373 / 625
13章
347話 技術革新
しおりを挟む
このゲームにおける産業革命的な事を何度もしてきたわけだけど、そのたびにそれなりな達成感が味わえるのって中々いいかも。と、言っても何にも進展が無いと言えば無いのだが。
「型作るって言ったじゃん」
「まずは合金を作ってからだろ、型はニーナに頼んでるからそのうち来るって」
「ねー、わたしいらんくない?」
作業台の横で退屈そうにしているポンコツを眺めつつ、トカゲがあれこれ考えて合金を作ろうとしている。リアルだったら鉄何パーセントに対してクロムを何パーセント見たいな風に厳密化しているから、それに倣ってどうにかこうにか少ない量であれこれ試行錯誤している。
「試せばいいじゃん、もー……しくってもボスが取ってきてくれるって」
「試作できるくらいにはとってきてやったろ」
私とポンコツ二人でトカゲにやんややんやとガヤを飛ばしつつ、唸っているトカゲの様子を楽しむ。それにしたってそんなに考えて試さなくてもいいと思うんだが、思い切りがないなあ。
「馬鹿、だからって無駄にするような事は出来んだろ、わざわざ取って来てもらって数があるからがんがん使うってのもだな……」
「私が良いって言ってんだからやりなさいよ、ダメならポンコツに取らせに行く」
「んぇ!?やだよぉ、あの雪山攻略難度高いもん」
「私がソロで行けるんだし余裕だろ、マップにダンジョンの場所も分かるようになったしな」
唸りつつ組み合わせの配合量を考えているので共有ボックスからクロムと鉄を取り出して自分の窯を出して適当に放り込む。組み合わせ的には鉄2のクロム1で明らかにクロムの量が多い気がするけど、ゲームだから細かい所は気にしない……って思ったけど、火薬作る時にはめっちゃ厳密化してたな。あの時は失敗したくないって気持ちが強かったからなあ。
「ああ、おま、一応レアメタルなんだから慎重に使えよ!」
「私が取ってきたんだからいーんだよ……お、出来たっぽいぜー?」
出来上がった合金のインゴットを何度か見てからトカゲに放り投げる。
それを器用にキャッチするとこつこつと叩いたり、弄ったりして調べながら使えるかどうか確認し始める。
「ほら、やっぱ余裕で出来る」
「大体思い付きでどうにかできるのがこのゲームの良い所なんだよ、覚えときな」
「……と言ってもインゴット化したら銃身にしか使えねえぞ、本体は型取らんと」
そういえば銃の製造って、ライフルしか手を出してないんだよね、私。拳銃やトカゲの手回しガトリングみたいな大型の銃って作った事が無いから、その辺のルールはよくわからん。ダブルバレルG4を作ろうとした時は銃の製造とはまた違う方向で、ばらしてるって訳じゃないからちょっと話しが変わる。
G4ばらしたときは銃身と銃床、接続パーツじゃなくて、銃身と本体フレーム、接続パーツだったかな。ゲーム的ご都合主義で色々と吹っ飛ばして必要なパーツと材料さえあればさくっと作れるのは良い所。
「フル合金の本体って殴っても変形しなさそうよね」
「あー、それいいな、受けても大丈夫な硬度があったらわたしもらくちんちん」
「そもそも型に合金入れるってどうやんの」
「ガワだけなら型と材料を選択するんだ、手回し作った時の銃身以外はそれで作った」
「ふーむ……そもそも銃身と本体を選択するってのがなあ、接続パーツは意味分かるけど」
「んー、ボスってさ、パイプライフル使ってたよね?」
「使ってたけど、あれがどした」
「私の考え方だけど、銃身の出来で火力、本体側が何かで銃の種類が決まると思う」
言われてみれば結構ストンと納得は出来る。ポンコツのくせにまあまあ鋭い推理をするじゃねえか。ちょっとだけ見直した。
「確かにウサ銃ばらしたときはそんな感じだったかな、銃身でM2ラビット、銃床で長銃だったから良い推理してる。けど、何も設定されてない銃身と銃床を組み合わせたらどうなるかはわからんな」
作業台の近くに置いてある勝手に使えと揃えたライフルを一本手に取って、パーツごとに指差して見せてからスキルを使ってばらし、また同じように各パーツを指差して説明をする。
「えーっと、つまるところ必要なパーツさえ作っちゃえば良しってことだよね?」
「組み上げたときにどう判断されるかはシステム依存って所かな……手回しガトリングの時は」
「あの時はそれっぽく仕上げたら勝手に判断されたな、複雑なほど追加で必要なパーツが増えると思うぞ」
よく考えてみればパイプライフルを作ってからは本格的な銃の製造せずに此処まで来れたのもあって、銃製造の詳しいルールって知らないんだよな。何となく型を作ってガワを製造して、銃身と接続パーツをくっつけて……みたいな簡単な考えでやってきたけど、それじゃ駄目そうな感じもある。
「とりあえず銃身作ってみ、トカゲの方がその辺詳しいだろ」
「分かった、何本か作っておく」
「んじゃ、猫耳待つ間にガンナーギルドで情報なり仕入れてくるわ」
結局放置かいって言いながらも、合金が出来た事はいいので後は任せてガンナーギルドに向かうので、ポンコツも引き連れてそっちに向かう。
「ガンナーギルドも結構人いるよねえ……やっぱ場所教えない方がよかったんじゃない?」
「いつか分かるもんだし、隠していてもしょうがないでしょ、何だったらガンナーやってるなら自力で探し当てて一人前よ」
受付カウンターでショップのラインナップを確認している所、ポンコツの奴が周りを見てぽつっと零す。確かにガンナーギルドの場所を漏らす必要は無かった気がするが、どうせ私が言わなくても誰かが言うだろうし、何だったら早めにばらして情報量貰ったから私としては十分なんだよな。
「ねー、フレームだけ売ってないの?銃作りたいんだけど」
「何だ、銃作りたいのか……だったら金出しな」
「十分金出してるじゃんか、幾らさ」
ん、と返事をされると個別にウィンドウが開いて支払いしますか?といった画面が表示される。
「なになに、進展あり?」
「金払ったらパーツごとに購入が出来るっぽいけど手持ちが足りん、20万持ってない?」
「何時も金持ってるイメージだけど……」
「何だかんだでデスペナ食らう時多いから、余計な金は持たない主義なのよ」
最近はっていうか、雪山の攻略するのにかなり死んだから、所持金すっからかんになってから預けておけば良かったって気が付いたんだけどな。とりあえずポンコツから金を借りてからすぐに不愛想な受付NPCに払ってやると、そのまま引っ込んでいくので、暫く待ち。
「それにしてもガンナー連中はもうちょっとボスに対して敬意を払うべきだよねー」
「そういうのが欲しいからゲームをしてる訳じゃないからなー、ガンナーとして有名なのはポンコツだろ」
受付の方にもたれたまま、こっちを見ている他のプレイヤーを指差してやる。こういう時に配信者らしく、すぐにファンサービスでポージングなんて出来るのはお前くらいだよ。
そんな様子を見つつ葉巻を咥えて火を付けようとすると、受付NPCがカットイン。
「禁煙だよ」
「此処だけリアルと一緒で厳しいわ」
とりあえず火を付けずに口に葉巻を咥えたまま新しく出てきたウィンドウのタブを開いてみると、いつもの銃……では無くて、銃身と銃床がずらっと並んでいる。なんだよ、やっぱり金でぶん殴れるゲームだよ。
「ポンコツ、あったぞ」
「え、ああ、うん、そういえばG4の価格が違ってたけど、ギルドレベルいくつ?」
「ぴったり10」
「私も10なんだけどボスが言ってる10万切った価格じゃないんだけど、どういう事なんだろって」
「私に言うな私に、そこまでガンナーの事情は知らん」
購入できるという事実が分かればいいので、後は一旦帰って金持ってくるので良いだろう。まだサービス開始一ヶ月だけど、このゲームってとにかくユーザーが求めている事を見越して用意している事が多い……って思ったけど、よくよく考えたらこのゲーム最初から何でも金さえあれば解決出来てたわ。木炭も5,000Zで買えるし、必死こいて作ってきた銃弾だって此処で買えるわけだし。
何て事考えていたらポンコツのサービスタイムがまた始まるので葉巻に火を……付けると怒られるから咥えたままで終わるのを暫く待つ。
「サービス精神旺盛ねえ……」
……そういえば私もポンコツの配信出てるから顔は知られてるんだっけか。ポンコツのファンがこっちをチラチラ見てくるので指で銃の形を作って「ばーん」とジェスチャーをするとちょっとした黄色い声が上がる。案外女性ファンが多いんだな、あいつ。
「ほら行くぞポンコツ、パーツ買ったら試射祭りだ」
「んぇ、あーい!」
「型作るって言ったじゃん」
「まずは合金を作ってからだろ、型はニーナに頼んでるからそのうち来るって」
「ねー、わたしいらんくない?」
作業台の横で退屈そうにしているポンコツを眺めつつ、トカゲがあれこれ考えて合金を作ろうとしている。リアルだったら鉄何パーセントに対してクロムを何パーセント見たいな風に厳密化しているから、それに倣ってどうにかこうにか少ない量であれこれ試行錯誤している。
「試せばいいじゃん、もー……しくってもボスが取ってきてくれるって」
「試作できるくらいにはとってきてやったろ」
私とポンコツ二人でトカゲにやんややんやとガヤを飛ばしつつ、唸っているトカゲの様子を楽しむ。それにしたってそんなに考えて試さなくてもいいと思うんだが、思い切りがないなあ。
「馬鹿、だからって無駄にするような事は出来んだろ、わざわざ取って来てもらって数があるからがんがん使うってのもだな……」
「私が良いって言ってんだからやりなさいよ、ダメならポンコツに取らせに行く」
「んぇ!?やだよぉ、あの雪山攻略難度高いもん」
「私がソロで行けるんだし余裕だろ、マップにダンジョンの場所も分かるようになったしな」
唸りつつ組み合わせの配合量を考えているので共有ボックスからクロムと鉄を取り出して自分の窯を出して適当に放り込む。組み合わせ的には鉄2のクロム1で明らかにクロムの量が多い気がするけど、ゲームだから細かい所は気にしない……って思ったけど、火薬作る時にはめっちゃ厳密化してたな。あの時は失敗したくないって気持ちが強かったからなあ。
「ああ、おま、一応レアメタルなんだから慎重に使えよ!」
「私が取ってきたんだからいーんだよ……お、出来たっぽいぜー?」
出来上がった合金のインゴットを何度か見てからトカゲに放り投げる。
それを器用にキャッチするとこつこつと叩いたり、弄ったりして調べながら使えるかどうか確認し始める。
「ほら、やっぱ余裕で出来る」
「大体思い付きでどうにかできるのがこのゲームの良い所なんだよ、覚えときな」
「……と言ってもインゴット化したら銃身にしか使えねえぞ、本体は型取らんと」
そういえば銃の製造って、ライフルしか手を出してないんだよね、私。拳銃やトカゲの手回しガトリングみたいな大型の銃って作った事が無いから、その辺のルールはよくわからん。ダブルバレルG4を作ろうとした時は銃の製造とはまた違う方向で、ばらしてるって訳じゃないからちょっと話しが変わる。
G4ばらしたときは銃身と銃床、接続パーツじゃなくて、銃身と本体フレーム、接続パーツだったかな。ゲーム的ご都合主義で色々と吹っ飛ばして必要なパーツと材料さえあればさくっと作れるのは良い所。
「フル合金の本体って殴っても変形しなさそうよね」
「あー、それいいな、受けても大丈夫な硬度があったらわたしもらくちんちん」
「そもそも型に合金入れるってどうやんの」
「ガワだけなら型と材料を選択するんだ、手回し作った時の銃身以外はそれで作った」
「ふーむ……そもそも銃身と本体を選択するってのがなあ、接続パーツは意味分かるけど」
「んー、ボスってさ、パイプライフル使ってたよね?」
「使ってたけど、あれがどした」
「私の考え方だけど、銃身の出来で火力、本体側が何かで銃の種類が決まると思う」
言われてみれば結構ストンと納得は出来る。ポンコツのくせにまあまあ鋭い推理をするじゃねえか。ちょっとだけ見直した。
「確かにウサ銃ばらしたときはそんな感じだったかな、銃身でM2ラビット、銃床で長銃だったから良い推理してる。けど、何も設定されてない銃身と銃床を組み合わせたらどうなるかはわからんな」
作業台の近くに置いてある勝手に使えと揃えたライフルを一本手に取って、パーツごとに指差して見せてからスキルを使ってばらし、また同じように各パーツを指差して説明をする。
「えーっと、つまるところ必要なパーツさえ作っちゃえば良しってことだよね?」
「組み上げたときにどう判断されるかはシステム依存って所かな……手回しガトリングの時は」
「あの時はそれっぽく仕上げたら勝手に判断されたな、複雑なほど追加で必要なパーツが増えると思うぞ」
よく考えてみればパイプライフルを作ってからは本格的な銃の製造せずに此処まで来れたのもあって、銃製造の詳しいルールって知らないんだよな。何となく型を作ってガワを製造して、銃身と接続パーツをくっつけて……みたいな簡単な考えでやってきたけど、それじゃ駄目そうな感じもある。
「とりあえず銃身作ってみ、トカゲの方がその辺詳しいだろ」
「分かった、何本か作っておく」
「んじゃ、猫耳待つ間にガンナーギルドで情報なり仕入れてくるわ」
結局放置かいって言いながらも、合金が出来た事はいいので後は任せてガンナーギルドに向かうので、ポンコツも引き連れてそっちに向かう。
「ガンナーギルドも結構人いるよねえ……やっぱ場所教えない方がよかったんじゃない?」
「いつか分かるもんだし、隠していてもしょうがないでしょ、何だったらガンナーやってるなら自力で探し当てて一人前よ」
受付カウンターでショップのラインナップを確認している所、ポンコツの奴が周りを見てぽつっと零す。確かにガンナーギルドの場所を漏らす必要は無かった気がするが、どうせ私が言わなくても誰かが言うだろうし、何だったら早めにばらして情報量貰ったから私としては十分なんだよな。
「ねー、フレームだけ売ってないの?銃作りたいんだけど」
「何だ、銃作りたいのか……だったら金出しな」
「十分金出してるじゃんか、幾らさ」
ん、と返事をされると個別にウィンドウが開いて支払いしますか?といった画面が表示される。
「なになに、進展あり?」
「金払ったらパーツごとに購入が出来るっぽいけど手持ちが足りん、20万持ってない?」
「何時も金持ってるイメージだけど……」
「何だかんだでデスペナ食らう時多いから、余計な金は持たない主義なのよ」
最近はっていうか、雪山の攻略するのにかなり死んだから、所持金すっからかんになってから預けておけば良かったって気が付いたんだけどな。とりあえずポンコツから金を借りてからすぐに不愛想な受付NPCに払ってやると、そのまま引っ込んでいくので、暫く待ち。
「それにしてもガンナー連中はもうちょっとボスに対して敬意を払うべきだよねー」
「そういうのが欲しいからゲームをしてる訳じゃないからなー、ガンナーとして有名なのはポンコツだろ」
受付の方にもたれたまま、こっちを見ている他のプレイヤーを指差してやる。こういう時に配信者らしく、すぐにファンサービスでポージングなんて出来るのはお前くらいだよ。
そんな様子を見つつ葉巻を咥えて火を付けようとすると、受付NPCがカットイン。
「禁煙だよ」
「此処だけリアルと一緒で厳しいわ」
とりあえず火を付けずに口に葉巻を咥えたまま新しく出てきたウィンドウのタブを開いてみると、いつもの銃……では無くて、銃身と銃床がずらっと並んでいる。なんだよ、やっぱり金でぶん殴れるゲームだよ。
「ポンコツ、あったぞ」
「え、ああ、うん、そういえばG4の価格が違ってたけど、ギルドレベルいくつ?」
「ぴったり10」
「私も10なんだけどボスが言ってる10万切った価格じゃないんだけど、どういう事なんだろって」
「私に言うな私に、そこまでガンナーの事情は知らん」
購入できるという事実が分かればいいので、後は一旦帰って金持ってくるので良いだろう。まだサービス開始一ヶ月だけど、このゲームってとにかくユーザーが求めている事を見越して用意している事が多い……って思ったけど、よくよく考えたらこのゲーム最初から何でも金さえあれば解決出来てたわ。木炭も5,000Zで買えるし、必死こいて作ってきた銃弾だって此処で買えるわけだし。
何て事考えていたらポンコツのサービスタイムがまた始まるので葉巻に火を……付けると怒られるから咥えたままで終わるのを暫く待つ。
「サービス精神旺盛ねえ……」
……そういえば私もポンコツの配信出てるから顔は知られてるんだっけか。ポンコツのファンがこっちをチラチラ見てくるので指で銃の形を作って「ばーん」とジェスチャーをするとちょっとした黄色い声が上がる。案外女性ファンが多いんだな、あいつ。
「ほら行くぞポンコツ、パーツ買ったら試射祭りだ」
「んぇ、あーい!」
5
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる