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10章
279話 遊びは終わりだ
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ユニーク倒した後は特に何かしらの問題もなく、ゼイテに行くまでの道中は忍者に戻してレベリング。
サブのレベルも6になったので、めでたく投擲スキルのレベルも最大になったので良し。
「それじゃあまた何かありましたら」
「うーい、じゃあなー」
手をぷらぷらと振って、ちんちくりん一同を見送ってからゼイテの街中をぷらつく。そういえば、東側からやってきたのは初めてだったな。
毎度のことだが、ドルイテン以降のマップにも行けてないし、4方向以外のマップも出てきたのでそっちの開拓も進めて……いきたい訳じゃないんだよなあ。所謂マッパーと言われる連中が存在していて、そいつらはマップ踏破率100%を目指しているとかどうとか。
って言うか色んなプレイヤーがいるわ。知ってる限りでは攻略、前線、対人とレースメインの奴、見た事ないのはマッパーやモンスター研究みたいな事やってる奴だな。毎度の事ながら迷惑行為や規約違反な事をしなけりゃ遊び方は自由だし、そこに文句を言うのはお門違いって奴よ。
「さーて……投擲の使い込みして打剣覚えないと、そこまでやったらようやく準備完了ってのがなあ」
とりあえず手裏剣投げまくるのならやっぱ対人か。
モンスター相手にあれこれ立ち回るって方が良いんだろうけど、レベルの高い所に行くと単純火力が足りないし、忍者刀の使い込みまでしたらSP不足になりかねん。と言うか、そこまで忍者って職をやりこむ予定がないわ。
「ついでに新しい武器でも作ってみるかな……消耗しないって利点を生かせば闘技場で幾らでも実験できるし……」
ぶつくさ言いながら歩きメニューをしつつ、転移して一旦クランハウスに。
「おかえりなさいませ」
「おーう」
いつもの出迎えの挨拶を返し、共有ボックスの中を漁って必要な物を取り出して、インベントリに放り込んでいく。トカゲとポンコツピンクがこつこつ作ってるのか銃弾の数もまた元に戻ってきているが、其れ以上に他の素材の減りが激しい。
金髪エルフの加入もあったが、その他にも猫耳、トカゲ、髭親父の奴も生産ばっかりやっているから素材を使いまくるってのは分かるんだがもうちょっと遠慮というものを覚えてほしい。
「でもまあ、制限したら制限したで不満爆発するだろうし減ったら自前で稼いで来いって言って置くか」
自由の代償ってのは大きいって事よ。
で、私の必要な物は十分揃っているのを確認できたので、そのまま自宅の方に。
……そういえば久々に自宅に戻ってきた気がするな。
結局クランハウスにいる方が、サイオン姉妹がいるからライター代わりにもなるし、あれこれ報告やら人の出入りを楽しめるからそっちばかりだったりする。戻って来たついでに硝石も回収して、自宅の鍛冶場と錬金窯で色々こねこね。
「久々に自宅で何か作るって事をしてる気がする」
最近はクラン関係の客が来たりするから、ばたばたしながら作成何て事もしなくていいし、のんびり作れるってのは良い事よな。
で、今作っているってのは手裏剣だな。苦無は手裏剣より製作難度が高かったので今回は見送り。手裏剣は型作って流し込んで冷やして完成。研いだりしなくて良いのはゲーム処理万歳。
もう製作工程なんてゲーム処理でさくさく作って手持ち100枚分。
「こんなに生産って楽だったっけか」
しばらく弾しか作ってなかったし、真面目に鍛冶やってるの本当に久々だ。
で、出来上がった手裏剣を並べて中心に穴を開ける。別に開けなくてもいいのだが、やりたい事には必要なのでパンチして穴を開けたのを20枚ほど用意。
「あーっと……油紙ないな」
一旦ゼイテに戻り、そこのアイテムショップで紙と油を20枚分購入。で、そのまま店先で錬金使って油紙20枚作ってからとんぼ返り。
そして自宅に置いてあった穴開いた手裏剣に色々仕込み、完成。
出来上がった手裏剣をしゅぱっと上に回転を掛けながら飛ばして、落ちてくるのをキャッチ……し損ねる。投げるのは上手くなったけど、取るのは素人だから当たり前か。
「あー、そうだ、あと投げ物に付与魔法が乗るかどうかってのも確かめないとなあ」
やっぱりあーだこーだ考えている時が一番楽しいし、それが思い通りに行った時がこのゲームの醍醐味って感じよな。自由度の高さとゲーム処理の塩梅が相変わらずいい具合よ。
ここ1ヶ月の間で色々とやったけど、ガンナーも弾が出来てからよりも、出来るまでの方が楽しんでいた事もあるわ。サバイバル系のゲームも序盤のかつかつ感を楽しむもので、銃や装備が揃っていくと一気に温く退屈になってしまうせいで微妙に長続きしない。
適度なストレスって大事。
「付与くらいは此処でも出来るか……『ファイアエンチャント』」
加工してない手裏剣に対象を指定しつつ呪文を唱えると赤熱した手裏剣になっていく。流石に熱くて持てない、投げられないと言う事は無いので、この辺もゲーム処理だな。鉄が赤くなるってどんだけ熱く成ってんだよって話よ。
で、そのまま持った状態で持続時間を計るのと、当たった対象や接触対象が燃えるかどうかをチェック……うむ、概ね想像通りに行っているし、後は実地確認だな。
とは言え、いきなり20発も同じ規格で作ったのだけは今更ながら失敗だったが、まあ、これも今後に生かせれば良し。
「やっぱ仕込んでる時が楽しいわねー」
もうちょっと格好の良い手裏剣や出来の良い組み方の方が良かったが、実験物ってこんなもんだな。試作品ってのは使い潰してなんぼよ。
「実地試験は大事っと」
マイハウスからゼイテ、エルスタンに戻って闘技場に。
「さーて、実験台を探すかね」
どうせやるなら本気で掛かってくる奴に向けて使っておきたいし、ランクマッチで戦ってみるか。
闘技場の受付でランクマッチの登録を済ませて、マッチング待機に。
ゲームによってはやたらとマッチング時間が長かったりするんだよなあ……しかもそこそこレベルが高い上に、初めてやりますって状態だからなあ。
何て思っていたらあっという間にマッチング完了、ポップアップメニューが出てくると参加の有無が出てくるので勿論「Yes」。
闘技場内の範囲で待っていれば承諾した後に勝手に転移、戦闘マップの飛ばされ、目の前に相手がいる状態で開始のカウントダウンがされる。
「いきなり戦えってすげーデスゲーム感あるなあ」
投げ物ポーチに仕込んだ作り立ての手裏剣を両手に持ち引き抜いていると、戦闘スタート。
ふむ、対戦相手はオーソドックスな剣士タイプか、金属防具に大剣を引き抜いて、剣先をちりちりと地面に擦らせながらこっちに走り突っ込んでくる。
「この中であいつは弾幕を張って倒すってパワープレイしてんのか……すげえ肝座ってるわ」
そんな事を思っていたら目の前5m先くらいで急ブレーキと共に大剣を振ってくると、大きい風切り音と共に飛んでくる斬撃、ああ、なんだっけ、飛ぶ斬撃とか言われてる奴か。
とりあえず横に振っているのでしゃがんで避けるのに合わせ、手裏剣をアンダースローですぱっと2枚。
此方も同じようにしゅるるっと風切り音を発しつつ、相手の視界下方から上方に向けて飛び、1発は金属音をさせ、もう1発はそのまま後方へと飛んでいく。
「やっぱ人相手だと考える事が多いな」
次をどうしようかを頭を使って戦うってのは楽しい。
一度手裏剣を受けたのもあって、向こうはこっちが遠距離職と言うのを理解しただろう。大剣を盾に構えつつ、此方に接近するようににじり寄り始める、それを止めるように連続して投擲。
キンキンと弾く金属音をさせながらさらに防御を固めてくるので油紙の仕込んだ手裏剣を取り出し。
『ファイアエンチャント』
呪文を唱えると共に油紙の入った手裏剣が赤熱したのでアンダースローで強く投擲。
炎が上がる音、風を斬る音をさせながら相手の大剣にぶつかると共に爆裂する。
「ああ、そうだ、思い出した……成功なんかよりも、勝つ方が私は好きだった」
煙を上げて狼狽えている相手プレイヤーへ、ギザ歯を見せながら爆裂する手裏剣を連続して投擲。
そう、私にはガンナー、忍者と違って『ボマー』って道もあったんだよ。
サブのレベルも6になったので、めでたく投擲スキルのレベルも最大になったので良し。
「それじゃあまた何かありましたら」
「うーい、じゃあなー」
手をぷらぷらと振って、ちんちくりん一同を見送ってからゼイテの街中をぷらつく。そういえば、東側からやってきたのは初めてだったな。
毎度のことだが、ドルイテン以降のマップにも行けてないし、4方向以外のマップも出てきたのでそっちの開拓も進めて……いきたい訳じゃないんだよなあ。所謂マッパーと言われる連中が存在していて、そいつらはマップ踏破率100%を目指しているとかどうとか。
って言うか色んなプレイヤーがいるわ。知ってる限りでは攻略、前線、対人とレースメインの奴、見た事ないのはマッパーやモンスター研究みたいな事やってる奴だな。毎度の事ながら迷惑行為や規約違反な事をしなけりゃ遊び方は自由だし、そこに文句を言うのはお門違いって奴よ。
「さーて……投擲の使い込みして打剣覚えないと、そこまでやったらようやく準備完了ってのがなあ」
とりあえず手裏剣投げまくるのならやっぱ対人か。
モンスター相手にあれこれ立ち回るって方が良いんだろうけど、レベルの高い所に行くと単純火力が足りないし、忍者刀の使い込みまでしたらSP不足になりかねん。と言うか、そこまで忍者って職をやりこむ予定がないわ。
「ついでに新しい武器でも作ってみるかな……消耗しないって利点を生かせば闘技場で幾らでも実験できるし……」
ぶつくさ言いながら歩きメニューをしつつ、転移して一旦クランハウスに。
「おかえりなさいませ」
「おーう」
いつもの出迎えの挨拶を返し、共有ボックスの中を漁って必要な物を取り出して、インベントリに放り込んでいく。トカゲとポンコツピンクがこつこつ作ってるのか銃弾の数もまた元に戻ってきているが、其れ以上に他の素材の減りが激しい。
金髪エルフの加入もあったが、その他にも猫耳、トカゲ、髭親父の奴も生産ばっかりやっているから素材を使いまくるってのは分かるんだがもうちょっと遠慮というものを覚えてほしい。
「でもまあ、制限したら制限したで不満爆発するだろうし減ったら自前で稼いで来いって言って置くか」
自由の代償ってのは大きいって事よ。
で、私の必要な物は十分揃っているのを確認できたので、そのまま自宅の方に。
……そういえば久々に自宅に戻ってきた気がするな。
結局クランハウスにいる方が、サイオン姉妹がいるからライター代わりにもなるし、あれこれ報告やら人の出入りを楽しめるからそっちばかりだったりする。戻って来たついでに硝石も回収して、自宅の鍛冶場と錬金窯で色々こねこね。
「久々に自宅で何か作るって事をしてる気がする」
最近はクラン関係の客が来たりするから、ばたばたしながら作成何て事もしなくていいし、のんびり作れるってのは良い事よな。
で、今作っているってのは手裏剣だな。苦無は手裏剣より製作難度が高かったので今回は見送り。手裏剣は型作って流し込んで冷やして完成。研いだりしなくて良いのはゲーム処理万歳。
もう製作工程なんてゲーム処理でさくさく作って手持ち100枚分。
「こんなに生産って楽だったっけか」
しばらく弾しか作ってなかったし、真面目に鍛冶やってるの本当に久々だ。
で、出来上がった手裏剣を並べて中心に穴を開ける。別に開けなくてもいいのだが、やりたい事には必要なのでパンチして穴を開けたのを20枚ほど用意。
「あーっと……油紙ないな」
一旦ゼイテに戻り、そこのアイテムショップで紙と油を20枚分購入。で、そのまま店先で錬金使って油紙20枚作ってからとんぼ返り。
そして自宅に置いてあった穴開いた手裏剣に色々仕込み、完成。
出来上がった手裏剣をしゅぱっと上に回転を掛けながら飛ばして、落ちてくるのをキャッチ……し損ねる。投げるのは上手くなったけど、取るのは素人だから当たり前か。
「あー、そうだ、あと投げ物に付与魔法が乗るかどうかってのも確かめないとなあ」
やっぱりあーだこーだ考えている時が一番楽しいし、それが思い通りに行った時がこのゲームの醍醐味って感じよな。自由度の高さとゲーム処理の塩梅が相変わらずいい具合よ。
ここ1ヶ月の間で色々とやったけど、ガンナーも弾が出来てからよりも、出来るまでの方が楽しんでいた事もあるわ。サバイバル系のゲームも序盤のかつかつ感を楽しむもので、銃や装備が揃っていくと一気に温く退屈になってしまうせいで微妙に長続きしない。
適度なストレスって大事。
「付与くらいは此処でも出来るか……『ファイアエンチャント』」
加工してない手裏剣に対象を指定しつつ呪文を唱えると赤熱した手裏剣になっていく。流石に熱くて持てない、投げられないと言う事は無いので、この辺もゲーム処理だな。鉄が赤くなるってどんだけ熱く成ってんだよって話よ。
で、そのまま持った状態で持続時間を計るのと、当たった対象や接触対象が燃えるかどうかをチェック……うむ、概ね想像通りに行っているし、後は実地確認だな。
とは言え、いきなり20発も同じ規格で作ったのだけは今更ながら失敗だったが、まあ、これも今後に生かせれば良し。
「やっぱ仕込んでる時が楽しいわねー」
もうちょっと格好の良い手裏剣や出来の良い組み方の方が良かったが、実験物ってこんなもんだな。試作品ってのは使い潰してなんぼよ。
「実地試験は大事っと」
マイハウスからゼイテ、エルスタンに戻って闘技場に。
「さーて、実験台を探すかね」
どうせやるなら本気で掛かってくる奴に向けて使っておきたいし、ランクマッチで戦ってみるか。
闘技場の受付でランクマッチの登録を済ませて、マッチング待機に。
ゲームによってはやたらとマッチング時間が長かったりするんだよなあ……しかもそこそこレベルが高い上に、初めてやりますって状態だからなあ。
何て思っていたらあっという間にマッチング完了、ポップアップメニューが出てくると参加の有無が出てくるので勿論「Yes」。
闘技場内の範囲で待っていれば承諾した後に勝手に転移、戦闘マップの飛ばされ、目の前に相手がいる状態で開始のカウントダウンがされる。
「いきなり戦えってすげーデスゲーム感あるなあ」
投げ物ポーチに仕込んだ作り立ての手裏剣を両手に持ち引き抜いていると、戦闘スタート。
ふむ、対戦相手はオーソドックスな剣士タイプか、金属防具に大剣を引き抜いて、剣先をちりちりと地面に擦らせながらこっちに走り突っ込んでくる。
「この中であいつは弾幕を張って倒すってパワープレイしてんのか……すげえ肝座ってるわ」
そんな事を思っていたら目の前5m先くらいで急ブレーキと共に大剣を振ってくると、大きい風切り音と共に飛んでくる斬撃、ああ、なんだっけ、飛ぶ斬撃とか言われてる奴か。
とりあえず横に振っているのでしゃがんで避けるのに合わせ、手裏剣をアンダースローですぱっと2枚。
此方も同じようにしゅるるっと風切り音を発しつつ、相手の視界下方から上方に向けて飛び、1発は金属音をさせ、もう1発はそのまま後方へと飛んでいく。
「やっぱ人相手だと考える事が多いな」
次をどうしようかを頭を使って戦うってのは楽しい。
一度手裏剣を受けたのもあって、向こうはこっちが遠距離職と言うのを理解しただろう。大剣を盾に構えつつ、此方に接近するようににじり寄り始める、それを止めるように連続して投擲。
キンキンと弾く金属音をさせながらさらに防御を固めてくるので油紙の仕込んだ手裏剣を取り出し。
『ファイアエンチャント』
呪文を唱えると共に油紙の入った手裏剣が赤熱したのでアンダースローで強く投擲。
炎が上がる音、風を斬る音をさせながら相手の大剣にぶつかると共に爆裂する。
「ああ、そうだ、思い出した……成功なんかよりも、勝つ方が私は好きだった」
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