299 / 625
10章
277話 アカメ忍者やるってよ
しおりを挟む
「4レベル上げないとスキル1個全部上げきれないって中々よな」
折角覚えた投擲スキルも未取得。
覚えたから何でもかんでも即実戦投入出来て、使いこなしてあーだこーだ……出来りゃいいんだけど、そんな事は出来ないので、地道にレベルを上げて素直にスキルを覚えよう。
それに一度覚えさえすればSPがあればいつでも手に入れる事が出来るんだし、手に入れたそばから全部覚えていったら浅く広くのそこまで強くない中途半端なキャラになるわな。
「……そもそも何でサブ取り始めたんだっけか」
SP欲しいからサブに手を出したのに、まず先にサブで動けるようにならなきゃいけないって前提だったわ。ポンコツとトカゲみたいに趣味と長所を伸ばす為に選択しても良かった気がするな。
「なー、そう思わないか?」
目の前で盾を構え、モンスターの猛攻を防いでいるちんちくりんの背中に問いかける。
「何の話ですか!?」
相変わらず物理相手には強いなあ、こいつ。
少々遡り。
投擲のスキルを手に入れてから、投げまくって消費した手裏剣と苦無を補充するために忍者ギルドに行く途中で久々にちんちくりんに出会う。
後ろに数人、ゲーム慣れしていないようなプレイヤーが数人いるのを見る限り、案内でもしていたって事か。そういえばよく初心者や新規を勧誘していると聞いたし、そっちの育成にでも力を入れたか?
「何やってるんですか、アカメさん」
「私の台詞だわ、それ」
ちんちくりんが後ろにいたその初心者か新規らしいプレイヤーに待っていてと言ってから此方に来ると少々話し込む。
「何か久々に見たわねー、あんたの事」
「これでも大きいクランのマスターですから……まあ、今日は街案内とレベリングの手伝いなんですよ」
「ゾンビにビビり倒してたのが成長したもんねえ」
「それは秘密で……!」
まあ、ちょっとした黒歴史だよな。
あんだけびーびー言っていたのが1ヶ月も経ったらしっかりクランマスターしてるって言うんだから。
最初は持ち上げられたお飾りマスターだったからって嘆いていたような覚えもあるんだが、状況に流されたのか適応したのか、どっちにしろ成長著しいな。
「そのレベリング、私にも付き合わせろって言ったら連れてってくれる?」
「別に良いですけど……アカメさんの強さじゃ初心者向けの所じゃ意味ないですよね」
「スキルも武器も何もないサブのLv1だから十分だって」
銃持ってないよーとアピールするようにガンベルトや手を広げて見せる。
やたらと胸に視線が来るけど、宇宙猫Tガン見しすぎだろ。私が知っている限りでは着ているのがいないから珍しいんだろうよ。
「うーん、いいですけど、今どんな状態なんですか?」
「ろくに刀も振れなきゃ、手裏剣や苦無を投げても3回に1回しかまともに当たらない忍者って感じ」
何でそんな状態なんだよ、って顔をしたのだが、すぐにいつもの顔に戻る。
多分だけどあいつの中で「アカメさんだし」って事で納得したんだろう。私に会った奴って大体そういう思考になるのは……私のせいだな。
とりあえずレベリングに関してはよっぽど強い所に行かない限りは防具もステータスも揃っているから死なないはず。それにあんまりにも足を引っ張るって話ならその場でガンナーに切り替えて手伝いにすればいいし、問題ない。
「アカメさんが弱いって新鮮なんで、それでもいいですよ」
「ちんちくりんのくせに生意気になったわね」
頬っぺたぐにぐに伸ばしてやろうと思ったが、人目があるしやめておいてやろう。
そんな事を思っていたらちんちくりんからパーティー申請が飛んでくるので受理。後ろに3~4人いたが、レベリングするのはそのうち2人のようだな。
4人パーティならそんなに足を引っ張らないだろう。
「今日は西エリアを進むんで、西門で待っててもらっていいです?」
「分かった、後で合流だな」
じゃあ私も私で準備しておくか。ポーション買いそろえる位しかないけど。
で、話は戻り。
「ガンナーってやっぱ固定ダメージが強い分弱いって言うか、ふり幅が大きいなって」
ちんちくりんが盾でどうにか堪えている所を横から手裏剣を投げて援護。相変わらず威力がないな。私の投げ物って。何だったら一緒に付いてきている初心者2人の方がダメージを出している。こうなると寄生って思われるから、外も中もあんまりいい風に見られないのが嫌な所だ。
「やっぱ何にもスキル無いと弱いわ」
そんなにがっつり強い相手はいない西エリア1-3だが、よくよく考えりゃゲーム上じゃエリア最強のルートなんだよな。
「アカメさん、素直に銃使ったらどうです?」
「そりゃ使いたいけど、専用武器だからさっき投げた手裏剣よりもどこ飛んでいくかわからんないわよ」
「えー……銃使わないとアカメさん爆破くらいしかないじゃないですか」
「だから銃以外の手段を覚えようとしてるのよ」
相変わらずのフルプレートにタワーシールドのちんちくりんが一息入れようと指示を出して、休憩しているなかで、話し込む。
「寄生だーって思われてんのは察してるしな」
「ですよね……うちの初期面子ならアカメさんに協力してくれると思うんですけど」
「ゲームやるのに有名人を知ってなきゃいけないなんてルールも無いんだし、しゃーないって」
寧ろ無理やり付いてきた感じがあるので、そういった目に晒されるのは甘んじて受けるしかない。レベルさえ一つ上がれば投擲の精度が上がるから、もうちょっとまともに投げ付ける事が出来るはずなんだよ。
「まあ、もうちょいやったらいけると思うから」
分かったと言い、休憩していた2人と合流して、さらに西エリア1-4の方へと向けて歩き出す。
流石に足手まといと言うか、盾役のちんちくりんが出遅れない様にトラッカー使いっぱなしで索敵に集中するしか出来ないのが歯がゆいわ。
今の所やれると言ったらトラッカーを使い不意打ちを貰わない様に先制攻撃で手裏剣飛ばし、ちんちくりん達を身構えさせるってくらいだな。
うーん、やっぱり弱いなあ。
思いっきり弱いって自覚しているけど、楽しんでる辺りいい性格しているな、私。
それにしても茂みや木々の裏、隠れているのを探して攻撃を先当て出来るのはガンナーよりも忍者の方が向いているな。隠密ガンナー、確か二次選択の時に出ていたゴーストってのがより特化した相手、だったかもしれない。
そんな事を思っていたらレベルが1つ上がる。それにしても本当にSPしか貰えないのな。
あくまでもサブは足りないSPを補う為、もしくはスキルの幅を増やす為のものと割り切った方がいいな。
ちなみに投擲の具体的なスキル内容はこう。
スキル名:投擲 レベル:1
詳細:【パッシブ】
:物を投げる際により正確にかつ素早く遠く投げられる
備考:レベル上昇により効果がアップ
結構普通だったが、その効果はと言うとすげえ出てくる。
明らかに投げたときの音が違うし、何だったら2発に1回当たるようになったから命中率もアップ。銃剣を覚えたての時もそうだったが、やっぱりLv1でもスキル1個覚えているだけで一気に快適になる。
改めて、このゲームの神髄と言うのを理解した気がする。
色々と現実の動きや、自分の想像通りに動くことは出来るが、どうしてもぎこちなさが出ているので上手くいかないと、ゲーム側で制限をされているわけだ。
そしてその制限を解除して、なおかつ動きを良くしていくのがスキルなんだと頭と体ではっきり理解出来たわ。理解していなかったと言う訳ではないが、こんなにも効果が出ると思わなかっただけだが。
「スキルってすげーわ、これがゲームにメリハリを生んでる気がする」
戦闘が終わっての休憩中、近くにあった木に手裏剣と苦無を投げると、面白いように当たるようになっている。
「アカメさん、そんなに投げてると敵が寄ってくるんじゃ」
「やっとまともに投げられたからなー……銃じゃないから音もしないし、今すげえ楽しいんだわ」
上手投げ、下手投げ、横投げ、自由自在……って訳でもないけど、明らかに精度が上がっているから単純に楽しい。
こらー、サブ職上げる意味もあるってもんだな。
「ようやく戦力になってきたから、もっと援護できるわ」
ちんちくりんに「にぃ」っと口角を上げてギザ歯を見せる笑みを浮かべつつ、手の中で苦無を回す。
折角覚えた投擲スキルも未取得。
覚えたから何でもかんでも即実戦投入出来て、使いこなしてあーだこーだ……出来りゃいいんだけど、そんな事は出来ないので、地道にレベルを上げて素直にスキルを覚えよう。
それに一度覚えさえすればSPがあればいつでも手に入れる事が出来るんだし、手に入れたそばから全部覚えていったら浅く広くのそこまで強くない中途半端なキャラになるわな。
「……そもそも何でサブ取り始めたんだっけか」
SP欲しいからサブに手を出したのに、まず先にサブで動けるようにならなきゃいけないって前提だったわ。ポンコツとトカゲみたいに趣味と長所を伸ばす為に選択しても良かった気がするな。
「なー、そう思わないか?」
目の前で盾を構え、モンスターの猛攻を防いでいるちんちくりんの背中に問いかける。
「何の話ですか!?」
相変わらず物理相手には強いなあ、こいつ。
少々遡り。
投擲のスキルを手に入れてから、投げまくって消費した手裏剣と苦無を補充するために忍者ギルドに行く途中で久々にちんちくりんに出会う。
後ろに数人、ゲーム慣れしていないようなプレイヤーが数人いるのを見る限り、案内でもしていたって事か。そういえばよく初心者や新規を勧誘していると聞いたし、そっちの育成にでも力を入れたか?
「何やってるんですか、アカメさん」
「私の台詞だわ、それ」
ちんちくりんが後ろにいたその初心者か新規らしいプレイヤーに待っていてと言ってから此方に来ると少々話し込む。
「何か久々に見たわねー、あんたの事」
「これでも大きいクランのマスターですから……まあ、今日は街案内とレベリングの手伝いなんですよ」
「ゾンビにビビり倒してたのが成長したもんねえ」
「それは秘密で……!」
まあ、ちょっとした黒歴史だよな。
あんだけびーびー言っていたのが1ヶ月も経ったらしっかりクランマスターしてるって言うんだから。
最初は持ち上げられたお飾りマスターだったからって嘆いていたような覚えもあるんだが、状況に流されたのか適応したのか、どっちにしろ成長著しいな。
「そのレベリング、私にも付き合わせろって言ったら連れてってくれる?」
「別に良いですけど……アカメさんの強さじゃ初心者向けの所じゃ意味ないですよね」
「スキルも武器も何もないサブのLv1だから十分だって」
銃持ってないよーとアピールするようにガンベルトや手を広げて見せる。
やたらと胸に視線が来るけど、宇宙猫Tガン見しすぎだろ。私が知っている限りでは着ているのがいないから珍しいんだろうよ。
「うーん、いいですけど、今どんな状態なんですか?」
「ろくに刀も振れなきゃ、手裏剣や苦無を投げても3回に1回しかまともに当たらない忍者って感じ」
何でそんな状態なんだよ、って顔をしたのだが、すぐにいつもの顔に戻る。
多分だけどあいつの中で「アカメさんだし」って事で納得したんだろう。私に会った奴って大体そういう思考になるのは……私のせいだな。
とりあえずレベリングに関してはよっぽど強い所に行かない限りは防具もステータスも揃っているから死なないはず。それにあんまりにも足を引っ張るって話ならその場でガンナーに切り替えて手伝いにすればいいし、問題ない。
「アカメさんが弱いって新鮮なんで、それでもいいですよ」
「ちんちくりんのくせに生意気になったわね」
頬っぺたぐにぐに伸ばしてやろうと思ったが、人目があるしやめておいてやろう。
そんな事を思っていたらちんちくりんからパーティー申請が飛んでくるので受理。後ろに3~4人いたが、レベリングするのはそのうち2人のようだな。
4人パーティならそんなに足を引っ張らないだろう。
「今日は西エリアを進むんで、西門で待っててもらっていいです?」
「分かった、後で合流だな」
じゃあ私も私で準備しておくか。ポーション買いそろえる位しかないけど。
で、話は戻り。
「ガンナーってやっぱ固定ダメージが強い分弱いって言うか、ふり幅が大きいなって」
ちんちくりんが盾でどうにか堪えている所を横から手裏剣を投げて援護。相変わらず威力がないな。私の投げ物って。何だったら一緒に付いてきている初心者2人の方がダメージを出している。こうなると寄生って思われるから、外も中もあんまりいい風に見られないのが嫌な所だ。
「やっぱ何にもスキル無いと弱いわ」
そんなにがっつり強い相手はいない西エリア1-3だが、よくよく考えりゃゲーム上じゃエリア最強のルートなんだよな。
「アカメさん、素直に銃使ったらどうです?」
「そりゃ使いたいけど、専用武器だからさっき投げた手裏剣よりもどこ飛んでいくかわからんないわよ」
「えー……銃使わないとアカメさん爆破くらいしかないじゃないですか」
「だから銃以外の手段を覚えようとしてるのよ」
相変わらずのフルプレートにタワーシールドのちんちくりんが一息入れようと指示を出して、休憩しているなかで、話し込む。
「寄生だーって思われてんのは察してるしな」
「ですよね……うちの初期面子ならアカメさんに協力してくれると思うんですけど」
「ゲームやるのに有名人を知ってなきゃいけないなんてルールも無いんだし、しゃーないって」
寧ろ無理やり付いてきた感じがあるので、そういった目に晒されるのは甘んじて受けるしかない。レベルさえ一つ上がれば投擲の精度が上がるから、もうちょっとまともに投げ付ける事が出来るはずなんだよ。
「まあ、もうちょいやったらいけると思うから」
分かったと言い、休憩していた2人と合流して、さらに西エリア1-4の方へと向けて歩き出す。
流石に足手まといと言うか、盾役のちんちくりんが出遅れない様にトラッカー使いっぱなしで索敵に集中するしか出来ないのが歯がゆいわ。
今の所やれると言ったらトラッカーを使い不意打ちを貰わない様に先制攻撃で手裏剣飛ばし、ちんちくりん達を身構えさせるってくらいだな。
うーん、やっぱり弱いなあ。
思いっきり弱いって自覚しているけど、楽しんでる辺りいい性格しているな、私。
それにしても茂みや木々の裏、隠れているのを探して攻撃を先当て出来るのはガンナーよりも忍者の方が向いているな。隠密ガンナー、確か二次選択の時に出ていたゴーストってのがより特化した相手、だったかもしれない。
そんな事を思っていたらレベルが1つ上がる。それにしても本当にSPしか貰えないのな。
あくまでもサブは足りないSPを補う為、もしくはスキルの幅を増やす為のものと割り切った方がいいな。
ちなみに投擲の具体的なスキル内容はこう。
スキル名:投擲 レベル:1
詳細:【パッシブ】
:物を投げる際により正確にかつ素早く遠く投げられる
備考:レベル上昇により効果がアップ
結構普通だったが、その効果はと言うとすげえ出てくる。
明らかに投げたときの音が違うし、何だったら2発に1回当たるようになったから命中率もアップ。銃剣を覚えたての時もそうだったが、やっぱりLv1でもスキル1個覚えているだけで一気に快適になる。
改めて、このゲームの神髄と言うのを理解した気がする。
色々と現実の動きや、自分の想像通りに動くことは出来るが、どうしてもぎこちなさが出ているので上手くいかないと、ゲーム側で制限をされているわけだ。
そしてその制限を解除して、なおかつ動きを良くしていくのがスキルなんだと頭と体ではっきり理解出来たわ。理解していなかったと言う訳ではないが、こんなにも効果が出ると思わなかっただけだが。
「スキルってすげーわ、これがゲームにメリハリを生んでる気がする」
戦闘が終わっての休憩中、近くにあった木に手裏剣と苦無を投げると、面白いように当たるようになっている。
「アカメさん、そんなに投げてると敵が寄ってくるんじゃ」
「やっとまともに投げられたからなー……銃じゃないから音もしないし、今すげえ楽しいんだわ」
上手投げ、下手投げ、横投げ、自由自在……って訳でもないけど、明らかに精度が上がっているから単純に楽しい。
こらー、サブ職上げる意味もあるってもんだな。
「ようやく戦力になってきたから、もっと援護できるわ」
ちんちくりんに「にぃ」っと口角を上げてギザ歯を見せる笑みを浮かべつつ、手の中で苦無を回す。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる