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現地に着くと、なんと、フィンお兄様と第五王子殿下のイーライ様と第六騎士団団長ジャック・バートン団長がいました。
なんて豪華なメンバーなの!?
お兄様は私に気づいて手を振ってくれている。
イーライ殿下の挨拶の後、バートン騎士団長の注意事項の説明があった。
今から三キロ先にある目的地まで歩いていき、途中に出てきた魔獣を討伐するらしい。
第一組は教師と出発。第二組はバートン団長と出発。
ここまでは問題なく出発し、目的地に到着できたようだ。
第三組はフィンお兄様と出発。
どうやら中間地点を過ぎた辺りで魔猪が現れ、現在討伐中と連絡が入ってきた。私も魔猪を倒してみたい。
「ソフィアちゃん、何だか楽しそうだね」
「私、昨日から魔獣討伐を楽しみにしていたんです。何が出てきてもいいように一晩中頭の中で魔獣と戦っていました」
「君がソフィア嬢かい?」
イーライ殿下がニコニコしながら声を掛けてきた。
「はい。私、ソフィア・オリヴェタンです。いつも兄がお世話になっております。イーライ殿下、今日はご迷惑をおかけするかもしれませんが、宜しくお願いします」
私たちはイーライ殿下に礼を執ると、殿下は笑顔で手を挙げ応える。
「フィンはいつも王宮泊まりだったが妹が出来たと大喜びして今では邸に帰りたい病なんだ。どんな妹か会わせろと言っても自慢するばかりで会わせてくれなくてね。でも今日、君に会えて良かった」
イーライ殿下は私を値踏みするような視線を一瞬向けた後、笑顔で話す。
「フィンが自慢する理由も納得だな。今度、王宮へ遊びにおいで」
「イーライ殿下。ありがとうございます。父の許可が降りれば遊びに行かせていただきます」
「ははっ。それはいつまでも許可が降りなさそうだ。さぁ、出発だ」
軽く雑談をした後、私たちは出発した。
ルイ様を先頭にノア様、私の順で歩いていく。私たちから少し離れたところでイーライ殿下が歩いて付いてきている。
道は蛇行しながらも一本道なので迷う事なく歩いているが、期待していた魔獣は出てこない。
残念だわ。
ゆっくりと歩いていたが、第三組に追いついた。第三組は魔猪を討伐している最中だ。予想より大きな魔猪に第三組の二人は苦労しているように見える。
「イーライ殿下、私達は第三組の討伐を手伝った方がいいですか?」
「手伝っても手伝わなくても良いよ。それより、魔猪を追っていた魔獣がこっちに来るんじゃないか。君たちがあっちを倒さないと前の組は危ないかもな」
私たちは殿下が指さしをした先の草むらが揺れていることに気づいた。
「分かりました」
「魔熊が出てきたか」
グルルルッ。
魔熊は第三組を見るなり唸り声を上げて戦闘態勢に入った。
「結構大きいですね」
「よし、 ソフィアちゃん、ノア、いくか」
ルイ様の声に私とノア様は頷くと、私達は大きな魔熊に向かう。
第三組は横から魔熊が出てきたため、不意を突かれる形となり、魔法使いの方がバランスを崩して倒れこんでしまった。
騎士の方は魔法使いを助けようと二頭を相手にするはめになっていて大変危険な状況だ。
私のやることはまず第三組の戦闘態勢の立て直しをした後、ノア様とルイ様の保護よね。
魔熊は立ち上がり、前足を大きく振り上げて騎士を攻撃したその時、
「蔓よ、拘束せよ」
私は短い詠唱をすると、地面から蔓が伸び、魔熊の体に巻きついて動きを止めることに成功した。
「第三組、今の間に態勢の立て直しを! ノア様、ルイ様はこのまま魔熊を討伐して下さい」
大声で命令を出し、ノア様とルイ様に防御膜を纏わせる。思ったより蔓は強く拘束できているようだ。
第三組はなんとか態勢を立て直したのはいいが、騎士が怪我してしまった様子だ。
魔熊の動きは止めたが、魔猪は鼻息を荒くし、怪我をした騎士に焦点を当て、地面を蹴り突進しようとしている。
今度は騎士を庇うような形で魔法使いが魔猪を攻撃しはじめた。
私達の組はというと、ノア様は飛び上がり、魔熊に上から斬りかかり、ルイ様は炎の剣で腕を切り付けた。
今なら大丈夫。
第三組の騎士に向かって治療魔法を唱える。
……間に合ったわ。
その間に魔熊は二人によって倒された。安堵しかけた時、第三組の魔法使いの攻撃が魔猪に直撃し、魔猪は牙を振りかざし暴れ始めた。
「騎士は魔猪の斜め後方へ移動! 魔法使いは足止めを!」
私と第三組の魔法使いと連携して魔猪の目や足元に向け魔法を打ち込んだ。
興奮した魔猪が魔法攻撃で怯んだわ。
ここぞとばかりにノア様たち騎士が斬りかかる。
……なんとか倒せたみたい。良かった。
「倒せたな」
ノア様の言葉にみんなが安堵し、地面に座り込んだ。初めてこんな大きな魔獣を倒したため達成感や安堵感で私たちは笑顔に戻り、話を始めた。
私たちの横で倒した魔物をなんと、お兄様が浮かせている。
そのまま持ち帰るつもりなのですね。
「流石ソフィア。兄は鼻が高いよ」
お兄様から鼻歌が聞こえてきそうです。第三組の騎士も先程私が唱えた治療魔法で怪我は治ったみたい。パートナーの魔法使いと喜び合っている。
その後は敵も出ず、残りの距離を歩けたわ。どうやら全グループ無事に討伐訓練を終えた。
結果報告を聞くと第一、二組は小さな魔鳥を討伐したらしい。
「今回の討伐訓練において、ソフィア・オリヴェタン。この者を全補助員一致で合格とし、王宮魔法使いに推薦する。ノア・シアン、ルイ・オーカーは次点とする。次回も楽しみにしている。今日はこれにて解散!」
バートン団長の声で生徒達全員敬礼し、馬車に乗り込んだ。
「ソフィアちゃん、凄いね。一発合格しちゃうし、推薦を貰うなんて」
「ルイ様もノア様も次は合格できそうですし、私達のグループが一抜けですね」
行きは緊張して口数は少なかったけれど、帰りはみんなでワイワイ会話しながら学院へ戻った。
なんて豪華なメンバーなの!?
お兄様は私に気づいて手を振ってくれている。
イーライ殿下の挨拶の後、バートン騎士団長の注意事項の説明があった。
今から三キロ先にある目的地まで歩いていき、途中に出てきた魔獣を討伐するらしい。
第一組は教師と出発。第二組はバートン団長と出発。
ここまでは問題なく出発し、目的地に到着できたようだ。
第三組はフィンお兄様と出発。
どうやら中間地点を過ぎた辺りで魔猪が現れ、現在討伐中と連絡が入ってきた。私も魔猪を倒してみたい。
「ソフィアちゃん、何だか楽しそうだね」
「私、昨日から魔獣討伐を楽しみにしていたんです。何が出てきてもいいように一晩中頭の中で魔獣と戦っていました」
「君がソフィア嬢かい?」
イーライ殿下がニコニコしながら声を掛けてきた。
「はい。私、ソフィア・オリヴェタンです。いつも兄がお世話になっております。イーライ殿下、今日はご迷惑をおかけするかもしれませんが、宜しくお願いします」
私たちはイーライ殿下に礼を執ると、殿下は笑顔で手を挙げ応える。
「フィンはいつも王宮泊まりだったが妹が出来たと大喜びして今では邸に帰りたい病なんだ。どんな妹か会わせろと言っても自慢するばかりで会わせてくれなくてね。でも今日、君に会えて良かった」
イーライ殿下は私を値踏みするような視線を一瞬向けた後、笑顔で話す。
「フィンが自慢する理由も納得だな。今度、王宮へ遊びにおいで」
「イーライ殿下。ありがとうございます。父の許可が降りれば遊びに行かせていただきます」
「ははっ。それはいつまでも許可が降りなさそうだ。さぁ、出発だ」
軽く雑談をした後、私たちは出発した。
ルイ様を先頭にノア様、私の順で歩いていく。私たちから少し離れたところでイーライ殿下が歩いて付いてきている。
道は蛇行しながらも一本道なので迷う事なく歩いているが、期待していた魔獣は出てこない。
残念だわ。
ゆっくりと歩いていたが、第三組に追いついた。第三組は魔猪を討伐している最中だ。予想より大きな魔猪に第三組の二人は苦労しているように見える。
「イーライ殿下、私達は第三組の討伐を手伝った方がいいですか?」
「手伝っても手伝わなくても良いよ。それより、魔猪を追っていた魔獣がこっちに来るんじゃないか。君たちがあっちを倒さないと前の組は危ないかもな」
私たちは殿下が指さしをした先の草むらが揺れていることに気づいた。
「分かりました」
「魔熊が出てきたか」
グルルルッ。
魔熊は第三組を見るなり唸り声を上げて戦闘態勢に入った。
「結構大きいですね」
「よし、 ソフィアちゃん、ノア、いくか」
ルイ様の声に私とノア様は頷くと、私達は大きな魔熊に向かう。
第三組は横から魔熊が出てきたため、不意を突かれる形となり、魔法使いの方がバランスを崩して倒れこんでしまった。
騎士の方は魔法使いを助けようと二頭を相手にするはめになっていて大変危険な状況だ。
私のやることはまず第三組の戦闘態勢の立て直しをした後、ノア様とルイ様の保護よね。
魔熊は立ち上がり、前足を大きく振り上げて騎士を攻撃したその時、
「蔓よ、拘束せよ」
私は短い詠唱をすると、地面から蔓が伸び、魔熊の体に巻きついて動きを止めることに成功した。
「第三組、今の間に態勢の立て直しを! ノア様、ルイ様はこのまま魔熊を討伐して下さい」
大声で命令を出し、ノア様とルイ様に防御膜を纏わせる。思ったより蔓は強く拘束できているようだ。
第三組はなんとか態勢を立て直したのはいいが、騎士が怪我してしまった様子だ。
魔熊の動きは止めたが、魔猪は鼻息を荒くし、怪我をした騎士に焦点を当て、地面を蹴り突進しようとしている。
今度は騎士を庇うような形で魔法使いが魔猪を攻撃しはじめた。
私達の組はというと、ノア様は飛び上がり、魔熊に上から斬りかかり、ルイ様は炎の剣で腕を切り付けた。
今なら大丈夫。
第三組の騎士に向かって治療魔法を唱える。
……間に合ったわ。
その間に魔熊は二人によって倒された。安堵しかけた時、第三組の魔法使いの攻撃が魔猪に直撃し、魔猪は牙を振りかざし暴れ始めた。
「騎士は魔猪の斜め後方へ移動! 魔法使いは足止めを!」
私と第三組の魔法使いと連携して魔猪の目や足元に向け魔法を打ち込んだ。
興奮した魔猪が魔法攻撃で怯んだわ。
ここぞとばかりにノア様たち騎士が斬りかかる。
……なんとか倒せたみたい。良かった。
「倒せたな」
ノア様の言葉にみんなが安堵し、地面に座り込んだ。初めてこんな大きな魔獣を倒したため達成感や安堵感で私たちは笑顔に戻り、話を始めた。
私たちの横で倒した魔物をなんと、お兄様が浮かせている。
そのまま持ち帰るつもりなのですね。
「流石ソフィア。兄は鼻が高いよ」
お兄様から鼻歌が聞こえてきそうです。第三組の騎士も先程私が唱えた治療魔法で怪我は治ったみたい。パートナーの魔法使いと喜び合っている。
その後は敵も出ず、残りの距離を歩けたわ。どうやら全グループ無事に討伐訓練を終えた。
結果報告を聞くと第一、二組は小さな魔鳥を討伐したらしい。
「今回の討伐訓練において、ソフィア・オリヴェタン。この者を全補助員一致で合格とし、王宮魔法使いに推薦する。ノア・シアン、ルイ・オーカーは次点とする。次回も楽しみにしている。今日はこれにて解散!」
バートン団長の声で生徒達全員敬礼し、馬車に乗り込んだ。
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