしゃべり忍者のほうもさくっとお礼を言って終わり。なんか不穏と言うか、大丈夫か?って事を去り際に言われたような気がしたけど、まあいいだろう。
「もっとプレイヤーがいると思ったけど、そうでもなかったな」
「たまたまエルスタンだったが、ゼイテやドルイテンにも同じようなレイドボスがいたらしい、向こうは向こうで古参連中がスピード撃破だとさ」
「いつまでもエルスタンを拠点にしてるのは私達くらいって事か」
葉巻をふはーっと吐き出しながら頭の上にいるジャンキーを揺らして遊ぶ。うあーっと唸りながらもだらけっぱなしだ。
「さーてと、地べたじゃなくてうちに帰ってゆっくりするか」
頭にジャンキーを乗せたまま、ずるずる下ろさせておんぶ状態にしてから転移地点に。そういえばボスが中央にいたせいで転移封印とか言うクソ状態になっていたのは目を瞑れない。ある意味で強制参加に近かったし、この辺に関しては結構叩かれそうな要素になりそうだ。
「おかえりなさいませ、みなさま」
サイオン姉妹が3人でお出迎え。
バタバタしていたクランショップも品切れになったらしいので、3人でゆっくりしていたみたいだな。結構自由に生活してるんだな、こいつらは。
「さーて、俺は減った銃弾作っておくかな……」
「材料集めにいかないと……ねー、ボス、弾ちょっとは余ってない?」
「私も余りはないよ、久々にガンベルトに入れていた奴も使いこんだからな」
いつも使ってすぐに20発入れてるガンベルトも今じゃ残り5発しかないし、常にフル装填していた銃もウサ銃しかないしで、こんなからっ空になっているのはゲーム序盤くらいしかなかったな。
「さてと、儂も酒蔵見てくるか」
「ボス湧きもしたしぃ、あたしもいくかなぁ」
「俺様もたまった木工の依頼片付けるとすっかな」
だらっとそれぞれが椅子に座っていたのに、日課やらやる事を見つけるとすぐさま動き始める。何だかんだでこいつら、結構精力的にこのゲームしてるんだよなあ。いや、半日近くあのレイドボスに邪魔されていたって言われたら、そりゃあやる事の一つや二つ溜まってるか。
「はいよ、行ってらっしゃい」
それぞれが転移したり、銃工房に行くのを見送りながら110mm対艦ライフルをインベントリから取り出して机の上に。あの時にジャムったのはある意味で良かったかもしれないな、ウサ銃の銃剣を久々に使って結局成功したわけだから。
ボルトアクションの部分を何度か引き、がちゃがちゃと動くかどうかを確認するが、そりゃあもうがっちり空薬莢が食い込んでいるのでこりゃあばらさないと駄目だ。あー、しまった結局ばらすんだったらトカゲの奴に頼むべきか。
まあ、そう言ってもしょうがないのでカスタマイズを使って銃をばらす。
T2Wにおける銃器のルールをおさらいするなんて久々だなあ……そういう訳で銃床、銃身、接続パーツに分解、ジャムった薬莢を取り外してから組み直し、ボルトアクションのレバーをがしゃがしゃとスライドさせて戻してを繰り返す。
変な所はリアルに作りこんでるわけだけど、めんどくさい所は簡易的にしているってのはいい塩梅だってよくわかるわ。
しっかり元に戻った状態でガシガシと動かしたり狙ったりして具合を確かめてからインベントリに仕舞う……そういえば銃器のリロードモーションや、装填、コッキング動作の出来るアプリなんてあったな。
さて、と……案外あっさりと修理も完了、詰まりを直しただけだからそこまで難しい修理って訳でもなかったな。
「とりあえずトロフィーの作り方はさくっと調べておくとして、その材料を取りに行くか」
インベントリにライフルを仕舞ってウサ銃を装備し直し、ガンベルトに入れていた5発の内2発をウサ銃に装填しておく。しばらくはまた安定供給がされるまでは銃剣ウサ銃で立ち回るしかない。
……ま、いいだろう、たまにはしっかりした立ち回りを見直すってのも悪くないな。
「サイオン、トロフィーの作り方」
「はい、これになります」
メニューを何個ぱっぱと開き、公式Wikiからトロフィーの作り方を表示する。何だろうな、スマホに入ってる音声認識のあれみたいな感じで便利。リアルじゃあれは全く使わないけどさ。
で、トロフィーの材料は結構簡単、木板で飾る大きさを作って、好きな形にしてから、金属やら細工やらで宝石等で装飾、その後で首を付けて完成。
リアルだったら剥製にするのに、ガラス玉で目を入れたり、防腐したりと結構手間が掛かるのだがこれはゲームなので問題なし。
「さてと、良い木板と貴金属、宝石でも探しにいくかね」
木板に関しちゃ猫耳の奴に聞いた方が良いかもしれん。って言うか良い素材集めてるだろうな、あいつは。貴金属や宝石関係の方は……鍛冶か情報クランにでもあたってみれば楽に手に入るかね。
札束ビンタで露店巡って材料集めるってのも全然有りなのだが、自力で手に入れるってのがやっぱり愛着が沸くってもんよ。
「場所だけ聞いて、じっくり1人で集めた上で作りに行くとするか……留守番は任せた」
「はい、いってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げて手を振ってくるサイオンを背中にクランハウスを出て、葉巻の紫煙を燻らせながら入口の上を見上げる。
「派手な看板になりそうだ」
にぃっと口角を上げ、銃剣ウサ銃を肩に提げながら紫煙と鼻歌を混じらせながら情報クランに向かう。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる