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26 オリヴェタン先代 ゼーロン視点2
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「ハネス公爵を呼んだ理由もそこにある」
「是非とも聞かせていただきたい」
「俺も聞きたい」
俺もロダンもカップを置いてクリフォード王の話し出すのを待った。
「実はな、ハンナが『ソフィアのために』と婚約者を探していたのは知っているか?」
「ああ、それはソフィアから聞いた。相手が誰かとまでは聞いていないが」
「どうやらな、夫人はデービッド・ウィスタリア男爵に連絡をしていたらしいぞ?」
「ウィスタリアか。そうかあいつか。ソフィアをあいつのところにやろうとしていたのか。死刑でも生ぬるい」
ロダンはクリフォード王の口から出た言葉に怒り心頭だ。
もちろん俺だってそうだ。
ウィスタリアの性的嗜好は享楽的とも言えるだろう。金の無い貴族や平民から女を買い、夫人やメイドなどという名目で邸に迎え、彼が開く倶楽部に彼女たちが接待するようだ。
そんな奴が何故捕まらないのかと言えば、法にはギリギリ抵触しないせいもあるが、彼が開いている倶楽部に秘密がある。
そのクラブでは享楽的な振舞いができ、男性貴族の間では人気があるのだ。彼らもまたデービッド・ウィスタリア男爵が捕まらない程度に証拠を隠滅し、助けているせいもあるだろう。
ウィスタリアの性的嗜好は問題だが、他の面では優秀で特に商才があり、クリフォード王も彼が問題を起こさない限りは目をつむっている部分があるが、弱みを握ってもいるので何かあればすぐにでも牢に収監できる状態のようだ。
「デービッド・ウィスタリア男爵は君の派閥だろう? あの母娘はこのままなら直ぐに牢屋行きだ。それじゃつまらないだろう?」
ロダンはクリフォード王の意図を理解したようで悪い笑みを浮かべた。
「そうですね。私の方からウィスタリアに連絡を取り、婚約者を変更しておきましょう。あと、妻からソフィアと伯爵は被害者だったと広めるよう話をしておきます」
「俺は伯爵を治療するのはいいんだが、ハンナ達をウィスタリア男爵のところに送っていいのか? あれでも伯爵は愛しているんだろ? 壊れるんじゃないか?」
「ゼーロン、その辺りは問題ない。既にグリーン伯爵のところは甥が後を継ぐことに決まったようだ。こちらに報告と一緒に届も出された。
今回のことで伯爵はソフィアが侯爵家の養女になった本当の理由を知ったそうだ。治療が進めば後悔で死にたくなってくるだろうな」
「……そうか。あいつらのことは徹底的にやってくれ。死んでも構わない」
「では、そうしよう。ゼーロン、治療の方は頼んだ」
「任せておけ」
「ソフィア嬢か……」
クリフォードはニヤリと笑い、何かを考えているようだったが、また執務に取り掛かりはじめた。
こうしてクリフォード王の指示で俺はグリーン伯爵の治療に当たることになった。
使用された薬は魅了の類だろうな。
クリフォード王の許可を得て王家の書庫を覗いた。魔法薬の治療法が書かれた本をいくつか読んだ後、王宮の医師と共にグリーン伯爵家に向かった。
もし、伯爵は魔法薬によってソフィアを冷遇していたのなら。アルマは彼を待ち続け悲しみのまま亡くなった。
薬でそうなったというのなら理解はできる。だが、アルマやソフィアのことを考えると許せない気持ちもある。そして自分がなぜもっと早く気づかなかったんだ。
気づいていたらと後悔だってしている。
私は持て余す自分の感情を抑え、医者と伯爵家の中へ入る。
「お待ちしておりました。こちらです」
執事は表情を変えることなく伯爵の元へと案内する。伯爵の私室に執事と入った。
「グリーン伯爵、体調はどうだ?」
「……王宮から治療師が来ると聞いていたのですが、ゼーロン殿でしたか」
「診察をするからベッドで寝てくれ。ハンナが使用したのは惚れ薬だと聞いたのだが、自覚はあるのか?」
伯爵は言われるがままベッドに寝転がり、医者が伯爵の体調を調べている。
「……あの当時、アルマが亡くなる少し前から記憶が曖昧なのです。悲しみのあまり記憶に蓋をしたのかと思っていました」
「今は違うのか?」
「二年くらい経ったあたりから徐々に視界が開けていくような、不思議な感覚になったのを覚えています。あれほどアルマを愛していたのにハンナを愛している自分がいて、自分自身が理解できずにいました。
あの時ほどではないけれど、今でも後を引くような感じがしています。ミリアが言っていたことは自分の中で腑に落ちた部分もあります」
伯爵と話をしている時に医者の診察が終わり、今度は私が魔力を流し、どういう状況なのかを確認する。
…… … …。
「ふむ。伯爵、君は魔法薬らしき物を飲んでいた形跡はある。だが、粗悪品だったのか薄めた物を飲んだのかまでは今のところ分からないが、効果は切れかかっているのだろう。
本来の薬は強力で生涯ハンナしか目を向けず、廃人にすらなっていた可能性もあった。このまま治療を続けるが、いいだろうか?」
「……そうだったんですね。このままでは伯爵家にとっても良くない。治療をお願いします」
「エディット、例の物をゼーロン殿に」
「かしこまりました」
伯爵の言葉に執事は用意していた小瓶を私に差し出した。
「これは?」
「多分、私に飲ませていた薬の瓶だと思います。妻の部屋のクローゼット奥に仕舞っていたトランクの中に入っていたのです」
「持ち帰って調べてみる。伯爵、治療は数回程度で済むだろうが、完全に魔法薬の効果が切れた時に改めて伯爵の気持ちを聞くことになるだろう。今はハンナのことをどう思っているのか?」
「……難しい。頭では理解しているんです。ハンナは犯罪をしている。許しては駄目だと。だが、まだ気持ちのどこかでハンナを愛している自分がいる」
「分かった」
グリーン伯爵はハンナによって人生を変えられてしまった。
ソフィアも被害者だが、ようやく我が家で傷が癒えてきたところだ。養子縁組も既にしてある。
伯爵の元には返すことはできないだろう。
伯爵に同情はするが、今後のことも考えた上でしっかりと治療計画を立てていく。医師とも話し合い、治療を始めることになった。
俺が治療している間にも騎士団は魔法薬や契約書などの証拠を探そうと出入りしているようだ。
「是非とも聞かせていただきたい」
「俺も聞きたい」
俺もロダンもカップを置いてクリフォード王の話し出すのを待った。
「実はな、ハンナが『ソフィアのために』と婚約者を探していたのは知っているか?」
「ああ、それはソフィアから聞いた。相手が誰かとまでは聞いていないが」
「どうやらな、夫人はデービッド・ウィスタリア男爵に連絡をしていたらしいぞ?」
「ウィスタリアか。そうかあいつか。ソフィアをあいつのところにやろうとしていたのか。死刑でも生ぬるい」
ロダンはクリフォード王の口から出た言葉に怒り心頭だ。
もちろん俺だってそうだ。
ウィスタリアの性的嗜好は享楽的とも言えるだろう。金の無い貴族や平民から女を買い、夫人やメイドなどという名目で邸に迎え、彼が開く倶楽部に彼女たちが接待するようだ。
そんな奴が何故捕まらないのかと言えば、法にはギリギリ抵触しないせいもあるが、彼が開いている倶楽部に秘密がある。
そのクラブでは享楽的な振舞いができ、男性貴族の間では人気があるのだ。彼らもまたデービッド・ウィスタリア男爵が捕まらない程度に証拠を隠滅し、助けているせいもあるだろう。
ウィスタリアの性的嗜好は問題だが、他の面では優秀で特に商才があり、クリフォード王も彼が問題を起こさない限りは目をつむっている部分があるが、弱みを握ってもいるので何かあればすぐにでも牢に収監できる状態のようだ。
「デービッド・ウィスタリア男爵は君の派閥だろう? あの母娘はこのままなら直ぐに牢屋行きだ。それじゃつまらないだろう?」
ロダンはクリフォード王の意図を理解したようで悪い笑みを浮かべた。
「そうですね。私の方からウィスタリアに連絡を取り、婚約者を変更しておきましょう。あと、妻からソフィアと伯爵は被害者だったと広めるよう話をしておきます」
「俺は伯爵を治療するのはいいんだが、ハンナ達をウィスタリア男爵のところに送っていいのか? あれでも伯爵は愛しているんだろ? 壊れるんじゃないか?」
「ゼーロン、その辺りは問題ない。既にグリーン伯爵のところは甥が後を継ぐことに決まったようだ。こちらに報告と一緒に届も出された。
今回のことで伯爵はソフィアが侯爵家の養女になった本当の理由を知ったそうだ。治療が進めば後悔で死にたくなってくるだろうな」
「……そうか。あいつらのことは徹底的にやってくれ。死んでも構わない」
「では、そうしよう。ゼーロン、治療の方は頼んだ」
「任せておけ」
「ソフィア嬢か……」
クリフォードはニヤリと笑い、何かを考えているようだったが、また執務に取り掛かりはじめた。
こうしてクリフォード王の指示で俺はグリーン伯爵の治療に当たることになった。
使用された薬は魅了の類だろうな。
クリフォード王の許可を得て王家の書庫を覗いた。魔法薬の治療法が書かれた本をいくつか読んだ後、王宮の医師と共にグリーン伯爵家に向かった。
もし、伯爵は魔法薬によってソフィアを冷遇していたのなら。アルマは彼を待ち続け悲しみのまま亡くなった。
薬でそうなったというのなら理解はできる。だが、アルマやソフィアのことを考えると許せない気持ちもある。そして自分がなぜもっと早く気づかなかったんだ。
気づいていたらと後悔だってしている。
私は持て余す自分の感情を抑え、医者と伯爵家の中へ入る。
「お待ちしておりました。こちらです」
執事は表情を変えることなく伯爵の元へと案内する。伯爵の私室に執事と入った。
「グリーン伯爵、体調はどうだ?」
「……王宮から治療師が来ると聞いていたのですが、ゼーロン殿でしたか」
「診察をするからベッドで寝てくれ。ハンナが使用したのは惚れ薬だと聞いたのだが、自覚はあるのか?」
伯爵は言われるがままベッドに寝転がり、医者が伯爵の体調を調べている。
「……あの当時、アルマが亡くなる少し前から記憶が曖昧なのです。悲しみのあまり記憶に蓋をしたのかと思っていました」
「今は違うのか?」
「二年くらい経ったあたりから徐々に視界が開けていくような、不思議な感覚になったのを覚えています。あれほどアルマを愛していたのにハンナを愛している自分がいて、自分自身が理解できずにいました。
あの時ほどではないけれど、今でも後を引くような感じがしています。ミリアが言っていたことは自分の中で腑に落ちた部分もあります」
伯爵と話をしている時に医者の診察が終わり、今度は私が魔力を流し、どういう状況なのかを確認する。
…… … …。
「ふむ。伯爵、君は魔法薬らしき物を飲んでいた形跡はある。だが、粗悪品だったのか薄めた物を飲んだのかまでは今のところ分からないが、効果は切れかかっているのだろう。
本来の薬は強力で生涯ハンナしか目を向けず、廃人にすらなっていた可能性もあった。このまま治療を続けるが、いいだろうか?」
「……そうだったんですね。このままでは伯爵家にとっても良くない。治療をお願いします」
「エディット、例の物をゼーロン殿に」
「かしこまりました」
伯爵の言葉に執事は用意していた小瓶を私に差し出した。
「これは?」
「多分、私に飲ませていた薬の瓶だと思います。妻の部屋のクローゼット奥に仕舞っていたトランクの中に入っていたのです」
「持ち帰って調べてみる。伯爵、治療は数回程度で済むだろうが、完全に魔法薬の効果が切れた時に改めて伯爵の気持ちを聞くことになるだろう。今はハンナのことをどう思っているのか?」
「……難しい。頭では理解しているんです。ハンナは犯罪をしている。許しては駄目だと。だが、まだ気持ちのどこかでハンナを愛している自分がいる」
「分かった」
グリーン伯爵はハンナによって人生を変えられてしまった。
ソフィアも被害者だが、ようやく我が家で傷が癒えてきたところだ。養子縁組も既にしてある。
伯爵の元には返すことはできないだろう。
伯爵に同情はするが、今後のことも考えた上でしっかりと治療計画を立てていく。医師とも話し合い、治療を始めることになった。
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