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14章
364話 強敵
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「調子が悪いのか?」
「いや、いつも通りだけど」
使ったTHや鳳仙花の装填をし直しをしながら街の中を走り、さっきの抗争クエストのとこから少し離れる。ちなみにクエスト自体は私とポンコツの奴が離れてやり合っている間に何だかんだでクリアしていた。あの3人パーティ、結構やり手だなあ。
「……私が対モンスター相手しか出来てないのが問題かな」
「そもそも対人のスキルだったり動きじゃないって事かの」
「それもあるけど、単純に高ダメージが出る装備でごり押してたからかな」
THを持ってシリンダーをからからと回しながら「ふーむ」と、大きくため息をしながら、すっかり短くなった葉巻を窓の外に吐き捨てて、新しい葉巻を……と、思っていたらもう全て吸い切ったので手持ちの葉巻は全滅していた。
「対モンスターが基本のこのゲームで対人用のビルドってのもな、幾ら闘技場が出来たからってあれは後発の物だし」
「まぁ、確かにのう……儂らもレースの要素が実装してから作り直しした口じゃし」
「私の弱さってのが此処に来て本格的露呈してきたのよ」
「火力はあると思うじゃがなあ……」
「そうじゃなくて、火力しかないのよ」
THを仕舞い、鳳仙花の空薬莢を飛ばしてから装填しなおす。
よくよく考えればようやく新しい銃を作ったとはいえ1本だけ、壁に掛けていた鳳仙花を取り出してきたとは言え、これも結構取り回しが悪い。それでも手数が薄くても通常ダメージ+固定ダメージで対モンスターはどうにかなっていたが、対人になると通常も固定もマイナスされるので良さが死ぬ。
ポンコツの奴が強いのは単純に2丁拳銃での手数の多さと、バトルジャンキー共に仕込まれた立ち回りも含めての部分があったから、私にはない物を持ってたわけだ。
「今回のイベント、改めて言っておくわ……あんまし私戦力にならないかもしれん」
「そんな事を言うもんじゃない、アカメだけが強くなっている訳じゃないだろう」
それはそうなんだけどね、と返事をしているときゅっと車が止まる。何かあるかと思い待っていれば、助手席の方に忍者の奴が乗り込んでからまた発進。
「さて、どうしようかの……なるべく対人に絡まないクエストを見つけて消化していくかの」
「一応そういうクエストの発生条件も調べてきたが……悪魔殿はどうする?」
「ん-、まあ、まかせらあ……」
そんな様子を見てか、少し驚いた声をあげた忍者が爺に向かってひそひそと小声で会話を。
「今日は機嫌が悪いな……」
「自信がなくなっただけじゃよ」
その二人の座席を後ろから蹴り、聞こえてるぞと言うが、確かにまあ自信は折れている。レベリングやらなんやらさぼってたツケがこんな所に出るとは思わなかったし、周りが私の予想以上に強くなっているというのもあったのだが……この調子でいったらうちのクラン員から負け星貰いまくる可能性もあるな。
「出だしから不安だわ……」
その不安自体は的中し過ぎた。
騎乗はしているが攻撃に転じるには無理がある爺、妨害工作情報収集に特化しているせいで戦闘能力の低い忍者、そして火力はあるが手数が薄くて仕留めきれない私。
派手な動きも出来ず、追撃だったり退却する時もどうにかこうにかこなせれるのだが、勝率3~4割程度で前衛が足りなさすぎる。逃走の速さだけはどんどんと上手になっているから、その辺に関しては良い事かもしれんが。
だとしても、瓦解する時の原因は私がやられ、そのまま戦線が崩壊、私の事を忍者が抱えて、そのまま爺が用意した車で退散する。これがここ最近の流れ。とにかく攻撃の手が多いと捌ききれず、攻撃の頻度が少ない私達のパーティだと押し切られるとそのままずるずると負ける。
「やっぱ私が足引っ張ってる」
「それを言ったら儂は戦力になっておらんじゃろ」
「拙者もそこまで戦えんのも面目ない」
とりあえず今しがた、追撃戦をこなして辛勝した所だが、これもやっぱりギリギリだった。追撃に関しては追い掛け回すだけなので良いのだが、これも向こうの対応次第ってのが大きい。車なりスキルを使ってガン逃げする相手にはひたすら追いかけるだけではあるが、反撃と言うか戦うのを前提としたガチバトル上等の連中だと非常にきつい。
対人したくないのは、対人が関係ないクエストだったり、そもそも対人をしない設定が出来るようになっているらしい。どうしてもそういうのが苦手だって言う人への配慮が出来ているのは良い運営。が、その代わりに対人バリバリやるぜって連中に阻まれているせいで苦労しているのだが。
「……次のクエストは」
「抗争クエが近い、しかし勝ち目が薄いのに行くのはどうなのか」
「だからって此処で何もしないってのは無いなあ……少しでも勝ちを拾っておきたい」
「そうじゃな、諦めるというのはいかんぞ、児雷也」
「動き方はどうするんだ」
「ちょっと変えよう、爺は私に車で追従して移動遮蔽として、忍者の方は相手の視界を防ぐのをメインに」
こうして戦い方も変えながら最適な動き方を考えていくしかないわけだが……正面の相手を見たらそんな余裕もない気がする。
「どうやら相手はアカメのようだ」
「みたいねー、ようやくおねーさんとやれるわけだ」
こんな時に限ってうちのクランの強い連中が出張ってくるとはなあ……。
抗争自体は横の方でぼんぼんとやっているので、戦場の中でもう一つ戦場が出来ているって感じだ。
「……必死こいてどっちか一人止めておいてくれん?」
「十兵衛殿は任されよう」
「儂もそっちの方を押さえようかね」
槍と刀、どちらともひゅんひゅんと振るうと土煙が割け、視界を晴らしてくる。
そういえばこの二人とも久々に相手するな。
「どうしてこうもうちの連中は血気盛んなうえ、強いのが揃ってるかな」
THと鳳仙花を準備し、投げ物ポーチの残弾、フラッシュ、スモークの数を手の感触で確認してから大きく息を吸い、吐き出して、余っていた煙草を咥えて火を付ける。
「さあさあ、本気で掛かってこないと、倒しちゃうよう」
バトルジャンキーめ。
「いや、いつも通りだけど」
使ったTHや鳳仙花の装填をし直しをしながら街の中を走り、さっきの抗争クエストのとこから少し離れる。ちなみにクエスト自体は私とポンコツの奴が離れてやり合っている間に何だかんだでクリアしていた。あの3人パーティ、結構やり手だなあ。
「……私が対モンスター相手しか出来てないのが問題かな」
「そもそも対人のスキルだったり動きじゃないって事かの」
「それもあるけど、単純に高ダメージが出る装備でごり押してたからかな」
THを持ってシリンダーをからからと回しながら「ふーむ」と、大きくため息をしながら、すっかり短くなった葉巻を窓の外に吐き捨てて、新しい葉巻を……と、思っていたらもう全て吸い切ったので手持ちの葉巻は全滅していた。
「対モンスターが基本のこのゲームで対人用のビルドってのもな、幾ら闘技場が出来たからってあれは後発の物だし」
「まぁ、確かにのう……儂らもレースの要素が実装してから作り直しした口じゃし」
「私の弱さってのが此処に来て本格的露呈してきたのよ」
「火力はあると思うじゃがなあ……」
「そうじゃなくて、火力しかないのよ」
THを仕舞い、鳳仙花の空薬莢を飛ばしてから装填しなおす。
よくよく考えればようやく新しい銃を作ったとはいえ1本だけ、壁に掛けていた鳳仙花を取り出してきたとは言え、これも結構取り回しが悪い。それでも手数が薄くても通常ダメージ+固定ダメージで対モンスターはどうにかなっていたが、対人になると通常も固定もマイナスされるので良さが死ぬ。
ポンコツの奴が強いのは単純に2丁拳銃での手数の多さと、バトルジャンキー共に仕込まれた立ち回りも含めての部分があったから、私にはない物を持ってたわけだ。
「今回のイベント、改めて言っておくわ……あんまし私戦力にならないかもしれん」
「そんな事を言うもんじゃない、アカメだけが強くなっている訳じゃないだろう」
それはそうなんだけどね、と返事をしているときゅっと車が止まる。何かあるかと思い待っていれば、助手席の方に忍者の奴が乗り込んでからまた発進。
「さて、どうしようかの……なるべく対人に絡まないクエストを見つけて消化していくかの」
「一応そういうクエストの発生条件も調べてきたが……悪魔殿はどうする?」
「ん-、まあ、まかせらあ……」
そんな様子を見てか、少し驚いた声をあげた忍者が爺に向かってひそひそと小声で会話を。
「今日は機嫌が悪いな……」
「自信がなくなっただけじゃよ」
その二人の座席を後ろから蹴り、聞こえてるぞと言うが、確かにまあ自信は折れている。レベリングやらなんやらさぼってたツケがこんな所に出るとは思わなかったし、周りが私の予想以上に強くなっているというのもあったのだが……この調子でいったらうちのクラン員から負け星貰いまくる可能性もあるな。
「出だしから不安だわ……」
その不安自体は的中し過ぎた。
騎乗はしているが攻撃に転じるには無理がある爺、妨害工作情報収集に特化しているせいで戦闘能力の低い忍者、そして火力はあるが手数が薄くて仕留めきれない私。
派手な動きも出来ず、追撃だったり退却する時もどうにかこうにかこなせれるのだが、勝率3~4割程度で前衛が足りなさすぎる。逃走の速さだけはどんどんと上手になっているから、その辺に関しては良い事かもしれんが。
だとしても、瓦解する時の原因は私がやられ、そのまま戦線が崩壊、私の事を忍者が抱えて、そのまま爺が用意した車で退散する。これがここ最近の流れ。とにかく攻撃の手が多いと捌ききれず、攻撃の頻度が少ない私達のパーティだと押し切られるとそのままずるずると負ける。
「やっぱ私が足引っ張ってる」
「それを言ったら儂は戦力になっておらんじゃろ」
「拙者もそこまで戦えんのも面目ない」
とりあえず今しがた、追撃戦をこなして辛勝した所だが、これもやっぱりギリギリだった。追撃に関しては追い掛け回すだけなので良いのだが、これも向こうの対応次第ってのが大きい。車なりスキルを使ってガン逃げする相手にはひたすら追いかけるだけではあるが、反撃と言うか戦うのを前提としたガチバトル上等の連中だと非常にきつい。
対人したくないのは、対人が関係ないクエストだったり、そもそも対人をしない設定が出来るようになっているらしい。どうしてもそういうのが苦手だって言う人への配慮が出来ているのは良い運営。が、その代わりに対人バリバリやるぜって連中に阻まれているせいで苦労しているのだが。
「……次のクエストは」
「抗争クエが近い、しかし勝ち目が薄いのに行くのはどうなのか」
「だからって此処で何もしないってのは無いなあ……少しでも勝ちを拾っておきたい」
「そうじゃな、諦めるというのはいかんぞ、児雷也」
「動き方はどうするんだ」
「ちょっと変えよう、爺は私に車で追従して移動遮蔽として、忍者の方は相手の視界を防ぐのをメインに」
こうして戦い方も変えながら最適な動き方を考えていくしかないわけだが……正面の相手を見たらそんな余裕もない気がする。
「どうやら相手はアカメのようだ」
「みたいねー、ようやくおねーさんとやれるわけだ」
こんな時に限ってうちのクランの強い連中が出張ってくるとはなあ……。
抗争自体は横の方でぼんぼんとやっているので、戦場の中でもう一つ戦場が出来ているって感じだ。
「……必死こいてどっちか一人止めておいてくれん?」
「十兵衛殿は任されよう」
「儂もそっちの方を押さえようかね」
槍と刀、どちらともひゅんひゅんと振るうと土煙が割け、視界を晴らしてくる。
そういえばこの二人とも久々に相手するな。
「どうしてこうもうちの連中は血気盛んなうえ、強いのが揃ってるかな」
THと鳳仙花を準備し、投げ物ポーチの残弾、フラッシュ、スモークの数を手の感触で確認してから大きく息を吸い、吐き出して、余っていた煙草を咥えて火を付ける。
「さあさあ、本気で掛かってこないと、倒しちゃうよう」
バトルジャンキーめ。
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