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14章
363話 薄い勝ち目
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「……でもまあ、あいつもあいつで結構根性あるから、ケリ付けてくるわ」
「思いっきり跳ねたが元気なもんじゃ」
「咄嗟に腕ねじ込んで、ちゃんと受け身取ってるからな」
少し離れた所でいつも以上に口を悪く叫び、文句を言いまくっているポンコツの方に向かいながら葉巻を咥えて火を付ける。抗争クエストは、なんだろうな、もういいか。
「この辺りですっぱり私のケツを追う事をやめさせるって言うのもありだな」
「……じゃ、すぐ逃げれるようにしておくかの」
「たのまあ」
配信しているって点を考えればいい感じに戦っていたところを跳ねられるって結構な取れ高だよな。あいつこのゲームで芸人やった方が売れるんじゃないかね。
とりあえずさっきも言った通り、跳ねられる瞬間に腕差し込んで少しでもダメージを減らして、しっかり着地する瞬間に受け身を取って転がっていたし、近接戦闘の基本は出来ている。ああいう咄嗟の判断が出来るようになったってのは凄い……って、思ったんだけど、状況的にあそこで私のショットガンの一撃を貰うより、私の近くに止める位の速度に落としていた車にぶつけられた方がダメージが低いって判断したのか?
「私が思っている以上にたくましくなってるわ」
過大評価しているだけで本人的には全然そんな事思ってなくてたまたまが重なったって可能性もあるのはポンコツらしいが、どうだろうな。いや、まあ運ってのも大事か。そんな事を思いながら鳳仙花とTHにちゃりちゃりと装填を終わらせてポンコツの奴が立ち上がってこっちに対峙するのを待つ。
「もぉー、水差すのやめてよ!」
「たまたまだろう……それでちゃんと回復したか?」
「した、装填もしたからすぐやれる!」
そう宣言すると共に此方に走りながらばしばしと2丁拳銃を撃ち込んでくるので半身になり被弾部分を減らしガンシールドで受けつつ、左右に動き、遮蔽を使いながらも距離をある程度は保って撃ち合いに。こんなにあーだこーだ考えて動くのって本気でFPSやってたとき以来じゃないか。
「今日は勝つから!」
「それくらいやってくれんと、な」
銃撃戦の最中どうしてもガンナーだと挟まなきゃいけないリロードのタイミングを見逃さず、突っ込んでくるのはフラッシュバンを使って足止め。その間にリロードを済ませるわけだが、2丁拳銃って単純に手数が倍だし、幾ら被弾率を提げているとは言え、当たると痛い。それと固定ダメージに関してはやっぱりプレイヤー相手には結構落とされてるのも確定。基本的に装弾数の多い銃ってのは固定ダメージが低く設定されているから、あいつの2丁拳銃も痛くない……訳じゃなく、普通に致死ダメージ。
細々とポーションを飲みつつダメージをカバーしながら2人揃って周りの攻撃やら騒音を気にせず撃ち合いを続ける。
「このままいくと負けるな」
あいつがいつ突っ込んで接近戦を仕掛けてくるかってのが問題になる。それに気が付いてない訳じゃないだろうけど、こっちはこっちで接射さえできれば一気にダメージを出せるショットガンを持っているってのもあるから下手に突っ込んでこないって所か。
「ねー、たまには勝たせてくんない?」
「前にも言っただろ、バイパーやももえ、他のガンナーよりも私は弱いってな」
少しだけ体勢を低くしてガンシールドに身を隠しつつ、片手でTHの装填。スキル上げておくとこんな事も出来るのは本当に便利だ。寧ろこのスキル上げてないガンナーっているのか。向こうも向こうで、2丁とも撃ち切らない様に交互撃ちを意識している上に、装填もしっかり使っている。
ちらっと見える所ではクイックリロードで、手首の捻ってマガジンを飛ばし、腰にずらっと提げているマガジンに拳銃を叩きつける様にして装填。あいつ、地味にチャンバーに弾残してるな。散々あれこれやっておいてしっかり撃った弾の数把握してるわ。
「そろそろ本格的に独立したらどうなんだ」
「だってボスんところ、施設揃ってるしさあ……あのクランハウス幾ら掛けたのさ」
「さー、幾らだったかな、大分使ったのは覚えているが」
500万くらいだっけか、ちょいちょい金掛けてるせいで詳しい金額なんてとっくの昔に忘れたよ。いちいち細かい事を気にしていたらさくっと禿げるぞ。
「じゃあ私が負けたら今後も使わせてやる」
「……勝ったら?」
「二度とうちの敷居を跨ぐな」
ちゅんちゅんと金属が跳ねる音をさせながら抗争クエストの発生地点からずれていって、気が付けばあまり関係の無い所での撃ち合いになっている。ひき逃げ爺も付いて来ているが、手出しはせずに路肩に駐車したままこっちの成り行きを見ているだけ。此処で余計な手出しをしたら流石の私でもマジ切れするだろうし、このままで問題なし。
「えー、絶縁じゃんかぁ!」
「しっかりうちの3姉妹にも門前払いしてもらうように設定しなおすだけだぞ」
「やっぱ絶縁じゃん!」
こうでもしないといつまでも私に甘ったれるからだろ、知り合いだからって言っても自分から独立するって言ったんだからそれくらいはやる気概を持ってくれんとな。それにクランに入る時も出る時もどっちも自分の意思でやったんだからそれくらいは自分で責任を持ってくれんかね。
「勝てばいいって凄いまともなルールを出しているんだから、文句を言うなよ……っと」
撃つ瞬間に、少しスナップを効かせて撃つことによってももえに真っすぐではなく、当たる直前に地面に逸れ、そこから跳弾して本体の方にびしびしと当たったのか、呻き声が響く。こういうちょっとした当て方を織り交ぜて立ち回り、ガードの意識を散らしつつ突っ込んでくるのをけん制。
「ほらほら、さっさとどうにかしないと負けるぞ」
「いてて、いてて!分かってるよ!」
幾らダメージを与えているとは言え、息切れしやすいのは此方なので、怯んで突っ込んでこないのをちらちらと確認しつつ手早く装填、をしている最中に一気に突っ込んでくる。
相変わらずガンシールドを前に、こっちに射撃牽制をしながらさっきと同じように遮蔽を超え、距離を詰めてくる。あまりにも馬鹿正直に突っ込んでくるもんだからちょっと驚いたが、マイカの奴に影響されたか。
「流石にそれだけじゃないだろうけど、なっ」
迎撃するために撃ち込んでやると、やはり呻き声を漏らすがそこは我慢しているのか、奥歯をかみしめる感じの表情がちらりと見える。そうしてまた3射撃ち、装填、構えのほんの少しの間にようやく向こうの射程内に入ったのかガンシールドを収納して連射攻撃をしてくる。
咄嗟にガンシールドで受けて視界が塞がるのでさっきと同じように構えた状態で装填をしていると、ついに接近戦に運ばれるが、不意に衝撃が走る。
「お、っとぉ……」
ガンシールドごと思いっきり私の事を踏みつけてくるので少し堪えて押し返す様にして腕を払うと、正面にはいない。一瞬何が起きたか分からずに驚いたのだが、思考をすぐに切り替え、どこにいるかを探す。私の事を踏み台にして頭上で一回転している最中の影がちらりと見えるのですぐに上にガンシールドを構えるか飛び避けるか判断に遅れる。
「今日は、私の日!」
「その台詞、昨日も聞いたよ!」
どこぞの悪魔と踊る悪魔がやるような、ジャンプ頂点で頭を下にして2丁拳銃を撃ちながら回転でもしてくるんじゃないかって状態のももえの攻撃を、飛び避けると判断。
数発直撃を貰って呻きながらごろごろと転がり、体を起こす時には向こうは着地済み。しっかり2丁拳銃を構えて連射してくるのでもう一度ガンシールドを構えて接近戦での撃ち合いに。
とは言え、THは装填出来ていないので鳳仙花を取り出し、また数発体に銃撃を受けながら銃声を2回同時に響かせてぶっ放すと、2人揃って後ろに軽く吹っ飛ぶ。
「ああ、くそ……マイカの奴に仕込まれただけあるわ」
HP減少の警告音が響く中、体を起こそうとしている時には向こうはしっかり立ってこっちを見据えてくる。ショットガンの直撃与えたはずなのにどうして……と、思っていたらしっかりアイツ着込んでる。
「防弾チョッキくらい考えるに決まってるじゃん!」
そりゃそうだ。私が考えるんだから私以外の奴も考えるに決まっている。
これは、ダメかと思い軽く目を瞑って攻撃を受けようと……思っていたらやけに大きい金属音とブレーキ音が響き、私の目の前を車が塞いでくる。
「ほれ、逃げるぞ」
「それについては……そうだな」
右の後部座席を開けて飛び乗ると共に発進。
ばしばしとトランク側に銃弾が当たっている音と、ももえの奴の逃げるなって叫び声が響く。
「こらぁー!逃げんなー!」
このイベント始まってから敗戦ばっかだな、私。
「思いっきり跳ねたが元気なもんじゃ」
「咄嗟に腕ねじ込んで、ちゃんと受け身取ってるからな」
少し離れた所でいつも以上に口を悪く叫び、文句を言いまくっているポンコツの方に向かいながら葉巻を咥えて火を付ける。抗争クエストは、なんだろうな、もういいか。
「この辺りですっぱり私のケツを追う事をやめさせるって言うのもありだな」
「……じゃ、すぐ逃げれるようにしておくかの」
「たのまあ」
配信しているって点を考えればいい感じに戦っていたところを跳ねられるって結構な取れ高だよな。あいつこのゲームで芸人やった方が売れるんじゃないかね。
とりあえずさっきも言った通り、跳ねられる瞬間に腕差し込んで少しでもダメージを減らして、しっかり着地する瞬間に受け身を取って転がっていたし、近接戦闘の基本は出来ている。ああいう咄嗟の判断が出来るようになったってのは凄い……って、思ったんだけど、状況的にあそこで私のショットガンの一撃を貰うより、私の近くに止める位の速度に落としていた車にぶつけられた方がダメージが低いって判断したのか?
「私が思っている以上にたくましくなってるわ」
過大評価しているだけで本人的には全然そんな事思ってなくてたまたまが重なったって可能性もあるのはポンコツらしいが、どうだろうな。いや、まあ運ってのも大事か。そんな事を思いながら鳳仙花とTHにちゃりちゃりと装填を終わらせてポンコツの奴が立ち上がってこっちに対峙するのを待つ。
「もぉー、水差すのやめてよ!」
「たまたまだろう……それでちゃんと回復したか?」
「した、装填もしたからすぐやれる!」
そう宣言すると共に此方に走りながらばしばしと2丁拳銃を撃ち込んでくるので半身になり被弾部分を減らしガンシールドで受けつつ、左右に動き、遮蔽を使いながらも距離をある程度は保って撃ち合いに。こんなにあーだこーだ考えて動くのって本気でFPSやってたとき以来じゃないか。
「今日は勝つから!」
「それくらいやってくれんと、な」
銃撃戦の最中どうしてもガンナーだと挟まなきゃいけないリロードのタイミングを見逃さず、突っ込んでくるのはフラッシュバンを使って足止め。その間にリロードを済ませるわけだが、2丁拳銃って単純に手数が倍だし、幾ら被弾率を提げているとは言え、当たると痛い。それと固定ダメージに関してはやっぱりプレイヤー相手には結構落とされてるのも確定。基本的に装弾数の多い銃ってのは固定ダメージが低く設定されているから、あいつの2丁拳銃も痛くない……訳じゃなく、普通に致死ダメージ。
細々とポーションを飲みつつダメージをカバーしながら2人揃って周りの攻撃やら騒音を気にせず撃ち合いを続ける。
「このままいくと負けるな」
あいつがいつ突っ込んで接近戦を仕掛けてくるかってのが問題になる。それに気が付いてない訳じゃないだろうけど、こっちはこっちで接射さえできれば一気にダメージを出せるショットガンを持っているってのもあるから下手に突っ込んでこないって所か。
「ねー、たまには勝たせてくんない?」
「前にも言っただろ、バイパーやももえ、他のガンナーよりも私は弱いってな」
少しだけ体勢を低くしてガンシールドに身を隠しつつ、片手でTHの装填。スキル上げておくとこんな事も出来るのは本当に便利だ。寧ろこのスキル上げてないガンナーっているのか。向こうも向こうで、2丁とも撃ち切らない様に交互撃ちを意識している上に、装填もしっかり使っている。
ちらっと見える所ではクイックリロードで、手首の捻ってマガジンを飛ばし、腰にずらっと提げているマガジンに拳銃を叩きつける様にして装填。あいつ、地味にチャンバーに弾残してるな。散々あれこれやっておいてしっかり撃った弾の数把握してるわ。
「そろそろ本格的に独立したらどうなんだ」
「だってボスんところ、施設揃ってるしさあ……あのクランハウス幾ら掛けたのさ」
「さー、幾らだったかな、大分使ったのは覚えているが」
500万くらいだっけか、ちょいちょい金掛けてるせいで詳しい金額なんてとっくの昔に忘れたよ。いちいち細かい事を気にしていたらさくっと禿げるぞ。
「じゃあ私が負けたら今後も使わせてやる」
「……勝ったら?」
「二度とうちの敷居を跨ぐな」
ちゅんちゅんと金属が跳ねる音をさせながら抗争クエストの発生地点からずれていって、気が付けばあまり関係の無い所での撃ち合いになっている。ひき逃げ爺も付いて来ているが、手出しはせずに路肩に駐車したままこっちの成り行きを見ているだけ。此処で余計な手出しをしたら流石の私でもマジ切れするだろうし、このままで問題なし。
「えー、絶縁じゃんかぁ!」
「しっかりうちの3姉妹にも門前払いしてもらうように設定しなおすだけだぞ」
「やっぱ絶縁じゃん!」
こうでもしないといつまでも私に甘ったれるからだろ、知り合いだからって言っても自分から独立するって言ったんだからそれくらいはやる気概を持ってくれんとな。それにクランに入る時も出る時もどっちも自分の意思でやったんだからそれくらいは自分で責任を持ってくれんかね。
「勝てばいいって凄いまともなルールを出しているんだから、文句を言うなよ……っと」
撃つ瞬間に、少しスナップを効かせて撃つことによってももえに真っすぐではなく、当たる直前に地面に逸れ、そこから跳弾して本体の方にびしびしと当たったのか、呻き声が響く。こういうちょっとした当て方を織り交ぜて立ち回り、ガードの意識を散らしつつ突っ込んでくるのをけん制。
「ほらほら、さっさとどうにかしないと負けるぞ」
「いてて、いてて!分かってるよ!」
幾らダメージを与えているとは言え、息切れしやすいのは此方なので、怯んで突っ込んでこないのをちらちらと確認しつつ手早く装填、をしている最中に一気に突っ込んでくる。
相変わらずガンシールドを前に、こっちに射撃牽制をしながらさっきと同じように遮蔽を超え、距離を詰めてくる。あまりにも馬鹿正直に突っ込んでくるもんだからちょっと驚いたが、マイカの奴に影響されたか。
「流石にそれだけじゃないだろうけど、なっ」
迎撃するために撃ち込んでやると、やはり呻き声を漏らすがそこは我慢しているのか、奥歯をかみしめる感じの表情がちらりと見える。そうしてまた3射撃ち、装填、構えのほんの少しの間にようやく向こうの射程内に入ったのかガンシールドを収納して連射攻撃をしてくる。
咄嗟にガンシールドで受けて視界が塞がるのでさっきと同じように構えた状態で装填をしていると、ついに接近戦に運ばれるが、不意に衝撃が走る。
「お、っとぉ……」
ガンシールドごと思いっきり私の事を踏みつけてくるので少し堪えて押し返す様にして腕を払うと、正面にはいない。一瞬何が起きたか分からずに驚いたのだが、思考をすぐに切り替え、どこにいるかを探す。私の事を踏み台にして頭上で一回転している最中の影がちらりと見えるのですぐに上にガンシールドを構えるか飛び避けるか判断に遅れる。
「今日は、私の日!」
「その台詞、昨日も聞いたよ!」
どこぞの悪魔と踊る悪魔がやるような、ジャンプ頂点で頭を下にして2丁拳銃を撃ちながら回転でもしてくるんじゃないかって状態のももえの攻撃を、飛び避けると判断。
数発直撃を貰って呻きながらごろごろと転がり、体を起こす時には向こうは着地済み。しっかり2丁拳銃を構えて連射してくるのでもう一度ガンシールドを構えて接近戦での撃ち合いに。
とは言え、THは装填出来ていないので鳳仙花を取り出し、また数発体に銃撃を受けながら銃声を2回同時に響かせてぶっ放すと、2人揃って後ろに軽く吹っ飛ぶ。
「ああ、くそ……マイカの奴に仕込まれただけあるわ」
HP減少の警告音が響く中、体を起こそうとしている時には向こうはしっかり立ってこっちを見据えてくる。ショットガンの直撃与えたはずなのにどうして……と、思っていたらしっかりアイツ着込んでる。
「防弾チョッキくらい考えるに決まってるじゃん!」
そりゃそうだ。私が考えるんだから私以外の奴も考えるに決まっている。
これは、ダメかと思い軽く目を瞑って攻撃を受けようと……思っていたらやけに大きい金属音とブレーキ音が響き、私の目の前を車が塞いでくる。
「ほれ、逃げるぞ」
「それについては……そうだな」
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