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19章
480話 変人
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とりあえず闘技場の対戦場から抜けて、他のプレイヤーもごろごろいる所に戻ってくる。フルフェイスメットを被ったアーマーを着込んだ奴に、通常のプレイヤーの2倍くらいでかい奴が構えていればじろじろと見られるもんだ。
「して次はどんな奴を引っ張るっす?」
「こいつがいくら硬くても集中砲火を貰ったら落ちるだろ、だから回復役は確実に入れたい」
「ヒーラーはムズイっす、この手のイベントは大体取り合いっす、取られないのは癖があるのが多いんで取られない理由があるっす」
ヤスが前の様にメニューを開いて自分のメモ帳を見ているのを、私と巨人……あー、もう、こいつの名前聞くの忘れてたわ。
「結局名前何なのよ」
「……」
相変わらず喋らないので名前すら分からん。一方的な意思疎通って中々のストレスになるわけだけど、思い切りそれに直面している。うーむ、黙ってても強いなら良いって思ったけど、これはちょっと……。なんて思っていたらずいっとメニュー画面を前に出してくる。
「……アリスか、名前と体のバランスあってないな」
「……」
そんな事を言ってやれば少しふいっと顔をそむける。なるほど、こういう小さい所を見て意思疎通をするわけか。これはこれで結構手間って言うかこんな感じの付き合いで意思疎通が出来るって言っていたヤスの奴ってなんか色々凄いわ、単純にコミュ能力がやたらと高いのかな。
「人見知りも度が過ぎるとこうなるって事か、私より酷いのがいるとは思わなかったわ」
ため息一つ立ててから持ってる盾をごんごんと叩いて笑ってやる。そんな事をしていれば向こうもむすっとしたのか盾を押して叩いてる手に反撃をしてくるので少しだけムキになって押し合いしてみる。何て言うか、あまりしゃべらない割に、こういう行動でしっかり返してくるのは可愛い奴だけど。
「一人連絡が付いたっす、ただちょっと時間が掛かるっす、ヒーラーじゃない候補にも連絡を取るっす」
「それにしてもそんなに良くプレイヤー出てくるな」
「情報クランでプレイヤー探しと斡旋みたいな事もしてたっす、自分の性格もあってぴったりっす」
出来るマネージャーだよ、ほんと。
「この調子で戦力が整えばいい勝負できそうだ」
「分からないっす、結構クラン同士で人員の取り合いみたいな事もやってるっす」
「人が揃うかイベントが先か、ちょっとしたレースだな」
「今の所、ぎりっす」
うんうんと私の頭の上でアリスも頷いている。お前、あぶれ者だったの忘れてるだろ。
「ただ一個断っておくっす、次のヒーラー、単純な回復役じゃないっす」
「こんなのいる時点で普通じゃないのは確定よ」
ぴっと私の後ろにいるアリスに指を指してやると、背中を小突かれる。やっぱり口下手なだけで、結構感情が出るって言うか、反応が良い。喋らなくて足が遅いってだけで構ってほしい方だったりするんかね。
「ま、そうっす。自分も変なのっす」
「類は友を呼ぶってこったな」
いつものように煙草を取り出して咥えようとするとごつっとメットに当たる。こういうのもしっかり当たり判定があるってちょっと意外だった。しかもその煙草を咥えるのを失敗したのを見て、アリスがくすくすと笑っている。
「自分も似たようなスキン着るっす?」
「全員こんなフルフェイスでフルアーマーのチームって威圧感ぱねえ」
絵面的には凄いけど、実力が無いとただのお笑いになるのは頂けないところ。ちゃんと人揃えて纏まったら衣装を揃えるってのは良い考えなんだけどさ。
「そんな事言ってたらそろそろ来るみたいっす」
「それじゃあ会ってみようか、そのヒーラー」
そういう訳で異色のチームにまた一人、追加されるわけだけど、これはこれでまたアクの強い奴との付き合いになりそうだ。
「ぐふ、ぐふふ……拙者に会いたいと言ったのは其方ですかな」
古き良きオタク、みたいな奴が来るとは思ってないわ。
ちょっとだけ待てって言った後に、ヤスに小声でぼそぼそと話しかける。
「普通のヒーラーじゃないって、ああいう感じだから?」
「いや、違うっす。ちょっと珍しい『薬師』って職っす」
「あんたわざと私に変なの当ててないでしょうね?」
そんな風にぼそぼそと喋っていると、薬師とアリスが絡んでいる。
と、言っても一方は喋らないし、もう一方はひたらす喋りまくっている。
「おお、巨人族ですか、大きさに比例してダメージのカット率が増えるらしいですが、貴女はどのサイズですかな?それにしてもやけに重厚ですが、防御特化ですか?」
「……」
「早く助けてやんないとあいつもいっぱいいっぱいだぞ」
「そうっすね、早速本題にいくっす」
あまりにも押してくる相手に完全に殻に閉じこもって……るわけじゃないけど、威圧してくる相手に委縮はしている。
「はいはい、あんまりイジメないの……それで、ヒーラーって事だけど、何が出来るの?」
「おぉ、海外FPSの超有名キャラのアーマーですな?拙者3作目が非常に好きで……」
「殴って良い?」
「暴力は反対でお願い致す!」
あまり申し訳ないって感じはない謝罪を受けながら大きくため息を吐きだしてから、話を聞く。
「拙者は薬師、色々混ぜて使うのが得意な玄人な職ですな」
「回復も出来るわけ?」
「拙者に任せていただければ完璧ですな!」
「問題は魔法じゃないって所っす、回復手段がポーション投げっす」
そういう癖のあるタイプの職ね。
基本的に投げを使う場合って投擲を使わないといけないはずだから、そっちのスキルを振っていないと全くもって機能しない場合がある。
「ちなみに効果もランダムっす、回復力に波があるのが難点っす」
「むむ、だとしても滅多にいない薬師ですぞ、回復力の波よりも職自体の幅を言ってほしいですな!」
「幅って?」
「薬師の特徴は『調合』ッ!各種バフ、デバフ、攻撃、防御全てをこなす、オールマイティ能力ですぞ!」
確かにどのゲームと言うか、調合ってスキルや技のあるゲームって結構バランスブレイクするような物が目に付く。それがT2Wでもできるってのなら非常に強力なのはよくわかるのだが……問題は、その調合をどこまで理解しているのかって話になる。全部が全部手探り、行き当たりばったりで調合して投げたら大爆発……何て可能性もあり得る。
「……とりあえず試そう、じゃないと何とも言えん」
「む、拙者、そこまで戦闘力が高いわけではないですぞ!」
「ヤス、説明は」
「したっす、了承もしたっす」
また大きくため息を吐きだしてから首根っこ掴んで闘技場で対戦……って訳にもいかないので、とりあえずスキルを見せてほしいからと、あれこれいって対戦開始する。
「それにしても待っていればいいってのに……さては寂しがりだな」
対面にいる薬師を見ながら後ろに控えているアリスをちらり。何かこいつの事可愛くなってきたわ。
「では、薬師を力をとくとご覧あれ!」
そう言うとしゃがみ込んでごちゃごちゃと調合を始める。
「結構時間掛かるっぽいな」
ちゃきっとライフルを構えて一発。
思い切り頭に当たり後ろに倒れ込むとそのままぐったり倒れっぱなしに。
「もう1つの難点が、耐久が豆腐よりも柔いっす」
「……不良債権の押し付けじゃないだろうな」
「だから先に壁を用意したっす」
「セット販売やんけ」
そんな事を言っていれば、薬師のが調合を完成させたのか、丸底フラスコを片手に持ったままよろよろと立ち上がり、何かへろいスローイング。ゲームだからへろへろなスローイングでもしっかり飛ぶので、私の横2m近くの所にがしゃんと音を立てて着弾、中の液体が撒き散らされる。
「むむ、避けるとは卑怯な!」
「避けてないって」
これはダメな感じだ、と諦めのようなため息を吐きだしていると、変なにおいと音を感じてその方向をちらりと見やる。外れて液体が散った部分が煙を立てて焦げ溶けていっているのが視界に入る。どういう原理でどういう効果か分からないのでもう一度ため息一つ。
「今の奴、こいつに当ててみ」
「言われなくともぉー!」
2発目が飛んでくるのでアリスを盾にしてやり、さっきと同じように飛んでくる液体を盾で受け止めると、少しだけ得意げな顔をしている。と、共にばっと持っていた盾を離して新しいのを取り出す。何が起きたのかと思い、手放した盾を見ればぽっかりと穴が開いている。
「調合までの時間と投げの命中率が今後の課題か」
「回復は見ないっす?」
「見ない訳にはいかんだろ」
向こうで栄養ドリンクよろしく、ポーションをがぶ飲みしているのを見て、またため息を一つ。まともなステータスとスキルの持ったプレイヤーを拾えない可能性出てきてるわ。
「して次はどんな奴を引っ張るっす?」
「こいつがいくら硬くても集中砲火を貰ったら落ちるだろ、だから回復役は確実に入れたい」
「ヒーラーはムズイっす、この手のイベントは大体取り合いっす、取られないのは癖があるのが多いんで取られない理由があるっす」
ヤスが前の様にメニューを開いて自分のメモ帳を見ているのを、私と巨人……あー、もう、こいつの名前聞くの忘れてたわ。
「結局名前何なのよ」
「……」
相変わらず喋らないので名前すら分からん。一方的な意思疎通って中々のストレスになるわけだけど、思い切りそれに直面している。うーむ、黙ってても強いなら良いって思ったけど、これはちょっと……。なんて思っていたらずいっとメニュー画面を前に出してくる。
「……アリスか、名前と体のバランスあってないな」
「……」
そんな事を言ってやれば少しふいっと顔をそむける。なるほど、こういう小さい所を見て意思疎通をするわけか。これはこれで結構手間って言うかこんな感じの付き合いで意思疎通が出来るって言っていたヤスの奴ってなんか色々凄いわ、単純にコミュ能力がやたらと高いのかな。
「人見知りも度が過ぎるとこうなるって事か、私より酷いのがいるとは思わなかったわ」
ため息一つ立ててから持ってる盾をごんごんと叩いて笑ってやる。そんな事をしていれば向こうもむすっとしたのか盾を押して叩いてる手に反撃をしてくるので少しだけムキになって押し合いしてみる。何て言うか、あまりしゃべらない割に、こういう行動でしっかり返してくるのは可愛い奴だけど。
「一人連絡が付いたっす、ただちょっと時間が掛かるっす、ヒーラーじゃない候補にも連絡を取るっす」
「それにしてもそんなに良くプレイヤー出てくるな」
「情報クランでプレイヤー探しと斡旋みたいな事もしてたっす、自分の性格もあってぴったりっす」
出来るマネージャーだよ、ほんと。
「この調子で戦力が整えばいい勝負できそうだ」
「分からないっす、結構クラン同士で人員の取り合いみたいな事もやってるっす」
「人が揃うかイベントが先か、ちょっとしたレースだな」
「今の所、ぎりっす」
うんうんと私の頭の上でアリスも頷いている。お前、あぶれ者だったの忘れてるだろ。
「ただ一個断っておくっす、次のヒーラー、単純な回復役じゃないっす」
「こんなのいる時点で普通じゃないのは確定よ」
ぴっと私の後ろにいるアリスに指を指してやると、背中を小突かれる。やっぱり口下手なだけで、結構感情が出るって言うか、反応が良い。喋らなくて足が遅いってだけで構ってほしい方だったりするんかね。
「ま、そうっす。自分も変なのっす」
「類は友を呼ぶってこったな」
いつものように煙草を取り出して咥えようとするとごつっとメットに当たる。こういうのもしっかり当たり判定があるってちょっと意外だった。しかもその煙草を咥えるのを失敗したのを見て、アリスがくすくすと笑っている。
「自分も似たようなスキン着るっす?」
「全員こんなフルフェイスでフルアーマーのチームって威圧感ぱねえ」
絵面的には凄いけど、実力が無いとただのお笑いになるのは頂けないところ。ちゃんと人揃えて纏まったら衣装を揃えるってのは良い考えなんだけどさ。
「そんな事言ってたらそろそろ来るみたいっす」
「それじゃあ会ってみようか、そのヒーラー」
そういう訳で異色のチームにまた一人、追加されるわけだけど、これはこれでまたアクの強い奴との付き合いになりそうだ。
「ぐふ、ぐふふ……拙者に会いたいと言ったのは其方ですかな」
古き良きオタク、みたいな奴が来るとは思ってないわ。
ちょっとだけ待てって言った後に、ヤスに小声でぼそぼそと話しかける。
「普通のヒーラーじゃないって、ああいう感じだから?」
「いや、違うっす。ちょっと珍しい『薬師』って職っす」
「あんたわざと私に変なの当ててないでしょうね?」
そんな風にぼそぼそと喋っていると、薬師とアリスが絡んでいる。
と、言っても一方は喋らないし、もう一方はひたらす喋りまくっている。
「おお、巨人族ですか、大きさに比例してダメージのカット率が増えるらしいですが、貴女はどのサイズですかな?それにしてもやけに重厚ですが、防御特化ですか?」
「……」
「早く助けてやんないとあいつもいっぱいいっぱいだぞ」
「そうっすね、早速本題にいくっす」
あまりにも押してくる相手に完全に殻に閉じこもって……るわけじゃないけど、威圧してくる相手に委縮はしている。
「はいはい、あんまりイジメないの……それで、ヒーラーって事だけど、何が出来るの?」
「おぉ、海外FPSの超有名キャラのアーマーですな?拙者3作目が非常に好きで……」
「殴って良い?」
「暴力は反対でお願い致す!」
あまり申し訳ないって感じはない謝罪を受けながら大きくため息を吐きだしてから、話を聞く。
「拙者は薬師、色々混ぜて使うのが得意な玄人な職ですな」
「回復も出来るわけ?」
「拙者に任せていただければ完璧ですな!」
「問題は魔法じゃないって所っす、回復手段がポーション投げっす」
そういう癖のあるタイプの職ね。
基本的に投げを使う場合って投擲を使わないといけないはずだから、そっちのスキルを振っていないと全くもって機能しない場合がある。
「ちなみに効果もランダムっす、回復力に波があるのが難点っす」
「むむ、だとしても滅多にいない薬師ですぞ、回復力の波よりも職自体の幅を言ってほしいですな!」
「幅って?」
「薬師の特徴は『調合』ッ!各種バフ、デバフ、攻撃、防御全てをこなす、オールマイティ能力ですぞ!」
確かにどのゲームと言うか、調合ってスキルや技のあるゲームって結構バランスブレイクするような物が目に付く。それがT2Wでもできるってのなら非常に強力なのはよくわかるのだが……問題は、その調合をどこまで理解しているのかって話になる。全部が全部手探り、行き当たりばったりで調合して投げたら大爆発……何て可能性もあり得る。
「……とりあえず試そう、じゃないと何とも言えん」
「む、拙者、そこまで戦闘力が高いわけではないですぞ!」
「ヤス、説明は」
「したっす、了承もしたっす」
また大きくため息を吐きだしてから首根っこ掴んで闘技場で対戦……って訳にもいかないので、とりあえずスキルを見せてほしいからと、あれこれいって対戦開始する。
「それにしても待っていればいいってのに……さては寂しがりだな」
対面にいる薬師を見ながら後ろに控えているアリスをちらり。何かこいつの事可愛くなってきたわ。
「では、薬師を力をとくとご覧あれ!」
そう言うとしゃがみ込んでごちゃごちゃと調合を始める。
「結構時間掛かるっぽいな」
ちゃきっとライフルを構えて一発。
思い切り頭に当たり後ろに倒れ込むとそのままぐったり倒れっぱなしに。
「もう1つの難点が、耐久が豆腐よりも柔いっす」
「……不良債権の押し付けじゃないだろうな」
「だから先に壁を用意したっす」
「セット販売やんけ」
そんな事を言っていれば、薬師のが調合を完成させたのか、丸底フラスコを片手に持ったままよろよろと立ち上がり、何かへろいスローイング。ゲームだからへろへろなスローイングでもしっかり飛ぶので、私の横2m近くの所にがしゃんと音を立てて着弾、中の液体が撒き散らされる。
「むむ、避けるとは卑怯な!」
「避けてないって」
これはダメな感じだ、と諦めのようなため息を吐きだしていると、変なにおいと音を感じてその方向をちらりと見やる。外れて液体が散った部分が煙を立てて焦げ溶けていっているのが視界に入る。どういう原理でどういう効果か分からないのでもう一度ため息一つ。
「今の奴、こいつに当ててみ」
「言われなくともぉー!」
2発目が飛んでくるのでアリスを盾にしてやり、さっきと同じように飛んでくる液体を盾で受け止めると、少しだけ得意げな顔をしている。と、共にばっと持っていた盾を離して新しいのを取り出す。何が起きたのかと思い、手放した盾を見ればぽっかりと穴が開いている。
「調合までの時間と投げの命中率が今後の課題か」
「回復は見ないっす?」
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