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検問所を抜けると次の街まで街道で繋がっているらしく旅人でもある程度安心していけるようだ。
さようなら、ルクール王国。
こんにちはコロール国。
そういえば、邸からほぼ手ぶらで飛んできたけれど、荷物を持たず、犬の散歩のような格好でいたわ。よく検問所に引っかからなかったものね。
目は付けられていたかも知れないけれど。
国外追放される犯罪者は偶に居るようだし、私もそう思われたのかしら。
私は考えながら、途中に現れるラファルの朝ごはんを狩る。私達は少しずつ街に向かいながら歩いていた。
「奴隷なんてごめんよね。ラファル。これからは一緒に生きていこう?」
「キュイ!」
独り言のようにラファルに呟きながらひたすら街道を歩く。
検問所から半日程歩くと小さな街が見えてきたわ。
露店から流れてくる美味しそうな香りや元気な売り子の声。はしゃぐ子供や男の人達の笑い声。街に到着したのがお昼という事もあり、街は活気に包まれていた。
ルクール国の街並みは白い壁が多かったが、ここは石畳の道に赤レンガが組まれた建物が多く、また違った味わいを感じる。
私は『ギルド』と大きく書かれた看板のある建物へ立ち寄り、犬連れでも良い宿を聞く。
「イーズ様、生憎、どこの宿も犬と一緒は難しいかと思います。ですが当ギルドの二階にある宿泊施設はご利用いただけますよ。でも、わんちゃんはベッドには入れないで下さいね」
よく聞くと、素泊まりで一日三千ギル。安くて良かった。ラファルは愛玩魔物としても、番犬ならぬ番魔物としてもばっちりよね。
「二泊程お願いします」
受付のお姉さんに部屋へと案内してもらった。部屋は狭く、ベッドがポツンとあるだけだったが、汚れてはいないようだ。
部屋の中に入るとまず、清浄魔法を掛け、はしたないけれどベッドへとダイブする。
疲れた。
心に広がるのは例えようもない疲労感と不安感。
すごく辛い。
怖い。
逃げてしまった。
もっと、もっと、努力して頑張るつもりだったのに。
もっと、もっと、私は様々なことをやらなければいけなかったのに。
やりたいことも一杯あった。
でも……。
同時に私はこの世界から居なくなった方が良いかも知れない、と何度も思ったの。
これからどうしよう。
きっとあの人達は私を探そうと動いているかもしれない。いずれこの場所はバレてしまう可能性がある。
旅を続けるためにもこの街でしっかりと準備をしていかないとね。
いつも私に寄り添ってくれているラファルは私の救い。これからはラファルと共に歩んでいくわ。
ここ最近、心労で眠りが浅かったからかしら。
それとも、半日も歩いたからかしら。
重くのし掛かる疲労感で思考が曖昧になる。
ラファルはベッド横に座り込み寝始めた。
邸のベッドは大きくてラファルと寝ていたけれど、宿泊施設のベッドは小さく、ラファルには狭くて諦めたみたい。
私もまだ日は高いけれど、寝ているラファルを見ている間にいつのまにか寝ていた。
翌日、ラファルの頭突きという名のゴロゴロ甘えに起こされる。
こんなにぐっすり眠ったのはいつ以来かしら。目覚めの清浄魔法を掛けてさっぱりしたし、今日はどこへいこう。
昨日までの不安な気持ちはいつの間にか前向きな気持ちに切り替わっている。まだ朝も早い。
私は部屋を出て、一階のギルドへと向かった。
ラファルのご飯を調達しに行こうかしら。
ギルド依頼書を覗いてみる。ここのギルドは二十四時間営業とまでは言えないけれど、早朝から深夜まで、休みなく営業しているのね。
流石に朝が早いため、冒険者は少ないようだ。ここは魔鳥が沢山いるようだ。
よし。魔鳥三十匹の依頼を受けるわ。
いくつかの魔鳥討伐の依頼書を取り、受付に渡して受注をする。
ラファルと一緒に街の南門から出てすぐの森に進む。
ラファルがやる気になっているわ。
森に着いて魔鳥を探そうと思っていたけれど、探すまでもなく沢山の魔鳥が餌を食べようと地面を啄んでいた。私はそこかしこに居る魔鳥に雷撃弾を打ち込んでいく。
魔物を電気ショックで倒す方法が一番見た目も良くて依頼向きだと思うのよね。
強すぎると丸焦げになってしまうのはご愛嬌ね。私が仕留めた魔鳥をラファルが嘴で突き、魔石を取り出してからパクリと食べていく。
五匹位は食べたかしら。お腹が一杯になると、魔法で仕留めた魔鳥を私の足元へ運んでくれる。
なんて可愛いのかしら。
魔鳥三十匹を浮かせながら街に戻り、ギルドへと運んでいく。
「イーズ様。魔鳥の討伐依頼を完了しました。引き続き精算をします。魔鳥三十匹で一万五千ギルです」
ラファルの朝食を兼ねてのこの金額ならいいよね。ギルドカードに入金後、受付のお姉さんに宿泊を後一泊増やすようにお願いしたけど、大丈夫みたい。
宿の確保も出来たし、安心して店に出た。
私、荷物を何にも持っていないのよね。庶民の店へ行き、鞄と洋服を買う事にした。あまり大きな鞄だと目立ちそうなので小さなウエストポーチを買う。これはラファルの首に付けて貰う用なの。
我ながらいいアイディアだわ。
私も同じ物を買い、お揃いにする。何故小さい鞄かというと、鞄に原始魔法を掛けようと思っていたから。
初の試みなのよね。上手くいったらテントを買って鞄に入れる予定なの。
早速、少し興奮気味に宿泊している部屋に入った。
鞄にラファルが取り除いた魔鳥の魔石五個を鞄の中へ入れ、原始魔法を唱える。
『神々が仕えし空間をここに示せ、カオス』
小さな魔石五個分で一週間程の期間を維持する空間はどれくらいの大きさかしら?
ドキドキしながら鞄に手を入れてみる。
手を奥まで入れても底がわからない。とりあえず、もう一つの鞄を中に入れてみると、さっと見えなくなったわ。取り出そうと手を入れても取り出せない。
えぇ!? 失敗? 鞄よ、返ってきてー。
焦って鞄を探すと鞄が手の中にスポッと入った。
もしや、イメージすると取り込んだものが出てくるの?
鞄に鞄を入れるという行為を何度か試して理解したわ。
服を着替えて立派な冒険者の服を鞄に仕舞う。そして取り出す。
……出来た。
完璧ね。
収納も増えた事だし、荷物を買い足しに出掛けないといけないわよね。
さようなら、ルクール王国。
こんにちはコロール国。
そういえば、邸からほぼ手ぶらで飛んできたけれど、荷物を持たず、犬の散歩のような格好でいたわ。よく検問所に引っかからなかったものね。
目は付けられていたかも知れないけれど。
国外追放される犯罪者は偶に居るようだし、私もそう思われたのかしら。
私は考えながら、途中に現れるラファルの朝ごはんを狩る。私達は少しずつ街に向かいながら歩いていた。
「奴隷なんてごめんよね。ラファル。これからは一緒に生きていこう?」
「キュイ!」
独り言のようにラファルに呟きながらひたすら街道を歩く。
検問所から半日程歩くと小さな街が見えてきたわ。
露店から流れてくる美味しそうな香りや元気な売り子の声。はしゃぐ子供や男の人達の笑い声。街に到着したのがお昼という事もあり、街は活気に包まれていた。
ルクール国の街並みは白い壁が多かったが、ここは石畳の道に赤レンガが組まれた建物が多く、また違った味わいを感じる。
私は『ギルド』と大きく書かれた看板のある建物へ立ち寄り、犬連れでも良い宿を聞く。
「イーズ様、生憎、どこの宿も犬と一緒は難しいかと思います。ですが当ギルドの二階にある宿泊施設はご利用いただけますよ。でも、わんちゃんはベッドには入れないで下さいね」
よく聞くと、素泊まりで一日三千ギル。安くて良かった。ラファルは愛玩魔物としても、番犬ならぬ番魔物としてもばっちりよね。
「二泊程お願いします」
受付のお姉さんに部屋へと案内してもらった。部屋は狭く、ベッドがポツンとあるだけだったが、汚れてはいないようだ。
部屋の中に入るとまず、清浄魔法を掛け、はしたないけれどベッドへとダイブする。
疲れた。
心に広がるのは例えようもない疲労感と不安感。
すごく辛い。
怖い。
逃げてしまった。
もっと、もっと、努力して頑張るつもりだったのに。
もっと、もっと、私は様々なことをやらなければいけなかったのに。
やりたいことも一杯あった。
でも……。
同時に私はこの世界から居なくなった方が良いかも知れない、と何度も思ったの。
これからどうしよう。
きっとあの人達は私を探そうと動いているかもしれない。いずれこの場所はバレてしまう可能性がある。
旅を続けるためにもこの街でしっかりと準備をしていかないとね。
いつも私に寄り添ってくれているラファルは私の救い。これからはラファルと共に歩んでいくわ。
ここ最近、心労で眠りが浅かったからかしら。
それとも、半日も歩いたからかしら。
重くのし掛かる疲労感で思考が曖昧になる。
ラファルはベッド横に座り込み寝始めた。
邸のベッドは大きくてラファルと寝ていたけれど、宿泊施設のベッドは小さく、ラファルには狭くて諦めたみたい。
私もまだ日は高いけれど、寝ているラファルを見ている間にいつのまにか寝ていた。
翌日、ラファルの頭突きという名のゴロゴロ甘えに起こされる。
こんなにぐっすり眠ったのはいつ以来かしら。目覚めの清浄魔法を掛けてさっぱりしたし、今日はどこへいこう。
昨日までの不安な気持ちはいつの間にか前向きな気持ちに切り替わっている。まだ朝も早い。
私は部屋を出て、一階のギルドへと向かった。
ラファルのご飯を調達しに行こうかしら。
ギルド依頼書を覗いてみる。ここのギルドは二十四時間営業とまでは言えないけれど、早朝から深夜まで、休みなく営業しているのね。
流石に朝が早いため、冒険者は少ないようだ。ここは魔鳥が沢山いるようだ。
よし。魔鳥三十匹の依頼を受けるわ。
いくつかの魔鳥討伐の依頼書を取り、受付に渡して受注をする。
ラファルと一緒に街の南門から出てすぐの森に進む。
ラファルがやる気になっているわ。
森に着いて魔鳥を探そうと思っていたけれど、探すまでもなく沢山の魔鳥が餌を食べようと地面を啄んでいた。私はそこかしこに居る魔鳥に雷撃弾を打ち込んでいく。
魔物を電気ショックで倒す方法が一番見た目も良くて依頼向きだと思うのよね。
強すぎると丸焦げになってしまうのはご愛嬌ね。私が仕留めた魔鳥をラファルが嘴で突き、魔石を取り出してからパクリと食べていく。
五匹位は食べたかしら。お腹が一杯になると、魔法で仕留めた魔鳥を私の足元へ運んでくれる。
なんて可愛いのかしら。
魔鳥三十匹を浮かせながら街に戻り、ギルドへと運んでいく。
「イーズ様。魔鳥の討伐依頼を完了しました。引き続き精算をします。魔鳥三十匹で一万五千ギルです」
ラファルの朝食を兼ねてのこの金額ならいいよね。ギルドカードに入金後、受付のお姉さんに宿泊を後一泊増やすようにお願いしたけど、大丈夫みたい。
宿の確保も出来たし、安心して店に出た。
私、荷物を何にも持っていないのよね。庶民の店へ行き、鞄と洋服を買う事にした。あまり大きな鞄だと目立ちそうなので小さなウエストポーチを買う。これはラファルの首に付けて貰う用なの。
我ながらいいアイディアだわ。
私も同じ物を買い、お揃いにする。何故小さい鞄かというと、鞄に原始魔法を掛けようと思っていたから。
初の試みなのよね。上手くいったらテントを買って鞄に入れる予定なの。
早速、少し興奮気味に宿泊している部屋に入った。
鞄にラファルが取り除いた魔鳥の魔石五個を鞄の中へ入れ、原始魔法を唱える。
『神々が仕えし空間をここに示せ、カオス』
小さな魔石五個分で一週間程の期間を維持する空間はどれくらいの大きさかしら?
ドキドキしながら鞄に手を入れてみる。
手を奥まで入れても底がわからない。とりあえず、もう一つの鞄を中に入れてみると、さっと見えなくなったわ。取り出そうと手を入れても取り出せない。
えぇ!? 失敗? 鞄よ、返ってきてー。
焦って鞄を探すと鞄が手の中にスポッと入った。
もしや、イメージすると取り込んだものが出てくるの?
鞄に鞄を入れるという行為を何度か試して理解したわ。
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